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  • 山崎 美穂

ダビデ、以外。

本屋で立ち読みしていた本に、こんなことが書いてありました。


ローマ法王がミケランジェロに訊ねた。


「そなた、よくぞダビデ像のような素晴らしい彫刻を、作り出せたものだな」



ミケランジェロはそれに答えて、


「簡単です。ダビデ以外のものを全部、排除すればいいのです」




集中すべきものに絞り、それ以外を排除できれば、気が散ることはない。


おのずと結果はついてくる。




ミケランジェロの仕事への徹底ぶりはすさまじかったらしいんですが、ちょっとついていけません。


そこで、その本では、もう一つ、


「幸福になるためには、不幸になるようなものを避ければよい」(うろ覚え)という格言も紹介されていました。


不幸になるとは決まってないけど、不幸になる確率が高いものは避けた方がいい…という話。




イケメンで影があって、かっこいい男だけど、一緒にいると、確実に不幸になれる…そういう男性。


に、あこがれる女性。


その不幸の中に、生きている実感という幸福があるんでしょう(たぶん)


そんな風に、幸福と不幸って、きれいに切り離せないことが、多いんじゃないでしょうか?





タバコは身体に悪い。


でもストレスがすーっと煙になっていく、あの感覚…(吸ったことがないので想像で言ってます)




家の外ではせっせと不倫。でもその不倫のおかげで、家族に対して良い家人でいられる。それで家庭内が安泰…なんだよ、みたいな話。




白と黒がはっきりしない、こんな世の中で~~♪♪




たぶん、白と黒をはっきり区別できる、ミケランジェロは、成功して当然だったのでしょう。




そして、もし、小さな家庭の幸福や、職場のストレスの軽減ではなく、もっと大きな幸福…それを大ざっぱに「成功」と呼ぶとしたら、


その成功が欲しくなったとき、ダビデ以外を始めて諦められるんじゃないでしょうか。




その「成功」というのは、社会的成功とか、経済的成功とか、ミケランジェロのような名声とかではなく、


もっと卑近なものだと思います。




たとえば、ガンの予防


たとえば肺疾患の克服


コロナウイルスで死なないため


など。




なんとか、今のやり方で、うまく行っているときに、何かを変える必要はありませんが、


もっと大きな成果を欲するとき、はじめて、「よし、ダビデ以外をあきらめよう」と決断できるんでしょう。


決断というのは、決めて断つと書きますが、その言葉通りの決断で。




でも、できれば、ガンとか、そういう大事になるよりずっと前に、決断できれば、もっといいですよね。




決断って、とかく大ごとのようですけど、


人生をライトに、ポップに、もっと簡単に、切り替えられたら、違う人生って、そこにあるんじゃないでしょうか。


葛飾北斎はめっちゃ引越ししたことで有名ですが、


ライトでポップに、決断しつづける方法が、北斎の場合、引っ越しだったのかも。


(引っ越しだけじゃなく、雅号も頻繁に変えてましたね)




本田宗一郎の言葉。


「困れ。


困らなきゃ何もできない」

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