身体を建物に例えたら、外から見える、触れるところって、「外壁塗装」です。
家にとって大事なのは、壁を何色で塗るかじゃなく、基礎、土台。
建物が建った後は、外から見えなくなる部分。
家でも、健康でも、そういう目に見えない部分が大事なんです。
中でも、わたしたち、医療者側から見えにくいのが、治療院の外での患者さんの生活。
治療しても、治療しても、効果がない…「なんでだろう?」と思ったら、患者さんの食生活に問題があった!
って話は多いもんなんですよ。
当院のメインの商品は、「体質改善」
そう定めたのはまだまだ最近で、
「わたしの母のような働く女性が、健康で、キャリアを全うできるように」健康維持のための鍼灸院をしたい、というのは元から頭にあったんですが、これまでなかなか一つの言葉に結晶しなかった。
それがやっと最近、「体質改善」ってことなんだろーなーと。
このブログをお読みの方は、耳タコだと思いますが、
治療は、治療だけじゃ、完璧じゃないんですよ。
治療の前に、ベースがいる。
そのベース(土台)ってのは、運動、睡眠、栄養。ベースによってつくられる、身体の基礎。
ベースがあるからこそ、治療ってのが成立するんです。
ベースがなかったら、たとえば、抗がん剤治療でも、白血球数が少なすぎたら、治療中止です。
今、栄養療法を学んで思うことは、家の手料理のことです。
母は、素材なんかは、ちゃんとしたものにこだわる人でした。
醤油は祖母の代から、決まったところにお願いしていましたし、そもそも父方は農村、母方は漁師町で、食材は良いものを食べていたはずなのです。
それでも知らず知らずのうちに、家族の健康は蝕まれていました。
睡眠は、皆良く寝る方だから問題なし、として。
おそらく、運動なんです。
「田舎あるある」で、自動車がないと生活できない場所だから、とくに母は、ほとんど歩かなかったので。
ベースである運動、睡眠、栄養。
治療が、これら土台の代わりにならないように、睡眠は栄養の代わりにならないし、栄養は運動の代わりにはなりません。
どれも、「替えが効かない」
私は運動音痴なので、患者さんに運動指導する資格もないですし、教えられもしません。
そんな中でも、患者さんに健康になっていただくためには、運動をお勧めしなくてはならないと思っています。
ただ、人からうるさく言われて、運動する気になったとしても、それって一時のことだと思うんです。
当院に来られたばかりの患者さんには、運動させたりしません。勧めもしません。
まずは身体をある程度立て直さないと、運動しようという気持ちに、なれないからです。
治療が進み、身体が治って、患者さんが、「そろそろ運動でもしよっかな~」と思うようになってきた頃、
「なわとびしてみませんか?」
とお声をおかけすることにしています。
そして、実際になわとびしてみることで、私が口を酸っぱくして何か言うより、多くのことを患者さん自ら発見して、「運動しよう」という静かな決意に繋がります。
人には、治ろうとする本能、良くありたいと思う本能があります。
なわとびは、きっかけです。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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