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「そこ!」というコリを狙える 大阪の鍼灸院 

センスと治る力

「私がやっているこの努力は、正しいんだろうか?」


その迷いから、「不安になって投げ出してしまった」けど「続ければよかった」「もっと頑張ってさえいれば」と後悔に襲われた人。


こういう悩みを、岡田斗司夫さんに相談した人がいたらしいんです。


それに対する岡田さんの答え。



デカルトは、こういう悩みを、「徹底的に考え尽くす」ことで乗り越えました。


でも、日本人には、そういう考え尽くす系のやり方ってのは、たぶん合わないし、忙しいご時世、そんなこと実際的じゃないだろうというのが、岡田斗司夫さんの見解。


そりゃそうだ。




その動画のタイトルがこちら。


『不安症なあなたに必見!心を強くする最強の方法!』


「今やってることって無駄なんじゃないか?」

からはじまって、果ては、「こんな状態の俺は生きていても仕方ない」まで行っちゃう人。



分かる、分かるわぁ。



この悩みを相談した人の、「判断力がぐにゃぐにゃ」という言葉に、私は痛みを感じた。




果ては…の結論は、わたしとちょっと違うけど、私は、「これって、私に選ぶセンスとか、判断力がないからじゃないか?」「判断力って、どうやったら身に付くんだろう?」ってな感じになりがちでした。




AとB、のるかそるか。どっちを選ぶか。やるやらない。


何でも正解を選べたら、人生くっそ楽なんだろうな!


これは、運が良いとか悪いじゃない、センスのあるなしだ!って私は思った。


センスの有無を嘆いたって仕方ないのにね^^




悩みって、最初は「これでいいのか?」っていう具体的な悩みから始まるんんだけど、最後は、自分の存在とかあり方とか、センスとか、そういう変えられないものまで問題にしちゃう。




これを、岡田さんは、具体⇒抽象 という言い方で表現しています。


具体的な「これでいいのか」という悩みが、


抽象的な「自分の在り方」という悩みに


いつのまにか、ズレてってる。




これは「癖」だと、そういう思考の癖なんだと、岡田さんは言っている。


つまり、具体的な悩みは、具体的な悩みで、とどめなよ、と。


「これでいいのか?」という悩みなら、なんか答えは出るけど、抽象的な悩みに進んじゃうと答えなんか人生かけても見つからなかったりするからね~~~




こういう風に、考えの焦点がズレがちな人は、あり方の軸もブレがち。


ぐにゃぐにゃの人と、自信満々の人がいるけど、それって「個性」だから変わらない。


逆に自信満々な人の例として、キングコングの西野さんの名前が出てくるんですけど、


ファンは彼みたいになりたい、自信満々になりたいって思うんだけど、それは生まれついての個性だから変わらないと思った方がいいよ、逆に西野は西野君でその個性で苦しんでるところがあるからね~~

てなことを、動画の中で岡田さんは言ってる。


自信がなくて考えがぐにゃぐにゃしてる人って、いろんなものを整理整頓するのが苦手。


だから、そういうぐにゃぐにゃタイプは、ある程度底打ちするところまで悩まないと気がすまないから、メモ帳持ち歩いて、全部書きなよ~~~とも、岡田さんはアドバイスしている。


私も、これはお勧めしたい。


ただし!!!!

うちの母親がこのぐにゃぐにゃタイプなんだけど、「全部メモしなよ!」ってアドバイスするんだけど、でも絶対やんないの^^


自分のぐちゃぐちゃになった考えを、自分で目にするのも耐えられないんだよね。


たぶん。


こういう人はある意味優しい。


「これはこれ、それはそれでしょう」というのが、できない、すべてを割り切れないでいる人。


「あれも、これも」になっちゃう人。




たぶんだけど、抱えきれないものを捨てられないんだな。あきらめられない。


ある意味「ケチ」に心が囚われている。


失うくらいなら、抱えきれない重さに潰されて死んでもいいとすら思ってしまう。


自分の手から零れ落ちてしまうことが、怖いんだよね。


そうすることで、大切なものを失ったことがあるから。


↑ これは、あくまで、うちの母の話なんですけどね。




ただまぁ…そういう痛みはそういう痛みとして、


自分が悩みをズラし(具体⇒抽象)てしまってることに、気が付いてない人は、まずそれに気づこう!



メモは心が痛いなら、とらなくていい。


でも自分の「癖」と「個性」については、ちゃんと自覚持っておこうね。


誰もがあなたと一緒ではないよ。


そして、あなたは確かに、同じ場所で足踏みして、進歩がない。


これは問題なんだから。





治療の現場でもこういう人がいる。


このタイプが患者だったら、ドクターショッピングをはじめちゃう。


もっといい治療法はないのか、もっといい解決法はないのか、もっといい、もっと自分に合った医者。




別に探したっていいんです。実際、技術は進んでってるわけで、もっといい治療がないわけがない。ないわけがないんですよ。どう考えたって。




でも、、、敢えて言うよ。


「あんた、ヒマだぁ」


お金と暇を持て余してしまってる。


これしかない、これにかける!という一途さがない。




必死で取り組まなきゃ、どこに行っても、何をやっても、「これだ」って思えないかもしれないんだけど、両手に抱えてるものより、自分が持ってないものが欲しくて欲しくて欲しくて…


それが治らない一番の原因だってことには、いい加減気づこう。これが今回、一番、私が言いたいこと。




とはいえ、私は、そういう患者さんをとめない。


なぜなら、こんな長ったらしい話をして、説得するのが面倒くさいからです。


お医者さん…はなおさらでしょう。


医療保険で治療料金決まってますから…労力に見合わない。


つまり、ドクターショッピングしてると、正規の医療からどんどん、どんどん、離れて、変なのに引っかかりに行っちゃうようになるの!




だからこそ、そういう患者さんは、保険が使えない実費の治療院に来るんでしょうけど、それって相手がヤクザがかった治療家なら、カモられます。


たっかいサプリメント、たっかいカウンセリングコース、たっかいなんちゃらかんちゃら…というメニューのご用意があるかもしれない。


そういう「困ったちゃん」対応のコースが、あらかじめ用意されてる。


必ず耳障りのよい「特別な患者さんのため」という名前でね。


この世の仕組みはそうなってる。


誰も料金に見合わないことには、手を出さないのです。


だから、自分が賢くならなきゃいけないんです。




結論、だから、是非やら当否を見極めるために、センスは必要ってことになっちゃうんですけどね。


この世は「騙されたくない人」より、「上手に騙してほしい」人が多すぎる。


医療で騙されちゃいけない。

騙すのは当然もっとダメだけど、本当にダメだからね!


医療で騙されたら、それは自殺と一緒だよ!!



 

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)


大阪の女性鍼灸師


子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。


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発行者 はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-16-18

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