鍼灸で、よく眠れるようになりますか?-2-昼間の緊張を夜まで持ち越してしまう

鍼灸治療を受けることで、不眠症が治せますか? 問題に決着をつけちゃいましょう。


その2です。


1では、不眠症の原因はとても複雑。ヒントは、患者さんの生活の中にある。解き明かすには、血液検査の数値ではなく、患者さんの生活を問診で詳しく伺うしかない…と話してきました。


そして、鍼灸は、一日数人の患者さんしか治療できない代わりに、じっくり患者さんのお話を伺う時間がとれるので、不眠症の治療にはもってこい!なんですよね。

■ 頼れる健康コンサルタント、鍼灸師


不眠症の原因をググってみると、こんなにたくさん出てきました。

  • 布団が冷たい(または暑すぎる)

  • 日中の興奮がなかなか醒めないから。

  • 枕が合わないなど、寝心地の問題。

  • 冷え症のため。

  • 運動不足のため。

  • 鼻がつまっているから。

  • 時差ぼけで。

  • 昼夜逆転の生活のため。

  • 騒音。

  • 家の周辺が夜でも明るすぎて。

  • 高血圧のため。

  • 治療に飲んでいる薬の副作用で。

  • 飲酒のため。

  • カフェインのため。

  • 日中眠いため。

  • 精神的な悩みのため。


このラインナップの中には、問診で原因を解き明かすだけでなく、鍼灸治療が効果を発揮しそうなものもいくつもあるんです。



たとえば、

  • 日中の興奮がさめない。

  • 枕が合わない(←こちらはすでに別稿で書きました)

  • 冷え症

  • 鼻がつまっている


今日はこの中でも「日中の興奮がさめない」という問題について、鍼灸の解決法を書きます。





● 日中の興奮がさめない


「日々仕事に追われ、家には寝に帰るだけ」


日中、あわただしく動き、働いて、その緊張をリセットできないことって、よくあります。とくに頭を使う仕事ってそうじゃありませんか?


本人的にも、せっかく考えがいい具合に煮詰まっているのに、休んでリセットしたくないって気持ちがあったりするんですよね。




不眠症の方には、「寝る前にお風呂にゆっくり浸かってください」とお医者さんがアドバイスすることがありますが、それだけ、そういうかたが多いからです。


そして、そういう緊張を持ち越す生活を長く続けていると、今度は本当にリフレッシュしたいときにも


「休みたいのに、休まらない!!」


と苦しむことになってしまう。


まさに典型的な不眠症です。




こういうかたの中には、「筋肉が緊張して眠れない」という表現で不眠を訴えてこられることがあります。


脳も興奮していますが、筋肉も緊張でガチガチなのです。とてもじゃありませんが、眠れるものではありません。






日中の仕事の緊張感を、夜お風呂に入ったり、ゆっくりすごしたりしても、解消しきれていない方は多いです。それだけ連続した緊張を無理強いされていると、筋肉はゆるむことを忘れます。


筋肉を強制的にリラックスさせるテクニックとして、マッサージがありますが、鍼灸にもマッサージと同じことができます。


「鍼だと逆に緊張しそう」と思われるかもしれませんが、鍼灸治療のリラックス効果はすごいですよ。バチッと音を立てて?筋肉が反応するほど、ゆるませます。





筋肉には、緊張する癖があります。


というか、筋肉には「自発的に」ゆるむ、という機能がないんです。


脳は、「筋肉よ、緊張しろ!」と命じることはできるのですが、逆の「筋肉よ、ゆるめ!」という命令に、筋肉は、どう反応していいか分からない。


筋肉がゆるむのは、脳の緊張しろという命令がオフになったとき時間をかけて、ゆっくりと、しかゆるまないのです。



オリンピック選手の筋肉が、触るとやわらかいという話を、聞いたことはありませんか?

力を入れると鋼になり、力を抜くとマシュマロになる。



これが、普通の人と、スポーツの神様に選ばれた人の差という人もいます。素質もありますが、訓練と、日々のケアのたまものです。(一流アスリートには鍼灸治療を選ぶ人が多いです)



「脱力」を訓練していない、一般人の私たちは、リラックスが下手です。その上、日々の生活や仕事で、「緊張しろ」「気を抜くな」「がんばれ」とせかされてばかりいると、筋肉は力を抜くことが全然できなくなっています。


長年のツケでガチガチになってしまった筋肉の緊張は、コリという形で固定してしまうのです。そうなってしまうと、後は押しても引いても動かない、頑固なコリの出来上がり!です。




■ 緊張した筋肉が鍼でゆるむ!


こわばった筋肉に鍼をすると、不随意運動といって、ご本人が意識しないのに、勝手に筋肉がピクッと動くことがあります。普段から無意識に身体をこわばらせがちな人には、よく起こります。


電圧が高まっている回路をアースするイメージといったら、伝わるでしょうか?


そんなようなことを、鍼灸はできるんです。




さらに! 緊張が癖になっているだけでなく、緊張のあまり「コリ」になっている場合があります。


コリとは、筋膜の癒着ですから、癒着した筋膜をひっぺがす!しかありません。


よく筋膜リリースというのをウリにしている整体がありますが、筋膜リリースは、鍼灸でやる筋膜リリースを、手技療法にアレンジしたものです。


「筋膜はほぐしてほしいけど、鍼が怖い~」という方が多いので、手技療法を考えだした方がいるんですね。


ただし、深部のコリを、皮膚の上からいくら頑張って触ろうとしても、触れるものではありません。直接、患部にアタックできる鍼灸の方が、効果は大きくなります。





重症の不眠症の方は、一度鍼灸を試してみてください。


外から働きかけずに、ご本人の努力や意志だけで、筋肉をゆるませることは難しいです。もちろん並行して自律訓練法や瞑想をしていただくことも必要です。


しかし、脳だけケアして、筋肉のケアを怠っては、不眠症改善に時間がかかり過ぎます。




実際に鍼を刺してみることは、緊張の度合いを測ることでもありますから、体験だけでも、一回鍼治療を受けてみてください。


不随意運動が起こりやすい首や肩だけでなく、色んな箇所で起こるとしたら、かなりの重症です。


大丈夫。


鍼の効果は抜群ですから。


続けていくと、筋肉も学習して、緊張しなくなってきます。


不随意運動も減ってきて、最後には、鍼を刺してもひたすら気持ちいい筋肉に変わっていきますよ。




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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)


「元気があればなんでもできる」と言いますがひっくり返せば「やりたいと思うことができないのは元気がないから」


子どもの頃、働く母親の背中を見て育つ中、忙しくても続けられる治療院があったらな…と思ったことがきっかけで、気付けば自分が治療家になっていました。


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