皆さん、コリの実物はご覧になったことがないというのは、本当ですか?
ご安心ください!
私も、この目で見たことは一度としてありません!!
しかし、厳然としてコリは存在しています。
肩の重さ、漬物石のような存在感を誇っています。
しかし、近年の研究では、コリには実態はないものとされています。
コリの正体とは、「筋膜の癒着」説が有力だからです。
しかし私は、「筋膜の癒着だけが、コリではない」と考えています。
表題の通り、私が日々、鍼先で格闘しているコリは、歯垢や歯石のような感触の、かなりサイズの大きいものです。
なんとなく、カルシウム…石灰…それも粥状(おかゆみたいな、ドロドロした状態)で、放置しておくと悪化して、歯石のように固くなるものなのではないかと考えています。
鍼灸師なら、誰もが鍼を刺していると思うのですが、鍼灸師仲間でも、この感覚を知っている治療家は、十三の「掃骨ケレン療法」の小橋先生くらいで、ほかの方とはこの話題で盛り上がったことはありません。
骨、とくによくくっついているのが、脊柱から腸骨(寛骨、骨盤と言った方が伝わるでしょうか?)のキワにびっしり詰まっていることが多いです。
これほどまでに存在感があるのに、死後解剖したところで見つからないらしいので、お亡くなりになった方の身体からは消えるのかといぶかっています。
おそらく、消えるのではなく、「ありふれたものだから」コリだと認識されていないのだろうと思います。
カルシウムだと想定している理由はいくつかありますが、異所性カルシウム沈着という現象が知られているからです。
これは、前に記事でちょっと書きましたが、五十肩と同じような部位に痛みが生じる、石灰沈着性腱板炎腱板炎という病気があります。
まさに「石灰」「カルシウム沈着」です。
これは、肩にだけ生じるわけではなく、全身あちこちに、頻発しているのではないか?できた場所が悪い場合に、コリとして認識されているのではないか?という考えです。
まぁ、学術的に今どういわれているのかとか、調べていないので、もしかしてすでに定着した考え方なのかもしれませんが。
私が、歯垢、歯石に似ていると考えているタイプのコリは、東洋医学の古典では、すでに名前があって、枯骨(ここつ)というそうです。
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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