胃、鍼灸師を悩ませる、気難しい王様

■ 胃は一番えらい…王様の臓器

東洋医学では臓器の王様は胃です。何をおいても胃を治して、食べ物を食べられるようにすることが一番大事。


私たちのカラダは、食べたもので作られているからです


胃が調子を取り戻したら、栄養でカラダは自然と治っていく…養生とは、胃を整えることなのです。


でも、胃薬で、つかの間、調子が良くなったと思っても、また食べて、すぐ荒らしちゃいますよね。


適量食べるということができれば、それが正解なのですが、それが簡単じゃない。


なんだか八方ふさがりです。


じゃあ、どうするか?


どこから手を付ければ、胃を治すことができるか?



治りにくい胃。

でも、何をおいても早く治したい胃に対して、鍼灸に何ができるのか?


…という詳しい話は次の記事で、今回は、ぼやっと胃のお話をします。



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私の母は、昔から(今も)かなりの大食いで、いつも胃を酷使しては、こう言っていました。


「一日、二日、食べなかったら治るのに…(食べないなんてできない)」


一日、二日、食べなかったら、ある程度調子よくなるでしょうが、本人、断食なんか絶対嫌だと言うし、もしやったとしても、元の食生活に戻ったら、再び胃を痛めることは、分かりきっています。


「じゃあ胃薬飲んだら?」


もちろんキャベ●●、パンシ●ンも、大いに結構ですけど、ずーーーっと、死ぬまで胃薬、飲み続けますか?


息が匂うのを気にして、口臭サプリを飲んでいるかたもよく見かけます。でも、カプセル薬って、もっと胃を痛めませんか?



○絶食・少食になる…効果はある。でも大変。


△胃薬…らくちん。だけど、根本的解決になってない。


×口臭サプリ…かえって胃の負担に。



皆さん、どんな風に気難しい胃と付き合っているんでしょうか?


■ 胃が荒れるってどういうこと?


「胃が荒れる」でググってみると、大正漢方胃腸薬のホームページが出てきました。


あなたの胃は元気ですか? 食べたものをスムーズに消化して、時間がくると快い空腹感を感じられる胃ですか?食欲があって、食事がおいしく感じられるのは胃が元気な証拠。胃もたれ、胸やけ、吐き気、げっぷ、食欲不振などの悩みを抱えている人も「体質だから」とあきらめずに、胃の底力をアップさせる方法を考えてみませんか。(文字の朱書き強調は引用者)

胃もたれ、胸やけ、吐き気、げっぷ、食欲不振…といったことが、胃が荒れるという言葉の意味するところだといえます。


もうちょっと付け加えると、口角炎(口の端っこが赤くなって切れたりする)や口内炎、舌が赤くなるなど、胃のムカムカ、口臭なんかも、胃が荒れていることから起こります




■ 胃が荒れる原因


胃液は強酸性ですが、胃を守るために他にも色んな液が出ています。粘液…ムチンです。粘液と胃液のバランスがとても大事なのですが、そのバランスがストレスや食べ過ぎで乱れることがあります。


胃が荒れた状態とは、胃酸と胃の粘膜とのバランスが崩れている状態ということもできます。


胃が荒れる原因は色々ありますが、こういったものが代表です。

□ストレス

□暴飲暴食

□カフェイン

□食事のリズムの乱れ

□喫煙

□薬の服用




■ 胃、腸、お肌は、いつも仲良し!


胃が荒れると、他にも問題が。


胃と腸は、口、食道から肛門まで続く、ひとつながりの「管」(くだ)の一部です。胃または腸のどちらに不調があっても、管の一部に起こったことは、管の他の部分にも影響します。


胃は胃。腸は腸。と区別していますが、ひとつながりの管で、機能がちょっと違うだけなんだと、イメージしてもらったほうがイイかもしれません。もっというなら、胃腸と皮膚も、そういうニュアンスでとらえてほしいかも。


胃が荒れると、てきめん肌が荒れます


ほらほら、口角炎がそうであるように。


にきび、ふきでもの、シミ…


顔にそういったものができるとき、実は胃が同時に荒れていることが多いのです


胃が荒れているなら、腸も荒れています。腸が荒れていれば、胃にも影響します。同様に、胃腸を治せば、お肌の具合も良くなるし、肌の具合が良くなれば、そのとき、胃腸もイイ感じなのです。


胃が機嫌を悪くすると、あなたの見栄えにも大きく影響します。


「胃、恐ろしい子!」




■ でも、たくさん食べられることは長所でしかない。


胃の容量は1.5リットルといいますが、フードファイターなんかを見てると、もっと広がってそうですよね。


胃は、広がったり、縮んだりします。食べ物や飲み物を容れると膨らみ、長時間食べないでいると、縮みます。


食べ物が入ってきたとき、胃の中を満たす消化液は強酸です。これは、肉など、消化に悪いものを溶かすためでもありますが、胃には、もう一つ役目があります。それは食べた物の貯蔵庫としての役割です。


胃が広がったり縮んだりして、食べ物をたっぷりいれることができるのは、私たちが一日中食べ物を探したり、食べ続けたりしないでいいように、多めに食べ物を食べて、保存(強酸がでるのはそのため)して、ちょっとずつ消化することで、エネルギー切れを防ぐ狙いがあるのです。


胃は、食べものの余剰分を受け入れる器なのだから、たくさん食べちゃいけない理由はありません。


むしろたくさん食べて太ることができるというのなら、それは一種の才能です。鍛えれば鍛えるほど無限に成長し、最終的には魔王すら倒す…あなたは、そんな「勇者の素質」を持っている、とさえ言えます。


…ただし、それもこれも、その食べた量に見合うだけ、運動していたら、という話。


実際、オリンピックに出場するような水泳選手は、一日に3000キロカロリー摂取することを求められます。食が細く、食べられないというアスリートは、苦労されるのだそうです。


そして、私たちの多くは、アスリートでもなく、普段あまり運動しません。


胃という「まったり生温かい」環境は、非常に「食べ物が腐りやすい」温度と湿度が整っています。だから、胃液が強酸なのですが、あまり運動しないということは、消化の進みが「ノロい」ということ。「ノロい」とは、食べ物が胃の中に滞在する時間が長いということ。


ピロリ菌ではありませんが、消化されずに、胃の中に残っている間、食べ物は胃を痛めつけています。


「運動しない人は食事を減らして」と「適量」「少食」が推奨される理由が、底にあります。


たくさん食べても、速やかに消化できるのならいいのです。運動しない人は、その消化が進みません。


運動しない人は「胃の、ノロい」にかかる



さて、そんなこんなで、胃という気難しい王様との付き合いに、私たちがどんなに苦労するかという記事を書いてきました。


次の記事では、鍼灸師が、胃痛にどう立ち向かうか?というお話です。



⇒関連記事「東洋医学で胃を治療する」





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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)


「元気があればなんでもできる」と言いますがひっくり返せば「やりたいと思うことができないのは元気がないから」


子どもの頃、働く母親の背中を見て育つ中、忙しくても続けられる治療院があったらな…と思ったことがきっかけで、気付けば自分が治療家になっていました。


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