スポーツをする人が、たくさん筋肉の材料を取り入れなくてはならないのは、当たり前とされていますが、
実は治療を受ける人も、タンパク質はしっかり摂らないと、身体が治りません。
「治る」ということは、「壊れた細胞」や「古くなった細胞」「傷んだ細胞」が新品の細胞に入れ替わるということで、それは、外科手術に限らず、どんな治療も同じです。
ゾンビになった人間が、元には戻らないように、一回壊れた細胞…傷ついた細胞や癌化した細胞も同じ、一回壊れたら元には戻らない。
白血球などに貪食されて、健康な細胞が細胞分裂して、壊れた細胞の代わりができるという形でしか、治りようがないのです。
湿疹ができていて、軟膏を塗るのも、同じ。
湿疹＝皮膚の細胞が壊れたってことなので、皮膚の新陳代謝を促すのが治療。
壊れた細胞の延命は、他の細胞の負担を増やすだけなので、治療にはならないのです。
そうやって、入れ替わっていく「動的平衡」こそが、健康の正体。
人間社会も同じような仕組みです。
そして、細胞分裂を促すってことは、たくさん血液を使うし、栄養を細胞が必要になるってことでもあります。
既存の健康な細胞に、いっぱい血液と栄養を与えないと、細胞分裂して増えないからです。
前に別の記事で書いたと思いますが、十分な量の「新しい」タンパク質が無い場合、身体はタンパク質を「リサイクル」で補います。
そして、リサイクル品のタンパク質は、どこか質が悪いのです。そしてリサイクルタンパク質で作られた細胞も、劣化コピーであることが多く、それが老化や病気を引き起こしているのです。
細胞分裂には、十分な栄養、十分な酸素が必要です。
特に、栄養とは、タンパク質のことです。
だから、アスリートだけでなく、どこか体調が悪い人も、しっかりタンパク質を摂らなきゃいけないのです。
アスリートも筋肉を成長させるために、古い筋肉の細胞はバンバン壊して、細胞を新陳代謝させながら、筋肉を育てていますが、病気の人が必要とするタンパク質量も、スポーツをたしなむ人と同じくらい必要です。
じゃあ、何グラムのタンパク質が必要か？
目安が100ｇです（身長、体重、年齢などでも、もちろん変わってきますが、100ｇは目安＝目指す必要がある量と思っていてください）
基礎代謝と身長体重が分かれば、きっかり計算できますが、身長体重関係なく、これくらいのタンパク質は最低限摂った方がいいという量です。
私は、自分の健康維持のため、また患者さんに健康上のアドバイスをするために、どうやったら必要な量のタンパク質が摂れるか、日々、試行錯誤しています。
まず、朝はプロテインを飲み、30ｇのタンパク質を摂るようにしました。通常一食20gなのですが、それでは足りないと考え、1.5倍量まで増やしました。
それでも、全然100ｇには追い付きません。
昼食で頑張らなくては、一日100ｇ安定的に摂取することはできないという結論になりました。
栄養成分が表示されている、コンビニを利用しようと考え、近所のローソンでタンパク質の豊富な食事を求めたのですが、
・サラダチキンスティック 11.5ｇ
・オイコス（ヨーグルト）かザバス 10ｇ～15ｇ
・ベイスブレッド 13.5ｇ
・子持ちシシャモ5尾 13.1ｇ
これだけ食べるとタンパク質48ｇ～。だいたい50gになります。
でも、食べるのが正直大変です…。
飽きますしね。
大食いだから続けられてますが、少食の人はとても無理ではないかと。
プロテインを飲むのは、やはり効率が良いタンパク質の摂り方なんだ、と思いました。
健康維持、老化対策の基本はタンパク質の摂取です。
その上で、一回壊れてしまった細胞を取り除く（コリをとる）ためには、鍼灸が必要です。
当院ではアトピーの治療を鍼灸で行っていますが、アトピーの治りにくさの原因が
１．タンパク質のリサイクル
２．古い細胞を追い出す力が弱い
この二つにあることが分かりました。
１…栄養療法。タンパク質をしっかり摂る。
２…壊れた細胞、古い細胞、コリを身体から追い出す鍼灸。
両方が必要で、どちらか一方ではダメでした。
しっかり覚えておいてください。
どちらか一方では片手落ちなのだということを。
当院の鍼灸と栄養療法（メガビタミン療法）は、きっとあなたにとって、健康づくりの一番の味方になれると思います。
大阪市中央区玉造の鍼灸院、はりきゅう和-nagomi-、土日も鍼療、木金は夜八時まで開けて、皆様の健康づくりのお役に立とうと準備しております。
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栄養療法について、毎日記事を書いています。通知が多すぎるかもしれませんので、調整してください。ご予約や、質問、記事への感想も当院公式LINEにて承らせていただきます。
お目をとめていただき、ありがとうございました。
PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師（国家資格 はり師＋きゅう師）
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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