大人になったら、他人に注意をさせることは、ほとんどなくなります。
おそらくあなたも、同僚などに困った人がいたとして、その人を叱ったりしようとはしないと思います。
そんな中、お医者さんにとっては、患者さんを叱るのは、お仕事の一部。
そういうときは、本当に深刻だから言ってくださっているので、お医者さんが言うことは、ちゃんと聞いてほしいのです。
勝手な判断で、治療をずるずる遅らせたり、自分勝手な解釈を治療に持ち込んだりする患者さんがおられます。
その結果を引き受けるのは、間違いなくご本人です。医者ではありません。
子どもが勉強しないとして、勉強しなかった結果を、引き受けるのも、子ども自身です。
同じです。
正直、勝手な患者さんは、面倒みきれないというのが、ほとんどの医者の立場だと思います。
医者は、患者さんを叱ったり、指導したりするのが仕事の一部です。
今は、患者さんを怒鳴りつけるような医者はほとんどいませんが、
逆に、医者が、強めの言葉で言っている場合、それを勝手に3割引きして聞くのだけは、やめたほうがいいです。
医者が、儲けのために、「売らんかな」という気持ちで言ってると思われているかもしれませんが、そんなに一生懸命、一人の患者さんに商品を売りつけなくても、医者はそれほど困る商売じゃありません。
むしろ一人の患者にコミットする方が面倒くさい。コスパ悪い。別の患者、集客する方が楽です。
医者が、面倒くささと自己保身を捨てて、あなたに何かを注意しているとしたなら、ちゃんと聞いた方がいいです。
そもそも、
患者さんが自分の身体の状態を、医者よりよくわかっていたら、病院に来る必要はありません。
分かっていないし、自分では治療できないから来ているはずです。
だから、鍼灸師のいうことは7割で構いませんが、医者のいうことは、しっかり10割で聞いてください。
医者の言うことを無視すれば、それは最悪「手遅れ」という結果に繋がります。
医者の言うことだけは、無視しないように。
(セカンドオピニオンで他の医者の意見を聴くというのは、医者の言うことを無視しているのではなく、むしろ治療に積極的になるということで良いことです)
とかく「病院は行きたくない」「まだ大丈夫だろ、大げさな」とか、そういうのは、絶対やめてください。
倒れてからでは遅すぎる。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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