アトピーの患者さんが、当院にはおられます。
もう二年目なのですが、現状、アトピー性皮膚炎の症状は軽くなってきています。
つまり、鍼灸治療により、アトピー性皮膚炎の肌が、見た目にきれいになってきています。
それは、「身体の深部に、コリとして溜まっている、かゆみ物質」(かゆみを引き起こしている物質)を、鍼で追い出すことに成功しているからです。
しかし、問題があります。
かゆみ物質が、どこから生まれているか突き止められていないことです。
根本原因は、かゆみ物質ができてしまうことですから、元栓を閉めない限り、死ぬまで鍼治療を続けなくてはなりません。
そうなることを、私は避けたい。かゆみの原因を、元栓を閉めたいのです。
東洋医学では、アトピーは、「瘀血」が原因とされます。
瘀血とは、血の汚れという意味です。
漢方薬に、駆瘀血(おけつを取り除く)ものがあります。
ある治療院では、そういった駆瘀血の漢方薬(どの漢方薬を使うかは、患者さんの体質など、複雑な要素で決まります)を処方すると同時に、厳しい食養生を、患者さんに課します。
それが、砂糖を完全に抜くことです。
最短でも、2カ月。まず、身体に溜まってる砂糖を抜くのにそれだけかかり、本格的な治療は、その期間が過ぎてからです。
2カ月抜いたら、砂糖を摂り始めていいのではなく、準備期間が2カ月という意味で、治療している間はずっと、砂糖を抜く厳しい食養生が義務です。
そういう考え方もある、ということですが、当院では、砂糖を抜くことを、駆瘀血、瘀血治療の条件にはしていません。
ただ、駆瘀血の考え方は、血液の問題が強く出ている患者さんの場合、積極的に取り入れていこうと思います。
瘀血に係る病気は、アトピーの他、
ガン
PMS、子宮筋腫など、婦人科系の病気
便秘(とくに、うさぎの糞のような、コロコロ便の場合)
肩こり
心臓のトラブル
があります。
見た目には、
冷え性
サメ肌など、肌荒れ
歯槽膿漏など、歯茎のトラブル。歯茎の色が悪い。
艶のない肌でシミが多い
そして、先ほども書いた、うさぎウンコで判断します。
肝臓や腎臓で、血液を浄化しているのですが、
その肝臓とか、腎臓がオーバーワークになるほど、身体によくないものを摂っていることが原因で起こります。
また、運動不足で、血液の動きが鈍化する、冷え性なのにお風呂に入らないので、やはり血液の動きが鈍って、そうなっていることも。
汗をかかないことで、余った水分を排泄する負担が、腎臓にばかりかかる…というのも、瘀血の原因です。
逆に言えば、汗をかくのは、瘀血改善に良いです。
他にも、駆瘀血には、カッサがいいです。
そもそも、カッサとは「瘀血を削る」という意味です。
とくに、皮膚と骨の距離が近い部位…のアトピーは、カッサがよく効いてくれます。
当院では、自宅でのケアに、カッサを使ってもらってます。
食事から、完全に砂糖を抜くには、患者さんの負担が大きく、覚悟を求められます。
アトピーの患者さんは、意識が高い方が多いので、私がやってくださいと言えば、真剣に取り組んでくださると思います。
ですが、同時に即効性も必要だと思うのです。
栄養療法だと、効果が出るまで時間がかかります(少なくとも準備期間の2カ月があります)
即効性があるのは、鍼です。
鍼灸治療をし、自宅ではカッサをしながら、食事療法に取り組むのが、アトピーのためには、良いと思います。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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