暦の上で、季節は秋に入りましたね。
今年は台風の影響で、気温が下がるのが早かった気がします。
秋の話をする前に、夏のことを話さなくてはなりません。
東洋医学では、病気は、季節をまたぐことで、こじれると教えているからです。
東洋医学で、夏を「生長の季節」といいます。
夏の3か月は、天地の間にさかんに気が交流すると言います。夏の養生法は、夜遅く寝て、朝早く起きること。怒らないこと。気持ちよく過ごすこと。
夏の満開の鼻のように、適度に気を発散させることが大切。
これに背くと、心気(心臓の気)が病む。
つまり、心臓がダメージを受ける。
「救心」のコマーシャルを思い出しますね。
夏の炎天下、歩道橋を上る人の心臓が「うっ!」となるという、CMです。
心臓は、筋肉のカタマリです。
私たちが死ぬまで休むことなく、働き続ける特殊な筋肉です。
筋肉って、案外目に見えない微細な傷がはいっていることがあります。
アキレスけんの断裂なんかも、断裂する前に、「アキレス腱炎」という段階があります。
急にぶちん!と切れるイメージがありますが、そうではなく、断裂する前に、すでにたくさんの傷が入った状態なのです。
心臓の筋肉、心筋は特殊な筋肉ではありますが、しかし筋肉です。アキレス腱と同じように、無理をさせ続けた心筋にも細かく傷がついていることがあります。
ただ、心臓が無理している、心臓に無理させてるという感覚がどういうものか、若い方、健康な方には、ちょっと想像しにくいかもしれません。
心臓をケアするという意味で、どういったことに気を付ければいいか、これから私も意識して観察し、研究していきたいと思います。
今度は本題の秋について。
秋は夏と打って変わって、「収斂」の季節といいます。
万物が成熟しきって、収穫の時期。
秋の養生法は、鶏と同じように早寝早起きをすること。
心安らかに、外に発散するようなエネルギーを出すことなく、秋の「収斂」(縮む、収縮する、収束する)の気に合わせた過ごし方をする。
これに逆らうと、肺を痛め、冬に下痢がちになる。(←これについては、私自身ピンとくる経験がありません。こちらも要研究です)
今の段階でここに書いてあることは、東洋医学の基礎、東洋医学の本からの孫引きです。
これからデータを集め、私なりに研究していく所存。
しかしながら、すでに天地の気が変わったという感覚はあります。
風の音が変わりました。
またおいおい残暑が戻ってくるかもしれませんが。
生活を夏から秋に。
季節に合わせた過ごし方を、はじめないとですね。
私も、夏だ!とばかりに、気合いを入れて、温冷浴やったり、寝る前に腹筋したりしてたんですが、秋は、収斂の季節ということで、ゆっくりストレッチをするくらいにして、しばらく徐行運転で行きます。
季節の変わり目の中でも、夏から秋は特別です。
皆様も慎重にお過ごしください。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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