勝ちに不思議の勝ちあれど、不思議の負けなし 松浦静山
失敗癖のある人は、はたから見ても、成功しにくいなぁという印象があるのですが、私たちはなぜ、実際に結果が出る前に、人の成功・不成功が見えてしまうのでしょうか? 一体どこを見て、そう判断しているんでしょうか?
「不思議の負けなし」って、やる前から負けることが分かっているってことですよね…考えてみれば不思議なことではありませんか?
ところで、失敗癖がある人といっても、案外、仕事はうまく行っていて、そこそこ出世もし、華やかに見えたり、社交的で、友達が多いように見えたりすることも、少なくありません。野心を達成することもあります。
ところが、失敗癖のある人は、なにかで成功をおさめても、成功の帳尻を合わせるかのように、実生活のどこかで同じくらいの大失敗をします。
それはたいてい内側の生活でどこか破綻することが多いです。家庭内離婚であったり、嗜癖行動であったり、大きなトラブルを抱えがちなのが、この失敗癖のある人です。あと友達がよく変わっているように見えます。
成功する人はこの逆です。大成功しないまでも「失敗」をしません。事業はそこそこ成功し、家庭に不和なく、健康ですし、長年の付き合いの友達が多いです。こういう人を見ていると、「失敗」を避けるセンサーでもついているの?と聞きたくなります。
失敗癖とはいったい何でしょう?
失敗癖は習慣の一種です。
■ 癖とは習慣です。
癖って、習慣になっていて、本人にとって(だけ)は、あまりに当然なこと、“常識”だ“これ以外ない”と、疑いをさしはさむどころか、自分の“癖”を“癖”だと自覚できないものです。
常識なんかではない、「誰もが自分と同じようにやるわけではない」ということが本人に分からないほど、自分自身と不可分一体になってしまっているのが“癖”です。
成功する人は、この“癖”を徹底的に避けて通ります。失敗する人はむざむざこの癖にハマりに行ってしまっているようなものです。
優秀さとか能力の差ではありません。むしろ失敗癖のある人は、成功する人より優秀かもしれないのです。少なくとも周りをよく見ていて観察力もあって、行動も早かったりします。
■ 才能が仇になる…失敗癖はピタゴラスイッチ
成功する人というのは、どういう人か。
色んな人が色んなことを言っていますが、実は難しい事でありません。ただただ、
失敗癖のない人
それだけですし、失敗癖のある人も、ちょっとしたことに気が付くだけで、失敗癖は治り、成功できる人、成功し続けられる人に、簡単になれるのです。
言い換えると、失敗癖のある人は、成功する人なら絶対にしないことを、あっさりと、やってしまっています。
「あっさり」やってしまう。ついつい、やってしまう。簡単だから、やってしまうのです。やってしまうことを悪いことだと思っていないから、やってしまうのです。それが大きな「やらかし」だと思っていないから。
しかしその「ちょっとしたやらかし」が発端で、行くところまで行ってしまう、ピタゴラスイッチみたいなものです。
たとえば、ダイエットしている人が甘いものが食べたいと思ったとき、身近にそれがなかったら、わざわざ買いに出かけ、口にまで運ぶ必要があります。
失敗癖のある人は、行動が迅速なので、すぐ買いに行く行動力があるのです。さらに頭まで良いと、買いに行くまでもなく、甘いものの買い置きが合ったりします。
失敗癖のある人は、失敗する準備をちゃんとしているか、してなかったらしてなかったで行動が早いのです。
■ 具体例でみる失敗癖
危険察知能力が高いと、失敗しやすいかもしれません。
大勢の人の中から、「ちょっとおかしい」「不審な人」を見分けるのが上手な人は、
発見
判断
との間がゼロ距離です。
発見、即、価値判断です。
「なにか、いつも見るものと違うものを見つけた」(発見)
「きっとあれは有害だ」(判断)
なにかを見つけると「害があるのではないか?」ということとを、すぐ結びつけるのです。
この人の行動原理は、恐れと、反応です。
変わったもの=有害
その瞬間、変わったもの=良いものかもしれない、という可能性は、髪の毛一本も入るスキがありません。
これでは、良い変化の兆しを見つけても、チャンスの女神の前髪がきらめくのを見ても、まったくそれと気づくことはできません。
なにせ、発見=有害 なのですから。
■ 失敗癖に陥る人は、失敗するための環境づくりが得意
成功者には単独行動する人が多いと言いますが、類友に囲まれるようになることが、失敗の入り口だからです。
いつもそばに仲間がいて、その仲間が、自分の言葉をエコーのように返してくれる関係(イエスマン)になっていることを、成功者は何より恐れます。
自分の言葉のエコーのような、仲間の反応を聞くと、それが真実だという思い込みが強化されるばっかりで、見るもの見るもの、何一つ疑問を持たなくなります。
思い込みを強化させてくれる情報しか耳に入らなくなってきたら、それが老化の第一歩です。
■ 失敗癖を要素分解すると
耳障りのいい話に弱い“癖”
都合の悪い情報を無視する“癖”
自分とは異なるものを怖がる“癖”
目新しいものを否定する“癖”
質問して恥をかくのが嫌だから質問しない!“癖”
小さな損をやたらと恐れる“癖”
多様性を認めない“癖”
ファクトを無視する“癖”
すぐ反応する“癖”
もし、質問して恥をかくのが嫌だから、質問しない“癖”さえなければ、目の前にある違和感のある事象に対して、質問するという選択肢があったことでしょう。
でも、失敗癖のある人は、まず人に質問しません。
自分より成功している人に、積極的に近づいたとしても、「私はなぜ成功できないのでしょう?」という質問をしません。
恥をかくのではないか。馬鹿にされるのではないか。恐れや不安が私たちを失敗に追い込んでいきます。
勝ちに不思議の勝ちあれど、不思議の負けなし 松浦静山
失敗のベースにある「恐れ」「不安」は、他人の弱みを利用する悪党からすればねらい目でしかありません。搾取の仕組みを作って流し込めば、一丁あがり!と引っかけられてしまいます。
失敗癖は、「習慣」を変えることで、何歳からでも治すことができます。
失敗癖をひっくり返せば「成功癖」
参考【一生損する】気づかずに「搾取」され続ける人の特徴TOP5
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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