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  • 山崎 美穂

鍼の太さは0.16㎜ 江戸時代と同じではありません

脳みそが文明開化以前の鍼灸師もいるにはいるかもしれませんが、ほとんどの鍼灸師は、使い捨てのディスポーザブル鍼を使用しています。


その太さは0.16㎜(日本鍼の基準となる1番鍼の太さ)


日本女性の髪の毛の太さは、0.08㎜(平均。すんごい髪が太い人で0.15㎜)


ですので、女性の髪の毛の太さの平均よりは倍も太いですが、鍼の太さは髪の毛くらいのものといってもオーバーであるとも言えません。


ま、細いです。




『医心伝心』という韓国ドラマがありました。


この主人公は、大昔の韓国の鍼灸師。


第一話で主人公が鍼を研いでいるシーンがあります。川で研いでいるんですが、これが太い。畳針くらいの太さです。


この手の鍼は当然ですが、繰り返し研ぎなおして使いますので、ディスポーザブルではありません。


日本も当然、使用する鍼がディスポーザブルになったのはごく最近で、1978年にセイリン株式会社が開発したディスポ鍼が「世界初」でした。




『医心伝心』の第一話は、私にとって結構衝撃で、鍼の太さもさることながら、医療と言えば鍼灸または漢方薬(とは、海外では呼びませんが)しかなかった時代なのに、


大の大人の患者さんたちが、鍼灸治療を受けるのを泣くほど嫌がってるんですね~~~


すごい悲壮な覚悟。痛い、怖い、嫌だと、顔に現れています。




いや、本当に申し訳ないことですが、そんな覚悟しなきゃいけないほど、鍼が痛かったのは、単純に太かったからです。


やっぱ科学の進歩ってありがたいもので、今の鍼は本当に細い。


床に落とすと探すの大変。


鍼が細くなったおかげで、鍼灸治療へのハードルは、だいぶ…かなり、下がったと思います。


それでも、まだ鍼を、古代の鍼でイメージしている人もいると思いますので、参考に写真をアップしておきましょう。




古代の鍼は、すごく形にもレパートリーがありました。


鍼灸は外科手術である、と何度もこのサイトでは言っていますが、元々は、傷口に溜まった「膿」を切開するために、薄い石片をメスのように使っていたんですね。


それがスタートだったもので、金属を製錬できるようになって、さっそく形が多様化しました。こんな感じです。



こういうのもあります。


現在、基本となる1番鍼は、この縮尺だと、鍼体部分は目視も大変なほど細いと思います。





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