もともと、かなり重度の肩こりだった
ワクチンを肩こりのひどい左腕に注射（利き腕と逆だから）
1回目2回目はファイザー・ファイザー。3回目だけモデルナ。
というケースで、肩の痛みでご来院されました。
当院は、これまでワクチンで反応が、重めだったかたがおられませんでした。
ところが今回、Hさんには、かなり重めに副反応が出ました。
当日の夜、発熱して、３日間高熱で、熱が下がったと思ったら、注射を打った側の肩が痛い。
先週一度治療させていただきましたが、今週もまだ、朝、目覚ましではなく、痛みで目が覚めるほど。
３回目もファイザーだったご家族は、腕がちょっと痛いくらいで済んだので、どうやらモデルナと相性が悪かったのかなと。
モデルナアームに、鍼は案外よく効きます。
普段はさほど痛がる方ではないのですが、肩、脇（腕の付け根）と、
私が軽く触れるだけで、声を出して痛がられるほど。
特に脇（前も、後ろも）は痛いようでした。
顕著なのは、肩の盛り上がり。
Hさんは女性なのですが、アームレスリングの世界線に挑戦するのかな？ってくらい、肩が大きく腫れていました。
鎖骨の上が二倍サイズになってる状態をイメージしてもらうと、分かりやすいと思います。
もともと、当院でもナンバーワンの肩こりでしたし、肩の盛り上がりも相当なものでしたが、そのサイズが倍になっていたので、最初に拝見したときは驚きました。
私は鍼灸師ですし、検査法を持っていないので、状況証拠でしかないのですが、どうもモデルナのワクチンは、肩周辺に滞って、そこでトゲトゲの結晶みたいなものを作っているのではないでしょうか？
触るだけで痛がる様子から、そんな印象を受けました。
ほんまに、撫でるだけでも、声を出して痛がるんですが、そこを押して、グイグイもみほぐすと痛みが消える…トゲトゲの結晶が砕けて、流れ出せば、痛みはなくなる…そんな感じ。
そうやって揉んでからだと、普通に触っても、もう痛くないのです。
痛さに我慢はいりますが、揉むだけでも短時間でとれるので、良いかもしれません。
問題は、揉んでも、痛みがとれないところです。
もともとHさんは、肩こりで肩が盛り上がってる方でした。
コリで膨れ上がっていて、コリの中にモデルナ？の成分が残って、さらに腫れあがってんじゃないか？って状態ところ、、、鎖骨と肩甲骨の上の、カタモミで揉む部分の肩ですね、そこは、
当院に来る前日に、散々プロに揉んでもらったらしいのですが、それでもとりきれていませんでした。
どうも深部のコリに吸着しているモデルナ成分は、揉んだ程度じゃ取れないわけです。
と、なれば鍼の出番。
指では皮膚の下、筋肉の中にはアタックできませんからね。
そこはもう、バッキバキに鍼です。
…ただ、実のところ、鎖骨より上、肩甲骨より上の部分って、肺が出てるんです。
だから鍼を刺すのも、本当に！怖い！！！！
めちゃくちゃ慎重にやらねば、肺に穴が開きます。
気胸ってやつです。
片側だけなら、気胸になっても死ぬことはないですが、苦しいです。
だから、気胸は絶対に、絶対に避けねばなりません。
そのため、肩に鍼をするときは、「つまみ押し手」という技を使うんですが、
Hさんの肩は、つまめるような腫れ方じゃない！のです。
ひたすら慎重に、慎重に、経験と勘と知識を駆使して、肺を避けて刺すしかありませんでした。
…なんでこれで痩せないんだろう？
と思うような、死闘90分。
やっと、「元の肩こりくらいに戻った！」という喜び（…）のお声を聴くことができました。
2回やって、やっとモデルナアーム、正常化したようです。
めでたし、めでたし。
しかし肩こりとの戦いは、まだこれから…I'll be back
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師（国家資格 はり師＋きゅう師）
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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