働き過ぎて身体を痛め、
良い治療院が見つからず、
不調を抱えて、また働く。
働き過ぎの人。
それが当院の患者さんです。
自分のことは二の次に。
やるべきことを優先して。
でも、それって、本当に「誠実」な人がすることなのでしょうか?
「誠実」とは「自分自身に価値を置くこと」
これは、『7つの習慣』に出てくる言葉です。
「誠実」を、
▶他人との関係
▶他人に対する自分の態度
に「限定」して、とらえていませんか?
なんで、他人との関係「だけ」に限定するんでしょうね?
約束するとき、
赤の他人>ちょっと他人>身近な人>家族>自分自身
この順番で、約束を守るのが難しいのでは、ないでしょうか?
誰にも教えてない、自分との約束は、一番簡単に破れてしまいます。
赤の他人との約束は、案外きっちり守ります。
会社の上司との約束は、かなりしっかり守ります。
◆同じ人が、誠実になったり、不実になったり
世の中を見渡せば、
他人に誠実な人が、身内には不誠実だったり、
あるときは、誠実だったり、違うときには不実だったりします。
さて、あなたは、私は、誠実な人でしょうか?
それとも、部分的に誠実な人でしょうか?
部分的に…という誠実が、果たしてあり得るのでしょうか?
「部分的」と言っている時点で、確実に、「ある程度」不実です。
身内に、他人との約束は守るのに、家族との約束を破りまくっている人なんかいたら、「他人だけいい顔をして」と、腹が立ちますよね。
また、自分自身に誠実じゃない人を、誠実な人とは言えません。
最も守るのが困難な自分との約束を、守れる人こそ、「誠実な人」というものです。
自分に嘘をついたら、だまされるのも自分です。
自分に平気で嘘をつけるひとは、他人にはもっと簡単に嘘をつくでしょう。
当院は、キャンセルに寛容ですが、理由があって、
「予約は患者さん自身の、自分と自分のお約束」だと考えているからです。
この世で、自分の健康が大事なのは、自分だけです。
大事なことなので、もう一度言います。
自分の健康が大事なのは、自分だけです。
私はあなたの鍼灸師かもしれませんが、あなたの健康を、あなた自身ほど、大事に思えているわけではありません。そりゃもう絶対です。
あなたの健康は、あなた自身の問題です。
私はただただ、その問題の解決に手を貸しているだけです。
そこは絶対錯覚しちゃいけないことです。私も、あなたも。
もし私が、そんなこと匂わせでもしたら、私が、けたくそ悪い奴になりさがったということ。だから嘘でも、フリすらしません。しないようにしています。
もし、はじめて来院した患者さんが、
「何回くらいの治療で、治りそうですかね」と聞いてきたら、
「今ベッドに寝ているのが、自分自身で、
鍼灸師も、自分自身だとしたら。
あなたの体は、どんな治療を、
どれくらいの間、続ければ、
治せそうですか?」
と、逆に聞き返します。
あなたの体について、あなた以上に詳しい人間がいたら、おかしいですもんね。
しかも、私は、あなたとは初対面ですし。そんなこと、知ってるわけがない。
長年ボロボロにして、
手にれもろくにしてあげなかった大切?な体。
1回で治るイメージが、浮かびますか?
むしろ、治ると確信しているとしたら、私に「何回で治るか」なんて聞いてないのではないでしょうか。治る確信すらないって、相当じゃないですか?
「どんな治療を、どれだけ続けたら、あなたの体は治りそうですか?」
当院の鍼灸師、つまり私ですが、私は、
あなたの手足となって、あなたの身体を治療します。
あなたの手足です。
あなたの脳が望んでないことを、手足は勝手にしたりはしません。
私は、「治す」という「イメージ」に、「最も近い治療」を、ベストを尽くして実行する、部分的な「担当者」です。
「治す」
そう決めるのは、あなたです。
あなたこそ、治療の「主役」「意思決定権者」です。
口では「治す」といいながら、治すために良いことをしないのであれば、治るはずもないじゃありませんか。
逆に、あなたが、何をどうしてほしい、どこを、どういう風にしてほしいか、詳しく言っていただければ、言っていただけるほどに、私の治療は良くなっていくはずです。
しかし、あなたが、そもそも、自分自身に対して、ちっとも誠実でないとしたら、何も期待しないでください。
自分の心と、自分の体に対して、あなた自身が率直であるかどうかです。
自分自身と、自分の望みを、あなた自身がよく知ってるかどうかです。
ぼんやりとした期待ほど、扱いにくいものはありません。
明示された期待には、応える努力ができますが、妄想に近い「一回で治りますか?」といった願望のようなものには、沿うことができません。
これについては、世間の治療家にも責任があるのです。
誇大広告がまかり通っているものだから、一般の人は、治療院の治療を、医療の一つではなく、魔法に近いもののように感じてしまう。
患者さんが、治療費の安さで治療院を選ぶとしたら、それは、治療費以外の、治療の違いが見えていないから。判断基準がそれしかないから。
患者さんは、治療について現実的な想像ができないようにしてしまっている、原因の一部は、間違いなく誇大広告にあります。これは、治療家の、不誠実です。
患者さん側にだけでなく、当たり前ですが、治療家が誠実じゃないと、治療がうまくいくわけがないのです。
患者さんが、治療にぼんやりとしたイメージしか持てないとしたら、現実とすり合わせ、妥当な着地点と、正しい道筋を示すことは、治療家の仕事です。
正直分からない場合も多い。
「たかが肩こり」と言われる、肩こりというお悩み。治ったという人に、ほとんどお目にかからない。治療しても、意外なほど、時間がかかる。「まぁ治った…かな」といえるのに半年から一年かかる。
駆け出しの鍼灸師(私含め)、治せるかどうかわからない病気のほうが多い。
この世に400から病気があって、そのうち今の医学で治せるといえるのが、その一部でしかないのだから、何の不思議もないのだけれど。
ちょっと余談にそれましたので、話を戻しましょう。
患者さんと治療家と、双方が、誠実であれば、あるほど、治療の結果は良くなります。
逆に、不実であればあるほど、治療の結果は出ません。
人格が、治療結果を決めます。
これが、この記事の主題です。
これまで、何十人も治療してきましたが(5年を超える鍼灸院としては少ないです)
人格と治療結果は、深く関連しているというのが、私の結論です。
一般的には難しい疾患であっても、自分自身に誠実な人は、治っていっています。それだけでなく、ご自身も、幸せになって言っているように、私の目には映ります。
何か、治療を通じて感じたり、学んだり、しておられるようです。
こうして、幸せな人はますます幸せになっていくのだなと、感じています。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
詳しいプロフィールはこちら>
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