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「そこ!」というコリを狙える 大阪の鍼灸院 

次回、どのタイミングで受診すればいいのかわかりません。

一人一人回復力が異なりますので、同じ治療をしても、次回最適なタイミングというのは人それぞれ違ってきます。またメンテナンスと治療の場合でも異なり、治療の場合は、やはりお金もかかることですし、早く結果が欲しいですよね。なるべく間を詰めての治療が良いと思いますが、患者さんの感受性(ようは体力)でかなり変わってきます。


鍼灸治療には副作用というものがありません。


治療(刺激)に対する身体の反発で治していくというものなので、患者さんそれぞれの体力・回復力で違ってきます。


最短最速で結果を出したいから頑張る!という治療の場合、患者さんが体力のあるタイプであれば、毎日受診しても問題ありません。(体力のある人を、東洋医学では「実証体質」、逆を「虚証体質」と呼んで区別します)


それに毎日同じ個所を治療するというわけでもありません。

たとえば膝が痛いというのが主訴であっても、膝から足首に広がっているので、「昨日も今日も膝…ってのはちょっときついな」ということであれば、膝から波及している足首や太ももに治療範囲を広げることもできるわけです。


超回復の話を聞いたことがあると思いますが、その理論で言うと、毎日治療することは、「オーバートレーニング」のようなもの、つまり「やりすぎ」になります。



当院が考える治療頻度は、超回復トレーニングと同じような考え方です。


筋肉は「適切」に痛めつけると、筋肉はより強くなる。

けれど、オーバートレーニングしてしまうと、筋肉は、回復力を発揮することが出来ず、ただ傷つき、しおれてしまいます。


その人その人の体質に合わせて、最適のタイミングで受診していただくこと。その見極めは治療の一環です。


その見極めは、ご本人の協力なしではできません。


初診治療後、数日間の様子をご報告いただきます。


「翌日しんどかった」

「翌々日もしんどかった」

「その次の日の起き抜け、スコーンと抜けるように、前の日まであった痛みがなくなっていることに気がついた」


こうなったら、次回の治療はすぐでも大丈夫です。


初診時は、患者さん側は、うちでどんな治療されるか分かっていませんし、私もはじめての患者さんの体力の見極めは難しいので、このように観察結果で判断するしかありません。




治療と、筋トレはとても良く似ています。


鍼灸治療は、治療の「強さ」と「頻度」を変えることで、治療効果も変わってきます。


(1)治療後に、患者さんが「いたたたた…来るときより悪くなった」と感じるほど治療することもできます。


(2)「あんまり効果があったかどうかわからない」という程度に抑えることもできます。


すべての治療はこの(1)と(2)の間のどこかにあります。


●メンテナンスの場合の最適な刺激量●


メンテナンスの場合であれば、「ちょっと刺激があったけど、気持ちよかった。スッキリした」という感覚が「治療直後」または「治療中」からあれば、まあ「悪くはありません」


しかしメンテナンスの「ベスト」は、「翌日の昼すぎに」スッキリした感じがあった場合です。


●治療の場合の最適な刺激量●


体力のある人(実証体質)…「うぐぐ…身動きできない。ぐおおお」くらいの治療。治療後数日ダメージが残るが、ある日突然回復する。「あのひざ痛が消えた…」


体力のない人(虚証体質)…メンテナンスと同じ。


当院は、患者さんと治療情報をシェアするために、公式LINEで繋がりをもちますが、それは治療後の様子を教えていただくためです。


(もちろん、予約やキャンセル等の連絡もしますが)




でもこの話はもう一段深くなります。




自分で自分の治療頻度を決められるようになること


治療頻度や治療期間について、患者さんが自分で来院タイミングを決められるようになっていただくことが必要です。


なぜって、それを私が決めてしまったら、そんなの単なる命令です。


それに、治療頻度や治療期間の見極めがつかないというのは、自分で、自分の身体のことを、ちっともわかってないってことですから。


それはちょっと困るわけです。


目安として、

「忙しい人は二週に一回(月に2回)くらい来てみませんか?」

というアドバイスはします。


でもそれは、仕事の都合の方に合わせて、通いやすいだろうなと考えただけで、身体のことを第一に考えたアドバイスとは違うんですよね…。


どこかが深刻に悪いとき…たとえば「五十肩で夜、痛くて、痛くて、全然寝られなかった~~~どうにかして~~~」というときは不親切そのものじゃないですか。


治療もメンテナンスも、患者さんご本人が、自分で「ちょっと早めだけど、旅行前出し、前倒しで行っておいた方がいいな」といった判断ができるようになっていっていただきたいです。


…とはいっても、はじめて鍼灸治療を受ける人、これまで整骨院などに通ったことはあるけど、「ダラダラ通ってただけ」「行ったり行かなかったり」「なんかいつの間にか治った」「結局日にち薬だった」「治らなかった」…


そういう「治療院に行ったけど治らなかった」経験ばかりしてきた方にとっては、「治すためにはどれくらいの努力量が必要なのか」がおそらく想像できないと思いますので、できるだけアドバイスいたします。

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