鍼灸の薄毛治療をリリースしようと考えて、ググってみたところ
□市販の薬やシャンプーで生やす
□頭皮の環境を整えて生やす
□高級ウィッグを買う
□毛根の弱った毛に、人口毛を括り付ける増毛
□植毛する
□病院の治療を受ける
今、育毛や発毛の商品って、色々ありますね。
ちょっと調べてみて、「こんなにあるんだ~」と驚きました。
これだけあると、「じゃあどれが良いの?」って話です。
「鍼灸治療すればいいや」「ルート治療なら効くだろ」じゃなく、どんな薄毛治療の方法があるか、メリットは、デメリットは?お勉強してみました。
□市販の薬やシャンプーで生やす
□頭皮の環境を整えて生やす
□高級ウィッグを買う
□毛根の弱った毛に、人口毛を括り付ける増毛
□植毛する
□病院の治療を受ける
さて、どれが良いのでしょう?
(1)ウィッグ、増毛、植毛
まず、ウィッグ、増毛、植毛。この中で、どれがマッチベターでしょう?
私が、この中で一つだけ、避けたいと思うのは、増毛です。
ただでさえ弱ってる毛根。
「いっそ、この手でとどめを刺してやる」
というなら別ですが、弱った毛根に人工毛を括りつけるのは、良い作戦とは思えません。
この中でベストを選ぶなら、断然ウィッグかも。
先日、レディースアートネイチャーのお店で伺いました。
最近のウィッグの性能は素晴らしいの一言です。
この暑さのさなか、熱中症になりそうな怖さを、ウィッグに感じておられる方もいるでしょう。
しかし、最高品質のウィッグは、高いフィット力と、涼しさを両立させることに成功しています。室内で帽子をかぶっているような辛さに、四六時中苦しむイメージは、過去のものになっているようです。
もっとも、暑さ、蒸れ感がゼロ、というわけにはいきません。自毛の快適さは望めません。自前の毛がやはり最高です。
植毛…大変そうですが、フィット感はまず間違いないでしょう。
しかし、これも人口毛なら、ウィッグとどちらが涼しく、蒸れが少ないか。しっかり確認して、それから決めた方がよさそうです。
(2)自毛を生やす
暑さ、寒さを考えれば、自毛が生えてくるのに、越したことはない!と思います。
となると、比較すべきは、
□市販薬で生やす
□頭皮を清潔にすることで環境を整えて生やす
□病院の治療を受ける
私は、鍼灸師なので、やはり自然に逆らうことにちょっとばかり抵抗がある方です。ですから、ここからはポジショントークになります。
まず、
□市販薬で生やす
ですが、
「市販の育毛剤や養毛剤で、生えた人を見たことがない!」
そう。もし生えた人がある程度いたら、その養毛剤は、すごい話題になっているはずだからです。植毛や増毛、ウィッグなんて、とっくに廃れています。
最近は、病院で処方された薬ではなく、個人輸入で外国から入手したり、エステやなんかでオリジナルのサプリメントを扱っていたりします。
鍼灸院でも「幹細胞由来の●●●」というのを、扱っておられる院が増えています。
しかし、薬を使うのなら、病院に行って、正規の薬を使っていただきたいというのが、私の立場です。
つまり、何らかの薬、サプリメントを使って、発毛を目指すなら、
□病院の治療を受ける
の一択でお願いします。
理由は、効く薬には、必ず副作用が伴うからです。
男性型薄毛の例にはなりますが、AGA治療に必要な薬は、基本2種類だけだそうです。(参考にしたサイトはこちら)
フィナステリド
ミノキシジル外用薬(育毛剤)
この2つです。
それ以外はおまけ。
そのうち、ミノキシジルには、ミノキシジルタブレットと呼ばれる、内用薬もあるのですが、これは効果も絶大ながら、副作用も絶大。循環器に副作用が出やすいそうなのです。
そのため、ミノキシジルタブレット…略してミノタブを処方するときは、心臓の数値をモニターすることが欠かせません。
心電図って、病院でしか検査できませんよね。だから、薬を使うなら、病院で、きちんと処方を受けていただきたいのです。
これはあくまで、ミノキシジルの副作用に限定した話ですが、薬というのは、副作用がつきもの。せめて病院で検査をしながらにしてほしい、というお願いです。
どんな薬でも、効く薬には、必ず副作用があること、くれぐれも忘れないでください。
(3)頭皮の環境を整えることで生やす
発毛のためには、これは、他のすべての治療法とは別次元、いわば「前提」にあたります。
たとえ植毛や増毛であっても、頭皮の健康は、する上での必要条件になるはず。
シャンプーや、ヘッドスパ、炭酸マッサージなど、ほかのすべての薄毛治療、発毛治療と併用することができるものです。
鍼灸も大きく括れば、この「頭皮の環境を整える」に含まれます。
健康になるのに遠慮はいりません。薬ではないので、副作用の心配もないなら、どんどんやってほしいと思います。「薄毛の進行」を止める意味でも、薄毛になる前からやる価値があるはずです。
(4)薄毛の原因になるもの
ところで、薄毛の原因になり、発毛を妨げる、頭皮の状態を悪化させるものとは、なんでしょうか?
加齢による衰え
ストレス
生活リズムの乱れ
ホルモンバランスの崩れ
誤ったダイエット
誤った健康法
誤ったヘアケア
こういったものが、原因として考えられます。
こういったものに対し、鍼灸に出来る薄毛治療とはなんでしょう?
□ 患者さんに誤った健康法を辞めていただく
□ 誤ったダイエットを辞めていただく
□ ホルモンを含め、乱れた体のリズムを整える
□ 必要な栄養を摂っていただく(主に食事で)
□ 頭部の血行の悪化を引き起こしている、肩首のコリをとる
□ 頭皮のむくみをとって、血行を改善する
□ 血液が十分届いていない部分に、血を送る
(5)東洋医学で考える薄毛
東洋医学では、「髪は血のあまり」といいます。
血液が、あり余るほど、たっぷりあってこその髪。
そういう意味です。
鍼灸では特殊な薬は、一切使いません。
栄養は口から摂れるものだけです。
鍼灸は、身体と髪と頭を、別扱いしません。
身体に悪いことをして、髪を生やすということはできませんし、しません。
薄毛治療で、お薬を飲むなら、ほかでもない、専門の病院へいらっしゃってください。
中途半端な病院ではなく、できるだけ専門性の高い病院へ。
しかし、薬で生やすことに矛盾を感じるのであれば、また、薬を使うことのリスクを考えるのであれば、薄毛治療は、当院でなさってください。
薄毛治療の薬は、はじめたら、途中でやめることが難しいです。
鍼灸治療には、それがありません。いつやめたっていい。害はないのです。
そのことからも、薄毛治療の最初は、鍼灸院へおいでください。
3か月、当院の治療を試してみてください。
それで、どうしても生えなかったら、病院へ。薄毛専門のクリニックへ。
薄毛治療、最初は鍼灸を利用してみられることを、お勧めいたします。
病院での薄毛治療(男性の薄毛、AGA治療に関して)参考にさせていただいたサイトです。AGAクリニックの比較のコツについても書かれています。
(目次)
●「オリジナル治療薬」をアピールするクリニックは行ってはダメ。
●「患者ごとの完全オーダーメイド治療」は病院なら当たり前。
●メソセラピーやHARGは論外。治療がシンプルなほど予後は良好になる。
●薄毛治療薬の濃度調整以外、医師にやれることはないので名医を探す必要はない。
●大手の月3万円は高すぎ。1万円強払えば最高の治療が受けられることを知ろう。
●厳選AGAクリニックおすすめランキング
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
詳しいプロフィールはこちら>
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