美容鍼で悩ましいのは、青タンができることですが、
当院の患者さんには、プロテインでタンパク質をしっかり摂るようにしてもらうようになってから、青タンができにくくなっています。
青タンができやすい方は、プロテインを毎朝20g摂るようにしてください。
もっと早く効果が欲しい人は、一日に２回。
20グラムずつ飲むようにしてください。
1ヵ月から3か月で、目を見張る効果があります。
肌を強くするということに関して、美容液はプロテインには敵いません。
筋肉は、骨格筋と言って、骨にくっつきます。
例外は顔の筋肉で、筋肉の片っぽの端は、骨にくっついていますが、もう一方の端は、皮膚にくっついています。
「顔をあんまりゴシゴシこすってはいけない」
と言われるのは、顔の筋肉が皮膚にくっついている、繊細な筋肉だから。
そんな繊細な表情筋ですから、顔に刺激が強い施術は合いません。
つくづく、髪の毛より細い鍼は、美容に最適。
ただし、顔にある筋肉全てが、表情筋ではありません。
口を開閉する筋肉は、骨格筋。
とくに、咬筋という筋肉は、全身の中でも強い筋肉です。
この咬筋には、強すぎて、細い鍼では歯が立ちません。
食いしばりや、歯ぎしりの人は、側頭部にも、関係する筋肉があります。また、頭蓋骨の内側の筋肉も、関係があります。
その筋肉は、指が入らない場所にあるので、鍼でしか施術できません。
美容鍼を編み出した人は、そこまで考えていると思います。まさに天才です。
噛む筋肉が発達しすぎている人は、ゆるめてあげることで、フェイスラインが一回りくらい小さくなります。
小顔矯正とかで無理やり小さくするより、深部（内側）の筋肉を緩める方が、一回で劇的に効果がある場合も多いと思います。
中に詰まっているナッツを取り出せば、表面は柔らかくなるに決まっているんですから。
小顔矯正で、ある程度小さくなったけど、もう一段階なんとかならないか？と思っている人は、小顔鍼をお勧めいたします。
ただし…青タンの問題はよりシビアになります。
しっかりプロテインを3か月は続けてからにした方が賢明です。
美容鍼には興味あるけど、青タンが怖いという方は、栄養療法と鍼灸、両方同時に取り組んでください。
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お目をとめていただき、ありがとうございました。
PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師（国家資格 はり師＋きゅう師）
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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