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  • 山崎 美穂

月日は流れ…って、肝心なシーンが省かれてる。

原因と結果だけわかったら、その間の「経過」は「別に知りたくない」とばかりに省かれますが、省かれたその場面こそ、私たちの「人生そのもの」ではないでしょうか。


良い子がいて、まじめに努力して。。。大人になったら、大金持ちになっていました!大成功してプロアスリートに!芸能界で脚光を浴び!etc.


いやいやいや…鴨川会長(@『はじめの一歩』という漫画のボクシングジムの会長)の名言じゃないけど、


「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし…成功した者は皆すべからく努力しておる!!」by鴨川会長

誰もが骨身に染みて、そのことは分かっているし、感じていて。


その努力の部分、どういう風に努力したか、迷いはなかったのか。なぜ頑張り続けられたのか。


が知りたいのに、描かれてない。省かれている。


広告には、原因と結果しか描かれていません。


「先生の治療で、10年も苦しんだ××が完治!」

「朝晩塗るだけで、濃かったシミが消えました!」


原因と結果を安直に結びつけるマインドは、広告のおかげで(!?)磨かれます。


原因があれば、結果が来る…というのを「因果律」といいますが、誰もが「因果律」「因果応報」を当然だと思い込んでいる。




「あの人はあんなひどい目に合って…きっとこれまで隠れて悪いことをしていたんだ」


誰かのひどい不幸を、その人が何か悪い事をしていたからに違いない!と考え、


「あの人はあんな大成功をして、きっと人格も完璧なんだろう!」


幸運は幸運で、拡大解釈する。




因果律、因果応報という考え方は、本来そういうものでもないのですが、物事の単純化の手段として使われます。



翻って、鴨川会長のこちらのセリフ


「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし…成功した者は皆すべからく努力しておる!!」by鴨川会長

因果律を否定しています。


現実はこうです。


全員努力はしている。


でも、努力したものの一部は成功し、努力しても実らないものもいる。


そして、努力を実らせる方向に介添えするのが、鴨川会長のようなコーチ、指導者、または私たちのような治療家の仕事なのです。




サッカーが大好きな少年がいた。彼は将来Jリーガーになりたい!と夢見て、技術をどんどん磨いたうえ、深夜までDVDで色んな大会の試合を観て、戦術を研究…誰にも負けないほどの努力を重ねてきた。


間違いなく努力しているし、将来有望…だったはずなのに、


この少年は、Jリーガーにはなれなかった。


後で分かったことは、「成長期の睡眠不足」


身長・体格がプロとしてやっていくには不十分とされ、セレクションで落とされたのです。



もし、彼に良い指導者がついていたら、睡眠不足の影響に気づくこともできたかもしれません。彼は一人で努力してしまった。それだけ自発性も、知性もあった。けれど経験と経験から得られる知恵がないことに気が付かなかったのです。




もう一つ鴨川会長の名言から。


毎日の積み重ねがキサマらを弱くする! 漫然と日々を過ごすなっ。 四六時中ボクサーであることを自覚しろ。自分に足りないモノ、必要なモノを常に考えて行動せよ!!


毎日の積み重ね(努力)が、人を弱くする。


私たちは、毎日「良かれ」と思った生活をしています。


自分ではその生活を、何一つ間違っていないと思っている。


しかし、それはJリーガーになれなかった少年の努力かもしれないのです。


どんな分野にも、コーチ、先達は必要です。




自分が何もかも分かっていると、驕ってしまえば、見えるものも見えないのです。


努力は実ると思うことすら、驕りかもしれないということを、鴨川会長のこの名言は言っています。




覚えておいてください。


私含め、医者は、完璧な指導者などではありません。


生物の身体のすべては、神のみぞ知る、です。


完璧な指導者はいないと思ってください。


だけど、それでも、あなたは健康の分野のコーチ、指導者を見つけてください。


「私のコーチ(仮)」


でいい。




「月日は流れ…」の月日には、紆余曲折があるのです。


それは単純な積み上げではない。


迷いの連続です。


それを「一緒に」乗り越えてくれるのが、「コーチ(仮)」です。




あなたの鴨川会長を探し、求めてください。




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