もっと長く、遅くまで起きていられたら、あれもこれもできるのに!・・・「ちょっと待ってください!」というのが、今回の記事の狙い。若い人でも、くも膜下出血に倒れる人が増えています。
聞きなれないと思います。
高次脳機能障害
なんだか難しそう…
私には関係なさそう…
それが、若い人にも関係ありますし、睡眠時間を減らしたいと思うほど頑張っている人には、みんなに知って欲しい病気なんです。
■ 「やりがい」があった仕事
父親から会社を継いで社長となり、傾いた会社を立て直し、ようやく軌道に乗ってきた42歳のとき、「脳出血」で倒れた下川眞一さんという方が、Amazonから出版した本です。
下川眞一さん。1968年大阪府生まれ。
脳出血の後遺症として左半身麻痺と高次脳機能障害が残る。
■ 見えない障害
左半身麻痺は、外見から否応なく分かってしまうことから、「見える障害」と言えます。
ところが、「見えない障害」と呼ばれる高次脳機能障害は、本当に、外見からはまったくわかりません。
実は、私の母が、一時的にこの状態になりました。回復したので、高次脳機能障害とはいわないかもしれませんが、外見はまったく変わらず、普段と明らかに違う言動をとる母に、身近な家族は深いショックを受けます。
恐ろしいのは、この高次脳機能障害は、本人に自覚が乏しいことです。
周りからも普通に見えるし、本人も自分は病気だと思っていない…でも、記憶は長続きしないし、今日がいつだか、家の住所や電話番号すらわからない…。
「お母さん、今日は何曜日だったっけ?」
「いつだったかしら?」
「お母さん、お母さんのお父さんの名前は?」
「さぁ、なんていったかしら」
本人は、明るく、意外にケロッとしていたりしますが、病気である自覚がないため、次から次へとトラブルを巻き起こします。
そして、家族が疲れきってしまうのです。
周囲からも理解を得られず、社会から孤立して。
そんな高次脳機能障害者を支えるNPO法人があります。
私の友人で、言語聴覚士の西村紀子さん(通称くるみさん)が、理事をしています。
そのNPO法人Reジョブ大阪は、毎年、高次脳機能障害の当事者中心の、文化祭を開催しています。
健康の基本は、
食事
睡眠
運動
です。
運動は食事の代わりにはなりませんし、睡眠も食事のかわりにはなりません。
食事、睡眠、運動に替わる治療もありません。
どれも、日常にありふれたものですから、大事なものだということを見失ってしまうこともありますが、かけがえのない健康を守るために、絶対欠かせないものです。
私たちは、もっと時間があったら、ゆっくり寝たいと言ったりします。
でも、睡眠は、時間があるときにすることではなくて、ちゃんと寝て、ちゃんと食べて、運動して、
その残りが、やりたいことを、できる時間、なのです。
いつだって、後悔は後からやってきます。
大事な人と、食卓を囲む時間。
愛する人と、一緒に眠る時間。
どちらも、ありふれているとしたら、幸せなことですが、
健康を失ったら、ありふれた時間は、永遠に戻らない時間になります。
健康であることは、本当に稀なこと、幸運だということを、元気な今こそ、思い出していただきたいのです。
↑当院に治療に通うと、私から、食事・睡眠・運動!という話をくどいほど聞くことになります。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
「元気があればなんでもできる」と言いますがひっくり返せば「やりたいと思うことができないのは元気がないから」
子どもの頃、働く母親の背中を見て育つ中、どれだけ忙しくても続けられる治療院があったらな…と思ったことがきっかけで、気付けば自分が治療家になっていました。
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