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  • 山崎 美穂

医学常識はウソだらけ 三石巌 著 を読む ーその前にー

最終更新: 5月11日

昨日、患者さんから、「ビタミンEと鉄は同時にとると、鉄の吸収が阻害されるって」という話を聞き、これまで適当に本を読み飛ばしていたことを反省しました(怠惰)


そういうわけで、これからちょっと、ブログで読んだ本をまとめてみようかなと思います。



その前に、「なんで、鍼灸師が栄養の話なんかするんだ」と思われる方もいるかもしれません。


ちょっと説明しておくと、


当院は、鍼灸を、東洋医学の外科部門と考えています。


鍼灸師ごとに鍼灸の定義も色々、やり方も色々ですが、私のやっている鍼灸はコリを取り除き、血行を改善することで、身体を治すといものです。


コリを取り除くという過程で、わずかながら、体の細胞を破壊しているわけです。


その分、しっかり栄養を摂ってください…と患者さんにお願いしています。


小さい手術でも、手術なので、術後の栄養補給が大事だよー、という話です。




最初は、タンパク質をしっかり摂ってください(身体の材料だから)


くらいの話でした。




ところが、あるとき、京都大学の先生から、体に必要な鉄の話を聞きました。


鉄不足というのが、私が思っていたよりずっと健康に影響しているかもしれないという話でした。


その話を聞いて、私は早速、「鉄卵」を緑茶に入れて飲むようになりました。


その効果はすごくて、私は2年ほど生理がとまっていたのですが、それが復活しました。


また、低体温だったのに、体温が上がりました。




その上、鉄茶を飲んだあまりの茶葉を、まぁ、生ごみだし?と、植木にあげていたんですね。そしたら、植木がぐんぐん、目を見張るほど成長しました。あんまり育っても困るので、茶葉をあげなくなった途端、成長が止まりました。


これは確かに鉄の影響力ってあるなぁと思いました。




その京都大学の野中鉄也先生は、鉄々倶楽部という会を主宰しておられるので、興味のある方はフェイスブックで調べてみてください。


その先生は、物理学教授なので、地球の誕生から、生命の歴史を考えると、鉄という比較的ありふれた金属が、私たち生物の「生命活動」全般にとてつもなく影響するはずだ、という仮説を立てて、そこから検証しています。


ですので、医学という限定された枠ではなく、「地球再生」という視点があります。




かたや、今から読もうとしている、『医学常識はウソだらけ』


この本の著者である、三石巌先生もまた、医者ではありません。専門は物理です。


三石理論は、「分子栄養学」と名付けられています。


独自の経験と観察から、ビタミンの大量摂取が必要という結論に達しました。




一方、ノーベル化学賞を受賞したライナス・ポーリング博士という人がいます。この方が提唱した「分子矯正医学」(オーソモレキュラー)というものがあります。これまたビタミンの大量投与が重要という考え方です。




よく似た考え、よく似た結論に、別々の方向からたどりついた人が何人かいるわけです。


提唱者である三石先生と、ポーリング博士は、いずれも故人です。


現在、三石理論、オーソモレキュラーを推進している人は、それぞれ別の人で、別の形でそれぞれの理論を推し進めています。




中でも本が手に入りやすく、読みやすいのが、三石理論を推している、広島の精神科医の藤川徳美先生という方がおられます。


この方の本が良く売れていて、手に入りやすく、また読みやすいです。


すべての不調は自分で治せる』藤川徳美(kindle版)




私の立場をはっきりさせておきたいのですが、私には、色心不二という仏教の考え方が馴染みます。


物事は短期、中期、長期で見なくては良し悪しを判断できません。


また、ミクロからマクロまで、俯瞰してみることを重要だと思っています。


ですから、ヒト<生物<環境<地球 という大きな視点で、鉄というものの循環を観る考え方に惹かれます。


生命の歴史という視点で見ると、鉄という触媒を利用してエネルギーを作り出す生物の頂点に、人間がいます。


鉄が不足すれば、私たちは効率よく動けません。


人類は、これで、かなり身体の大きい生物の一種ですので、エネルギー生成不足はかなり深刻なのです。特に頭脳労働はエネルギーを食う作業で、私たちがよりよく生きたいと思うなら、もっと鉄に注目すべきなのだと思います。




と、本題の前に寄り道が過ぎました。


これから三石巌先生の、『医学常識はウソだらけ』を読んでいきます。


三石理論と、先ほどの鉄の話をしている野中先生はまったく別の話です。


この本を読む理由は、分子栄養学を推し進めている藤川先生が典拠としているのが、三石先生の理論で、その三石先生の本の中でも、この本が初心者向けで読みやすいからです。


まず読み始めてみましょう。



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