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「そこ!」というコリを狙える 大阪の鍼灸院 

え、氷が食べたくなる?…それは貧血。

Facebookにこの記事を書いて、ずいぶん反応がありました。「私も!」「実は…」という方がおおくて。



グーグル検索すると、氷を食べたくなる病気…氷食症のことが出てきます。↓↓


原因不明である。ストレスなどによる精神疾患、または鉄欠乏性貧血、その前駆状態である「貧血がない鉄欠乏症」で氷食症が起こる事が確認されているが、原因の切り分けは出来ていない。(Wikipediaより)

まだ分からないことが多いのですが、氷が食べたくなることと、貧血には関係があります。




■ 鉄不足と貧血と「氷が食べたい」


鉄欠乏性貧血を具体的に説明しましょう。


たとえば、夏の暑い日に閉めきった体育館で運動していて、ときどき倒れる子。


汗と一緒にミネラル、ミネラルの中の特に鉄が流れでてしまって、それで貧血になって倒れることを「鉄欠乏性貧血」といいます。


汗の材料が、血液だからです。




運動の後に、でっかい水筒に氷をいっぱい入れていて、それをガジガジ噛んでいた子も、よくいましたね。まさにこれが氷食症です。


スポーツマンと貧血のイメージは結びつきにくい感じがしますが、意外に運動する人って、鉄欠乏性貧血になるんです。




母乳の原料も血液ですが、汗や涙も、原料は血液。


そして、血液の大事な仕事の一つは、からだの中を結構なスピードでめぐりながら、身体の冷えているところには熱を与えて、熱されているところは冷やす体温調節。


人間は、血液による「水冷式」で、温度調節をしています。


(つまり、冷え性や、カッカしやすい人は、熱が体の一部に偏在しがちで、十分巡ってないってことです)


氷を食べてしまう人は、身体内部に熱がこもっていると感じているのかもしれません。内側の熱なら、一番内側に氷を送り込めばいい…と、身体が氷を食べたがるのでしょう。






■ 栄養についてお話しすることも鍼灸師の大事な仕事


先日、お友達とお食事に行ったんですが、そのときに友達から言われました。


「実は氷を食べてしまう」って。


彼女は私が以前にブログに書いた、氷食症の記事を読んでくれていて覚えてたんです。


それで、自分は貧血なんだなって、分かったって。




もし、あなたや、あなたの身の回りにも氷が食べたい気持ちがある、という方がいたら、思い出してください。


氷が食べたくなるのは、貧血の症状だってこと。


ほかにも、爪をみて、なんとなく「平」だったり、爪のそりが、指の形に沿わず、逆にそりかえっていたりするのも、スプーン爪といって、鉄不足が慢性的に続いている証拠なんです。




栄養の中でも、特には、鍼灸治療と深い関係があります。


鉄不足だと、同じ治療をしても、早く治る、時間と治療回数がかかるといった差が出ます。


鉄とタンパク質が不足していると青タンができやすくなります。


青タンができやすい人のお顔は、ちょっと鍼しにくいです。


食いしばりとか、歯ぎしり、鼻炎…など、青タンができるから、治療できないなんて…本当に申し訳ない気持ちになります。






■ 鉄が足りないことに気づいたら?


お勧めはフェロケルという鉄剤です。


鉄の吸収をよくする、ビタミンCと一緒に摂ると良いです。


ちなみに、フェロケル、サプリの中じゃめっちゃ安いです。


特別高いサプリは必要ありません。


高いほうがイイ、お医者さんが推薦してるのがいい、って思い込み、あると思いますけど、そんなことはないので、自分の財布と相談して、できる方法で続けてみてください。




鉄のサプリの飲み方をググってみると

  • 胃を痛めるので食後がいい

  • 吸収を考えて食後2時間後がいい

という説があります。


個人的には、飲むと吐き気がする、気持ち悪い、という人を多く知っている気がするので、食後がいいと思います。


三食わけて摂るといった摂り方より、まとめて摂った方が効率がいいという説があります。鉄のサプリメントは、一日一回2錠、夕食後がお勧め。


いつまで鉄サプリを続けるか?という話ですが、最短半年。レバーが苦手で抵抗を感じる人は、レバーが平気になるまで、続けてください。慢性貧血の人は、レバーがダメなことが多いです。


タンパク質不足の人は、赤身の牛肉とかダメなことが多いです。




ちなみに、鉄の吸収率をアップするビタミンCは、一回の量を、2gずつ摂ったほうがイイらしいです。たいてい1000㎎つまり1gの処方が多いのですが、その倍がいい。


↓で紹介しているこちらは、ちょっとお高いですけど、粉末(割と大事)なので、飲みやすくてオススメです。

鉄もですが、鉄だけでなく、タンパク質やミネラル、ビタミンが不足している人は少なくありません。


これだけ飽食の時代と言われていても、栄養失調が蔓延しているんです。カロリーは摂りすぎ。ミネラル、ビタミン、食物繊維は不足というわけです。




氷を食べたくなるなどの症状から、栄養不足がわかっても、足りない栄養を補うって、一食や二食、多めに鉄を摂れば回復するというものではなく、意識して摂りはじめても、数か月から半年の時間がかかります



生理のある年齢の女性や、スポーツをしている方は、まずフェロケルを飲んで、2か月試して、体調が良くなるようだったら続けてください。


もし、あなたが鍼灸治療を受けている、またはこれから鍼灸治療を受けてみようかなと思っているとしたら、先に栄養の補充をはじめておいていただけたら、治療効果を早く感じることができます。


鍼灸治療を受けるまでもなく、悩みが解決してしまうことも。


鍼灸+鉄・タンパク質などの栄養補給で、なるべくお金と時間をかけず、体調を好転させていくのが一番です。






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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)


大阪の女性鍼灸師


子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。


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発行者 はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-16-18

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