ちょっとお説教になっちゃいますが、既往歴については、できるだけ記録を正確に教えてください。危険なことだからです。
これ、私自身、やらかしたことがあるんです。
私の以前の趣味は、献血。
「いいことして、ジュースも飲ませてもらえて、最高!」
と、街歩きで疲れるたびに(←)、献血していた時代があります。
今も血液はたっぷりある(血の気が多い)ので、献血できるのですが、できなくなりました(意味不明)
私は、デカいなりしてるんですが、実は意外と虚弱体質。
母にとって一番最初の子どもということもあり、難産で生まれ、生まれてすぐ、原因不明の謎の下痢で1か月ほど生死の境をさまよった(そうです)
当然、覚えてません。
その死にかけ状態のときに、母から輸血してもらっていたらしいのです。
ご存じかもしれませんが、献血って、輸血したことがある人は、しちゃだめなんです。たとえ私のように、生まれてすぐ(はるか大昔!)、母親からの輸血であってもです。
それが分かってから、献血はやめました。
貯めてた献血手帳は処分(証拠隠滅かよ)
当院は、鍼灸治療を、「簡易的な外科手術」と位置付けています。
そうじゃなくても、立派に外科手術。
鍼を刺す以上、目に見えないほどでも、「微量の出血」は必ずあります。
使った鍼は「感染性廃棄物」、、、危険なものなのです。
患者さんの中には、ウイルス性肝炎のような、伝染性の病気を、自覚無しに患っている方もおられるかもしれません。いや、「必ずいる」と思って、患者さんに接しなくてはならないのです。じゃないと、私が媒介になって、病気を伝染させてしまうかもしれないからです。
ですから、鍼灸学校では、非常に衛生面を厳しく教育されます。
とくに、慣れてきた頃が危ないというのは、車の運転ばかりではありません。
終生、油断することなく、…非常に失礼な言い方になりますが、
患者とみれば、病原体のカタマリだと思っておく
くらいのほうが、鍼や消毒の使い方が、慎重になってちょうどいいのです。
という話は前置きで、本当に、本当に、鍼はリスクのある治療法なのです。
最近は、とくに高脂血症とか、成人病で、「軽めの血液サラサラの薬」を使っている方が多いです。
鍼で作った小さな出血が命取り…ということも、ないとは言えません。
毒のあるフグがおいしいように、効果の大きい治療法は、すべてリスクがあります。
効果が強い鍼灸だからこそ、鍼灸師は当然、患者さんにも、あまり慣れ過ぎていただきたくないのです。
大事なことなので、もう一度言いますが、
患者さんにも、あまり鍼灸に慣れ過ぎていただきたくないのです。
とくに既往歴。
既往歴は、できる限り詳しく教えてください。
今飲んでいる薬があれば、薬も、調べて教えてほしい。
「自分が普段、何の薬を飲んでいるか、知りませ~~ん!」
なんて姿勢が一番怖い。
治療院、病院での「あるある」ですが、
目薬は薬じゃないと思って、書かなかった。
痛み止めは、薬じゃないと思って(以下略)
湿布は薬じゃないと思って(ry
薬が多すぎて、何を飲んでいるか分からなかったから(ry
鍼灸治療には関係ないと思って、既往歴は「ない」と書いた。
医者から警告されるような病気をしているのに、既往歴は(ry
やめてください。
後で、次から次から既往歴が出てくる、要注意の薬を複数飲んでいたことが分かる、そういうのは、本当に危険なことなんです。ご自身の身を危険にさらすことなのです。
私自身も、現代薬や、現代医療に完璧な知識など持ち合わせていません。
自分の医療上の記録、適当にしないでください。
本気で怖いんで。
もちろん、過去なくても、増えた場合は、都度教えてください。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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