トンネルを掘るとき、今は「科学の目」がありますが、昔は掘ってみてはじめて、「こんなところに岩が!」「この地層、脆すぎる!」といったことが分かって、大変だったでしょうね。
治療にもそういうところがあります。
治療の前に分かってることは、ほんのちょっとで、実際はやって見なきゃわからないことばかり。
つか、分かってたら、どんな病気でも100%治りますわね。
医者でも見通せない病の根の深さ。
患者さんに病識がない(病気の重さについて自覚がない)ことはザラです。

うちの治療は初診2時間なんですけど、2時間びっちりやって、「終わらない!」「掘っても掘っても、まだ終わらない!」ということがあります。
それで、患者さんが、
「ああ、私って、思ってたより悪かったんだわ」と気づくという、そういう場面が結構あります。
そういうとき、患者さんは、自然にうれしそうです。
納得できたというか、腑に落ちたという顔をしています。
「これまで治らなかったのは、私がきちんとできないからとかじゃなく、ただただ、これが簡単な病気じゃなかったからなんだ」と。
本当にその通りなんです。
日にち薬で治らない病気は、自然治癒が働かない、働けない、何事かが起こってるってことなので、相当悪いんですよ。
「病識を得る」といいますか、患者さん本人が、「病根の深さを理解する」場面です。
一部、鈍い人が、
「あそこも、ここも、ここも、ここもやってって言ったのに、何よ、この鍼灸師ったら!ここしかやってくれなかったわ!ぷんぷん!」
なんて腹を立てます。これは少数派。
イライザお嬢様みたいな人((C)キャンディキャンディ)
ほとんどの人は、「自分でもしんどい、しんどいと思ってた。けど、本当にこんなに悪かった」という気づきを得て、心から、「ほんとうに今度こそきちんと治そう」と考えられるのですが、イライザお嬢様はそういう風には考えられない。
だって、そういうキャラだから。
そりゃ、イライザお嬢様にご満足いただくためなら、わたくしも、サラッと全体に治療してもいいんですけど、元来、治療ってのは、自動車工場のベルトコンベアー作業のようにはいきません。
精密機械の懐中時計を、そ~っと開いて、豆粒みたいな部品を取り出して、サビをとるような繊細な作業も必要ですし、なんといっても力任せにコリをとったら、患者さんが痛いです。その辺の加減も必要。
一回で強引にとろうとすば、治療のリスクが跳ね上がります。
「医療ミスが起こっても構わないから、早く治して!」とか「いくら痛くてもいい!治療に使う金が惜しいから早く治せ!」なんて人はいないでしょう?
イライザお嬢様とニール坊ちゃんなら、言うかな?
治療のやり方については、そういうわけで鍼灸師を信用してもらうしかないんですけど、写真で確認していただけるような部分は、写真に撮ります。
肩甲骨の角度が変わったときなどは、割と分かりやすいところです。
大事なことを最後に言っておきますが、意外に、身体の持ち主である本人は、病根の深さなんか分からないものなんです。だからイライザお嬢様の病根は相当深かったりします。
というかね、病の重さが、イライザ的性格を作り出してるというかね。
イライザお嬢様に、病識はないけど、本人が感じるシンドサは本物なんです。
治療の進め方については、要相談ってところで。
※ 病識…自分の病気の重さについての認識
【大阪市玉造】で肩こりや酷い痛みにお悩みの方にオススメなのが鍼灸院はりきゅう和-nagomi-。他の鍼灸院とは異なりツボを使わない治療を行います。女性鍼灸師ですから、初めて鍼灸院を利用される方でも安心です。
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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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