藤川徳美先生のFacebook記事(私は藤川先生の著書を栄養療法の教科書として使っています)に、石灰沈着性腱板炎の「栄養療法」的な治療法は、
1)カルシウム過多の牛乳を飲むのを止める。
2)マグネシウム単剤のサプリメントを摂る。
3)塩化マグネシウム入浴+にがり塗布
ということで、ご紹介します。
石灰沈着性腱板炎の話なので、この病気だけ、肩痛だけ、マグネシウムを摂ればいいと誤解される方がいるかもしれません。
でもそうではありません。
石灰が沈着するのは、肩に限った話ではありません。
私は鍼灸師として日々、腰痛の患者さんを治療していますが、
脊柱管狭窄症
腰椎すべり症
腰椎ヘルニア
など、腰の痛みを訴える患者さんの腰に、びっちりと石灰(らしきもの)が沈着していて、それを目で見ることはできませんが、鍼先で確認しています。
もっというと、
首肩コリ
繰り返す寝違い
手足のしびれ
などなど、鍼灸で出会う様々な疾患、しびれや痛みの症状を起こしている患部、もっと狭めて言うと、「骨」の表面に、石灰らしきものが沈着しています。
難治性のシビレは、とくにその傾向がハッキリしています。
当院にご来院の患者さんには、治療させていただくことができますが、遠方の方はなかなか来院が難しいと思います。
1)カルシウム過多の牛乳を飲むのを止める。
2)マグネシウム単剤のサプリメントを摂る。
3)塩化マグネシウム入浴+にがり塗布
であれば、自宅でもできることです。
(補足)
マグネシウムをこの記事を書いた後、とりはじめ、にがりも身体に塗布するようになりました。
その効果はゼロではないものの、鍼による施術と比較すると、残念ながらかなり効果は弱いものでした。
患部に直接アタックできる鍼の方が、速やかに痛みがとれます。
鍼治療の後、再発予防として、マグネシウムを摂ること、にがりを塗ることは有効かもしれませんが、治療効果は鍼に比べて不十分です。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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