検索
  • 山崎 美穂

おうちで焙煎してみませんか?

最終更新: 4月26日

皆さん、コーヒーってどんなのを飲んでます?


自家焙煎珈琲を飲んだことってありますか?


自家焙煎珈琲って掲げている、コーヒー屋さんありますよね。


皆さんの自家焙煎珈琲って、「純喫茶!」ってイメージでしょうか。


それとも、最近はやりのサードウェイブとかでしょうか。


え?サードウェーブなんて知らない???


私も知ったかぶり。


それは…


サードウェーブというからには、ファーストウェーブと、セカンドウェーブってのが、過去にあったはずです。


ネットでググっての情報なので間違っているかもしれませんが、それはこんな感じだったらしいです。



第一の波

ファーストウェーブは、なんと!!19世紀後半。


19世紀末って、18××年。昭和じゃない。江戸だ。怖い。


この期間が、コーヒーが一般に流通し始めた時期。


珈琲を大量生産して、安定供給できる時代になったってことみたいです。


紅茶を差し置いて、人気の飲みものとして、生活に浸透したのでしょう。


ボストン茶会事件をググったら、1773年。18世紀末じゃん。


一般に普及するより100年前には、コーヒーがあった…でも、安価で安定供給できるようになったのは、19世紀末だった…ってことでしょう。


庶民も、コーヒーをたしなむようになって、コーヒーが大量生産、大量消費され始めた、と。資本主義!って感じですかね。




第二の波

では、セカンドウェーブ。


別の言い方で、シアトル系とか言われる奴です。


ファッション性の高いコーヒー文化、カフェ文化。


いつの頃かと言うと、1960年代。


おいおい。


スターバックスが、アメリカのシアトルで創業されたのが、1971年らしいですね。


wiki先生によれば。


スタバに入るのに「敷居高っ」と思ってた…つい最近まで。


それが恥ずかしい。だって、1971年って、私まだ生まれてない。


新しいつもりでいたけど、え、古いじゃん。


まあそれもそうか。


すでに「どこにでもある」存在です。



そしてサードウェーブ

ビジネスとカルチャー、それがサードウェーブを象徴する言葉でしょう。


トレーサビリティで、コーヒー豆の由来、作られ方にまで関心を持ち、生産地に配慮。


サスティナ女子なんて言葉もありますが、「持続可能」(←この言葉もたいがい古い言葉だけど、やっと近頃になって私たちの生活レベルにまで降りてきた)な社会を意識する。


「スペシャリティコーヒー」という概念は、「シングルオリジン」にこだわるウイスキーや、ワイナリーの個性を楽しむワイン文化に通じる話ですね。この酒造のこの年の、この製法で、もっというなら作った人まで誰か、まで、ルーツを遡る…単なる消費者という立場を超えて、作り方、作り手のこと、商品の持続的供給まで心配する。


地球温暖化や異常気象、途上国の劣悪な労働条件…みたいなものが、他人事ではなくなってきたからでしょう。


実際、チョコレートの原料のカカオの産地で、異常気象でカカオが採れなくなるかもしれない…なんて言われていますが、コーヒーも同じです。


サードウェーブは、「消費者が賢く」なって初めて実現しました。


わざわざハンドドリップで丁寧に「一杯の珈琲」を淹れる…というスタイルが、サードウェーブの特徴です。




珈琲の「アメリカン」

先ほどのファースト、セカンド、サードというのは、実のところアメリカの珈琲カルチャーの歴史を概観したときの観方です。


珈琲で言うアメリカンというのは、先ほどのボストン茶会事件と関係があります。


アメリカでコーヒーを飲み始めたのは、当時、アメリカの宗主国であったイギリスで紅茶が流行っていて、当然アメリカでも紅茶を飲んでいたのだけれど、イギリスが、紅茶に高い税金をかけるようになって、それにアメリカ市民が反発して、ボストンに停泊していた紅茶の輸送船を襲って、紅茶を海に投げ込んだ…という事件です。


以降、アメリカでは、それまで飲んでいた紅茶の代わりとして、味を紅茶に近づけるために、浅く煎った豆で珈琲を飲むようになった…これが「アメリカン」という話。


実際のところは、アメリカ人は自分たちの珈琲を「アメリカン」などと呼ぶことはなく、和製英語です。アメリカに出張していた人たちが、アメリカ風の珈琲を懐かしんで、日本でも流行るようになったとか。




もう一度サードウェーブ

サードウェーブって言うのはアメリカの珈琲の歴史と言いましたが、同じ潮流は、北欧、カナダ、ニュージーランドなどなどにもあるそうです。


サードウェーブと呼ぶのは適切ではなく、敢えて言うなら「珈琲文化が深まった」結果、同じところにたどり着いたと言えるでしょう。


それはお茶、ワイン、ウイスキーなど酒類が持つ、長く深い歴史に、珈琲の文化が追い付いてきたという言い方もできるでしょう。


キーワードは、直輸入。

品種、焙煎法、抽出、サイフォンやネルドリップなど道具へのこだわり。

シングルオリジン

そして「浅煎り」


浅煎りの方が、深煎りに比べ、豆の質を感じることができるためです。


そして先ほどからチラチラしている「シングルオリジン」という言葉。


豆の採れた産地や、採れた時期、畑が同一であるということ。


これまた、珈琲を深く理解するためには、「同条件」で揃えることが望ましいから。




日本の珈琲文化

サードウェーブと類似した文化が、もともと日本にはありました。


日本には茶道の伝統があったからでしょうかね。


「コーヒー専門店ブーム」というのが、1970年代にありました。


今でも、一杯の珈琲を、徹底的に、こだわって淹れる、それどころか、焙煎まで自前で手掛ける「自家焙煎喫茶店」が、全国くまなくどの町にもあります。


それはもう、煙たがられるほど、日本には「珈琲に煩い」人がいる時代が「途切れることなく続いている」わけです。何十年も前からずっと。


サードウェーブが流行る以前から、豆から珈琲を煎り、挽き、ドリップしていた。


でも、それはあくまで一部の「珈琲に煩い人」「玄人」の世界で、一般の人は、「そこまでしなくてもいいじゃん。十分●●Cの珈琲で美味しい」「缶コーヒーだって日本のは世界水準で美味しい」「なんならインスタントでも十分」


なんでそういう風に棲み分けが出来ちゃったか?


それは、なぜ豆に、淹れ方に、こだわらなければいけないか。致命的なほどの差があるのか、無いのか? その理由や背景が、ぜ~~~ん、ぜん、説明されてなかったからです。ただ味の差(がいくらかある)程度にしか思われていなかったからです。


だから、アメリカでサードウェーブを流行らせた「ブルーボトルコーヒー」が日本に再上陸していますが、珈琲文化がリバイバルしつつある今もまだ、「自家焙煎」している個人は、ほぼいません。




でも、本当はそんなもんじゃないんだよ?

珈琲を自家焙煎する意義は、味がちょっとそっと「美味しい、まずい」という程度の差じゃないんです。


珈琲の豆…当然植物だから、焙煎する前は「緑」です。


この豆。


確かに日本は、企業が世界から美味しい豆を買ってきてます。おかげで、高級な豆が安く、たくさん、どこででも出回ってます。


しかし、生豆(緑色の焙煎前の豆のことを「きまめ」と呼びます)を煎ると、めっちゃ脂が出るということを知ってる人はあんまりいません。


みんな、珈琲の煎った後の豆、黒い豆、しかも冷えた豆しか見たことがないから。または粉末にまで挽いた粉だけ見てるから知らないのです。


煎りたての豆を見ると、珈琲への認識が変わります。


「え、こんなに脂が出るんだ?」と。



珈琲を自家焙煎する人がこだわっているのは、その「脂の酸化」です。


酸化…これほど嫌われる言葉もありません。


身体の「抗酸化」が大事、酸化は身体が錆びること。ガンの原因になる…などと言われています。


自家焙煎している人たちは、生豆の品質や産地にも確かに煩いです。


でも、それ以上に、

「買って来た豆だと、いつ焙煎したのか分からない!」

これが嫌なのです。


半年前に焙煎した、古い脂がついた豆…そんなものは飲みたくない、と。


あなたが飲んでいる珈琲は、いったいいつ、焙煎した豆で淹れたものでしょうか?





https://www.youtube.com/watch?v=-_YDjUTyvN0

0回の閲覧

© since 2016 はりきゅう和 @大阪市中央区 キャンセルポリシー プライバシーポリシー