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「そこ!」というコリを狙える 大阪の鍼灸院 

鍼灸治療と栄養補給

断食は、わざと栄養を摂らないことで、身体の中の弱った細胞を壊し、細胞新生によって健康になるというワザ。


鍼灸は、断食より一歩進めて、身体の中のコリを破壊して、細胞の新生を促して治すというワザです。


どちらにも、長い歴史があり、効果が証明されています。




単に「昔からある」というだけで、


・今の技術の方が進んでいる

・科学的に効果が実証されていない


と思われているかもしれませんが、人間の身体についてのことは、発見よりも「再発見」「発見しなおす」ことが多いような気がします。


昔から良いと思われていたものが、なぜ良いのか。


科学的な証明が、後から追いついてきて、「やっぱり昔からあるものは良かったのね」と確認されたという話がよくあります。


ここ最近では、ノーベル賞を受賞した「オートファジー」の理論で、断食の効果が裏付けられたことがあげられます。




断食に健康的な効果があることは多くの人が感じてきましたが、その効果が科学的に証明されたのはここ30年ほどのことです。(ノーベル賞をとった『オートファジー』の研究


オートファジーの作用では、不要になったたんぱく質などを細胞自身がリサイクルし、新しいたんぱく質を作る材料にしたり、細胞内をきれいに保つ役割などをしていることがわかっている。食事で摂りきれないたんぱく質は、オートファジー作用で再生産しされたたんぱく質が補っており、これが生命維持に重要な働きをしていると考えられている。(HuffPost 記事より)


伝統的な医療は科学研究がまだまだ不十分


断食以外にも、健康において重要なものであるにもかかわらず、「お金にならない」こと、「目新しさがない」ことから、研究が進んでいない分野があります。


とくに


  • 鍼灸を含む伝統医療

  • 栄養学


の分野は、なおざりにされているなと感じているところです。




身体にコリがない、つまり代謝がまったく滞ってない人は滅多にいません。


たいていの病気は、先にコリがあって、コリから血流が悪化して、それが遠因になってガンや脳卒中など大きな疾患に繋がっていくのです。いきなりガンになるのではなく、いきなり脳卒中になるのではなく、脳卒中になる準備ができた(コリがある)身体が脳卒中を起こすのです。


風邪が万病のもとといいますが、コリも万病の元なのです。そんな問題のコリについて、どれだけ研究が進んでいるでしょうか?


製薬会社は、ガンの治療薬が収入源です。患者さんもガンの治療薬には大金を投じますが、「たかがコリ」をガンの元だと考えて、コリの治療に大枚をはたく…と言うことはしないでしょう。




「重病の患者を治した方が箔がつく」「お金になる」と思って、製薬会社や、お医者さんが研究をしたがらないわけではありません。医療従事者は、ひとが病気にならず、健康であり続けてほしいと思っています。けれど、消費者は、たかがコリ、たかが食べ物(栄養)には、お金を出したがらないということは、事実としてあります。


コリを取り除く=血行がよくなる=免疫力が高い身体になる


コリは、「お金にならない=研究が進まない」


おかげで今日も鍼灸師だけが日の当たらないところで、コリと戦っています。今後もおそらくそう簡単に状況が変わることはないでしょう。


しかし、本当に、昔からあるもの、昔から知られているものは、本当にそれほど価値がないのでしょうか?




栄養…身体にとって必要なもの


この世には、長年、青汁一杯で生きているという先生がおられます。そんな栄養学的に考えれば「飢え死」するはずの量しか食べていない人を「不食の人」と呼ぶそうです。


その方以外にも、「不食の人」が、この世に何人かおられるそうです。


特異体質なのでしょうし、万人にできることではないと思いますが、従来の「栄養学」は、「完成」してなどいないことが分かります。




私たちが知っていることは、健康についても、生命についても、ほんの一部でしかないのです。


それでもゲノム研究のおかげもあり、食べ物が体の中でどう代謝されるのか、どういう仕組みで私たちは生きられているのかということは、ずいぶん分かるようになってきました。


不食の人についても、おそらく腸内細菌の働きで、必要な栄養が作られているのではないか?とされています。




しかし、それでも栄養学が、その重要度に見合った研究をされてきたか?というと疑問です。


かなり昔の話ですが、アメリカのノーベル賞学者ポーリング博士が分子レベルでの栄養研究を提唱し、日本では三石巌という方が体験から、独自の栄養学を打ち立てました。


二人の意見は一致していて、「栄養不足が病気を引き起こすから、栄養をたっぷり摂ればかなりの病気は治る」という理論です。


それほど難しい内容ではないし、方法としてもサプリメントを摂るだけですが、まだまだ「そんな話聞いたこともない」人の方が多数派です。





最近になって、広島の精神科医の藤川徳美先生という方が、バンバン治療成果をあげ、一般書を出版されるようになり、日本国内で少しずつ栄養が見直されるようになってきました。


とくに発達障害、うつ病など、これまで治らなかった、治りにくいと言われてきた病気で成果が上がっています。





知っているようで知らない、分かっているようでわかっていない「たかが栄養」「たかがコリ」


たかが栄養は、「たかが」ではなかったことが分かっていただけたでしょうか?


次は、「たかがコリ」の話です。





コリが自然治癒しないのはなぜ?


私たちに自己免疫というものがある、ということは知られていますが、なぜ、たかが肩こりが、自然に治っていかないのでしょうか?


運動したら治ると聞いて、ジムに通い始めた人もいますが、治る人もいれば、治らない人もいるようです。なぜなんでしょう?


運動して肩こりが治った人は、自己免疫力が、治らなかった人より高かったのでしょうか?




私が思うに、「たかがコリ」の肩こりは、治療したって、そう簡単に治る病気ではないってことです。


「たかがコリ」といいますが、そもそも私たちはどれくらいコリについて知っているでしょうか?


ほとんど研究は進んでいません。ちょっと前までは、老廃物と乳酸の塊と言われていましたが、それを観た人はいません。今は筋膜の癒着と言われています。筋肉には必ずあるものだから、それがコリの原因だと気づかれなかった・・・ということのようです。


そもそもコリという単語が、どこかあいまいに感じませんか?


コリの原因は、今は、筋膜の癒着だと言われている…言われているだけで、確定ではないのです。人はまだほとんど、コリについて何も知りません。




実際、皆さんがコリと言って意識できるのは、通常肩こりくらいだと思います。


でも本当は、身体の色んな部位に、深度に、色んな形で、コリが潜んでいます。



本当に色んなコリがあります。


ほとんど患者の身体を触らない医者や、MRI、レントゲンに頼る技師、揉んで終わりの治療家、骨をバキバキさせるだけのetc.は、身体に潜むコリにフォーカスして、そのコリを狙って鍼を刺す鍼灸師ほど、コリについて明るくないことでしょう。




鍼灸は破壊の医療、栄養は再生の医療


鍼灸は、ほっておいては決して治らないコリを破壊する医療技術。


栄養は、身体を再生させる材料の補給。


この二つ、破壊と再生はひとつながり。ワンサイクルで、どちらが欠けてもダメです。片手落ち。




栄養だけ摂ってれば健康になれるとしたら、大食いの人は皆健康なはず。


鍼灸でコリがとれれば健康になれる? 鍼灸治療を受けた後、しんどくなる人が少なくありません。治療によって体力を消耗しているからです。



補足ですが、


私たちは、栄養不足というより、栄養過多によって病気になることが多いです。


コリのたまった身体に栄養を補給してしまうと、屋根の上に屋根を重ねるみたいに、コリの上にコリが乗っかってきます。


コリを取り除かず、栄養だけ摂ってはいけないのはそういうことです。


逆に、体重を落とすと、コリのカサが減って、健康になったと感じる方が少なくないのは、そういうことです。もともとたまっていたコリが消滅するわけではないのですが、それ以前と比べてコリが減って、楽になると思います。





最後に


当院の患者さんには栄養について、口を酸っぱくして言っています。


「鍼灸治療は外科手術と同じ。コリを壊した分だけ、タンパク質と鉄を補給してください」という話から始まって、栄養に関する本もお勧めします。


栄養は毎日のことですから、食事に気を付けていただくことももちろん、さらには摂る栄養の質も重要です。




たとえば鉄は単体で摂ると吸収しやすいものではなく、ビタミンCと一緒に摂った方が吸収がいいのです。


サプリメントの質も色々あります。


日本に入ってくるビタミンCの原材料はどこ製が多く、このサプリは××製で品質がいいというのも、分かる範囲で説明します。


バカ高い「×××ズサプリ」とか、そういうものはお勧めしません。


安いばかりで品質がヤバイのも進められませんが。




栄養は、本当に毎日のこと。


鍼灸治療は、月に2回でも、食事は日に3回です。


まずは、スーパーやコンビニで、袋の裏に書かれた原材料をチェックすることくらいから始めてみてください。


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