2021年12月25日読了時間: 3分

37倍と、40分の１と。

『どこでも働ける、だれとでも働ける』という本を読みまして、尾原和啓という人の本なのですが、Amazonのリコメンド機能で上がってきたらしいです。

副題は「"これから"の仕事と転職のルール」

12もの会社を転々としている著者が、各企業で学んだこと、その企業のエッセンスだと感じたことについて書いてて、めちゃくちゃ興味深く読ませてもらいました。

#どこ誰

この本を読んで、猛烈に感じたことは、

私がやりたいことに、私は近づいているのか？ということでした。

この本の中に、楽天グループの三木谷さんの話が引用されています。

これは多くの成功者も同じことを書いていますが、三木谷さんは、一年365日、毎日の継続を重視しているそうです。

その象徴が、「１日１％の改善」

少し引用しますね。

どんなことであれ、毎日１％ずつ改善していくと、1.01の365乗で、一年で37.8倍くらいになります。それに対して、毎日１％ずつ力を抜いたとすると、0.99の365乗で0.026倍。つまり、一年で元の実力の40分の１まで下がってしまう計算です。つまり、一年で37倍成長するのと、40分の１まで退化するのと、どっちがいいですか、ということです。『どこでも働ける、誰ともで働ける』153p

増やす方は、37倍でしかないのに、減る方は40分の１って、なんかすごい、すごい損です。

さらに、人には、老化という要素が入るから、年齢によっては、1/40じゃなく、1/50とか、1/60とか…Oh…

昨日より１％頑張るというのは、大多数の人ができることです。

でも、365日１％成長し続けるとなると、継続できる人は、ほんの数人しかいません。

かくいう私もできやしません。

だから、お金を払う価値、プロを頼る価値があるんだなーと。

毎日1%は1.01の365乗。

私たちは誰もが、100%死にます。

だから違うのは、生き方の差だけです。

私は、今の、ありのままの自分、そんなに好きじゃないんですけど、たった1年頑張って、37倍成長した自分が手に入る…なんて、ずいぶん得な話じゃありませんか？

しょぼい私ですが、37倍も成長したら、自分を嫌わなくて済みそうです。