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「そこ!」というコリを狙える 大阪の鍼灸院 

虫刺されの毒だし(更新)

3年ほど前に外スネを虫に刺されました。


自分で治療しにくい場所だし、面倒だったので、ほったらかしにして、忘れていました。


皮膚が硬くなっているし、たまに「かゆい…」と思っていたのですが、そのうち治るだろう…とタカをくくったのです。


先月、久しぶりに師匠に会ったとき、「それ、年取ってから神経とかにダメージ出るよ!ほっといたらダメ!」と叱られました。


たかが虫刺されと、侮ってたら、老後、ツケを払う羽目になる。


治療をすることにしました。




とはいっても、病院で治してもらうという話ではありません。

(ほんまは、外科か皮膚科なんだとは思いますが)


鍼灸師には、自分の身体のケアほど、勉強になりますので、自分で色々試してみることにしました。


まず、最初は、師匠のお手を患わせ、「糸状灸」というやりかた。



糸状灸


超ごく細サイズのお灸を、糸状灸といいます。


老眼だと、作ることはできても、まぁ、よく見えません。


通常のお灸は、灸点紙というのを、お灸と皮膚の間にかませて、皮膚に「あとかた」を残さないようにするものなのですが、


糸状灸の場合は、そんなことしたら、何にも効果がなくなるほど細いので、皮膚に直火焼きです。




師匠は、院の患者さんで、私と同じような状態だった方を、毎日!糸状灸をして治したことがあるそうです。


大事なのは欠かさないこと!


糸状灸は作るのにも技能がいるし、手間もかかる!


問題は、角度によっては自分ですえられない!




師匠の体験談ですから、糸状灸が一番良いはずですが、角度が悪くて、私もこのやり方は断念しました。




台座灸


台座灸の代表は、市販されている千年灸です。


私はそれよりちょっと立派(どでかい)、ユニコ社の台座灸を使いました。


なにせ、皮膚が超分厚くなっているので、少々あぶったくらいでは、効果も何もなさそうだったからです。
















これは、大体毎日くらい続けました。


最初はそれほど変化がある感じではなかったです。


しかし、続けていくと、次第に、なんとも言えない、しみ込むような感覚が出てきました。





虫刺されに鍼




















虫刺されに鍼をしました。


皮があまりにも分厚くなっていたので、お灸を繰り返してても、なかなか埒が明かないだろうと思って。


でも、これは失敗でした。


鍼を刺して、鍼の上にお灸をつける、灸頭鍼というのもやったのですが、患部から毒??が血液の中に入り込んだ???ような感覚があって。




なぜこんなになったのか?


おそらく、虫の毒または毒針が、体内に残っていて、


しかも、白血球などの、免疫細胞で、無毒化できなかった。




つまり、毒は「そのままの状態」でカプセル???


おそらく硬化した皮膚細胞で、包まれていたのだと思います。


それを破ったことで、毒の混じった血液が体内に吸収されることになった…


それが、虫刺されに鍼をした時、気持ち悪い感じがした原因ではないかと思うのです。




鍼をした後、胸がドキドキ動悸しました。

心臓まで毒が行ってしまったんじゃないか…と不安になりました。


幾らか体内に入ってしまったのは、間違いないと思います。





ソマセプト・絆創膏


皮膚を新陳代謝して追い出す方が、体の中に毒が入るリスクが小さいと思いました。


それで、皮膚表面からのアタック開始。


ソマセプトという、マイクロサイズの鍼がたくさんついたシールを貼って見ることにしました。


皮膚表面がガタガタなので、絆創膏で押さえつけるようにくっつけて、一晩寝たのですが、


翌朝、剥がしてみると、


「おお」


というくらい、硬化した皮膚がめくれました。


シールをはいだ後、また放置してたんですが、気づいたら浸出液がじゅくじゅくと出ていて、キモかったです。




「ソマセプトだから効いたのか?ただの絆創膏だったらだめ?」


絆創膏でも試してみました。

浸出液こそ出なかったものの、絆創膏でも表面はカサブタがとれて、なめらかになり、これはこれでよいもんだと思いました。





2022年11月26日(追補)



右の写真、グロくてすみません。

刺絡という治療法です。


これが最新の写真ですが、注目ポイントが2つあります。



注目ポイント1

一つ目は、すね毛。


以前の写真に比べて、いくぶん薄くなっているのわかりますか?


(現在もまだちょっと濃いかもしれませんが)


以前の写真をアップした時、見栄えが悪いことを友達に指摘されました。すね毛を剃ってから写真撮った方がいいと。


実は、あの濃いすね毛の変化を見ていただきたかったんです。


身体って、どっか悪いと、その部分、毛が濃くなることがあります。治ると薄くなるんで、治ってきたかが、毛の濃さでわかるんです。




注目ポイント2

右のちょっとグロめの刺絡写真。


ガラスのカップは、吸い玉または、吸角とよばれる、刺絡用の器具です。


最初は、皮膚が硬すぎ・分厚すぎで、吸い玉かけにくかったんです。


だいぶ皮膚が薄くなってきたんで、今はこうやって刺絡治療もできるようになったという変化です。




昔々、大昔。


鍼は、皮膚下にたまった毒や、膿疱を石で出来た包丁的なもの(メス)で切って、膿だしをするという技術としてはじまりました。


そういう意味では、この刺絡は、もっとも「歴史の長い」鍼の使い方です。


石のメスは、進化して、金属の鍼になりました。


鍼のもっとも基本的な使い方は、「身体の中の悪いものを追い出す」ことにあります。


衛生面では、現代医学に則った注意が必要ですけどね!




それにしても・・・・時間がかかる!


早く・・・3年前の段階で、本気で治療していれば、こんな手間はかからなかったでしょう。病院で切開してもらっても良かったと思います。


きっともっと早く治っていたはず。


動きが遅いために苦労してます。反省。




【大阪市玉造】で肩こりや酷い痛みにお悩みの方にオススメなのが鍼灸院はりきゅう和-nagomi-。他の鍼灸院とは異なりツボを使わない治療を行います。女性鍼灸師ですから、初めて鍼灸院を利用される方でも安心です。



 



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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)


大阪の女性鍼灸師


子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。


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はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-16-18

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