治療とは直接関係なさそうなことであっても、カウンセリングの話の流れで出てきた問題が、たまたま私が知っている健康に関する知識で解決できる（できそう）なものであったりして。
カウンセリングといっても、私は心理カウンセラーではないので、そういったメンタルなお話をしているわけでは、ありません。
最近つとに、知識ってのは、ある特定の分野にだけ役に立つってもんじゃなくて、思わぬ形で、違った形で役に立ったりするなぁってことを思います。
小学生の頃、『ニュートン』という科学雑誌を読みふけって得た断片的な知識が、患者さんとの共通の話題で、盛り上がることができたり、
高校のとき、社会科の選択科目がたまたま地理だったおかげで、どの県出身の方の郷里の話も興味深く聞くことができたり、
知識って、本当に役に立つと思うんです。
私の専門分野である、健康に関する知識は、とりわけ役に立ちます。
それはもう完ぺきとは程遠い、断片的な知識であっても、「あ、それなら皮膚科の病院にかかった方がいいかもよ」とか、「そのお悩みなら、内科じゃなく、神経内科ってところにかかった方がいいかもしれませんよ」とか、
そういったささやかなアドバイスでも、教えて差し上げるととても喜ばれます。
※案外、診療科どこ行ったらいいの？で悩んでおられる方は少なくありません。今は、総合病院にいきなりかかったりしにくいので、なおさら。
今回、カウンセリングだけで問題が解決できたなぁと思ったのは、お子さんが最近イライラしてキレやすくなっているというお悩みでした。
当院の患者さんには、とくに女性の患者さんには、鍼灸治療と並行して、
・鉄
・タンパク質
・ビタミンC
のサプリメントを早めに始めてほしいという話をします。
その方が、鍼灸治療単体でやるより、圧倒的に早く治るからです。
（というか、たまに、「治ったけどこれって鍼灸の効果じゃなくて、ただの栄養不足だったんじゃ…ｶﾞｸﾌﾞﾙ」…ということもあります）
あ、鍼灸が効いてないとか、必要ないとかじゃないですよ！
ただ、栄養療法を最初から始めた方と、後になって始めた方とで、治りにめちゃくちゃ差があるってことです。
それで、最近は初診の段階から、栄養の話はさせてもらうようにしているんですが、それが今回のように「カウンセリングだけで問題が解決」（今のところは、解決する可能性が出てきたって段階ですけど）
ってことになってきているんです。
今、栄養学はすごく進んできていて、栄養は、うつ病のような精神疾患とは切っても切り離せない関係で、子どもさんの発達障害とも関わるし、アトピーも便秘も、あれにもこれにも、栄養は本当に大事なんだって、繰り返し学ばせてもらっています。
身体は、食べたものからできている
本当に、本当に、そうなのです。
これからも、初診の患者さんには、鍼灸治療と並行して、栄養を摂っていただくようアドバイスしますし、従来からの方にも、上記の鉄、タンパク質、ビタミンCはしっかり摂っていただくようお願いしていきます。
が、メンタルのお悩みに関しては、私より、専門の優れた先生をご紹介させていただいたほうが良さそう。
身体に関するお悩み相談なら、意外な解決法を、私が知っていることもあるので、試しに相談してみてください。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師（国家資格 はり師＋きゅう師）
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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