冷え性が何とかなりませんか?とよく聞かれます(とくに今くらいの季節ですね)
「鍼灸で何とかなりませんか?」
関心を持っていただいて嬉しいのですが、私は、ツボを使う鍼灸治療で冷え性治療をはじめたとして、
「一体いつ頃、体質って変わりますか?」
と聞かれても、「そのうち」としか答えようがない。
そもそも効くか、効かないかすらハッキリしないんですよね。
それが、当院ではツボを使った経絡治療をしない理由です。
一方、栄養療法は、とても効果がハッキリしています。
なぜ効果が出るのか、理論も明確。
当院の患者さんで、夏でも腹巻をしていた方がおられました。
「今年の夏は、腹巻をするのを忘れていました」
今、すでに季節は冬ですが、先週も、「まだ腹巻してません」と言っています。
かなり重度のタンパク質不足だった方です。
身体の材料は、タンパク質です。
三大栄養素と言って、
炭水化物
タンパク質
脂質
と習ったと思います。
そして、私たちが「主食」として、これまで大事にしてきたのは、炭水化物です。
でも、考えてみてください。
タンパク質は、身体に入ったら、筋肉や内臓なんかになることが分かっています。脂質も、脂肪として蓄えられると思っている。
じゃあ、炭水化物はどこに行くんです?
ご存じですか?
健康診断の結果の表が手元にあれば、ご覧いただきたいのですが、そのうち、「中性脂肪」という欄があります。
摂り過ぎた炭水化物は、この中性脂肪になるのです。
もちろん、消費できる分はエネルギーになります。
炭水化物は、身体の中でも、最有力のエネルギー源です。
でも、私たちは、江戸時代の人のように、身体を使って、エネルギーを燃やす必要がありません。炭水化物の行き先は、単なる脂身なのです。
現代人の、冷え性という体質の問題は、カロリー(熱量)不足で起こっているわけではありません。
むしろぽっちゃり型の方が冷えていたりします。
現代人の冷え性は、
食べたものから効率の良いエネルギーが作れない
エネルギーをつくれても、身体の中を上手に回せない
運動不足
この3つのどれか、というか、3つ「全部」が原因となって起こっている冷え性です。
運動不足を別にすると、あと二つは食の問題です。
冷え性の背景には、ツボや経絡以前に、食べ物の問題が隠れているのです。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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