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「そこ!」というコリを狙える 大阪の鍼灸院 

ビタミンCの話

カバー写真の背景に使っている写真は、「あすけん」というアプリで、私のある日の食事に含まれている、栄養の状態をグラフにしている。


ご覧の通り、私は、毎日数回、ビタミンCサプリを摂っているから、こんなグラフになる。


ビタミンCのグラフの棒は、一見過剰に摂りすぎているように見える。


でも、「過剰」ではなく、「適正」


こりゃ一体どういうこと?ビタミンCに摂り過ぎはないの??


(もくじ)

1.「ビタミン」ってなに?どういう意味?

2.身体は食べたもので作られる。

3.ビタミンCは、クエン酸ではない。

4.ビタミンCが不足すると、出血しやすくなる

5.活性酸素とビタミンC

6.案外、壊血病になる人はいる

7.ビタミンCの必要量




1.「ビタミン」ってなに?どういう意味?


ビタミンという言葉自体、聞きなれているし、耳タコだけど、あらためて、ビタミンという言葉の意味を問われると、とまどってしまう。


ビタミンというのは、三大栄養素、「ではない」


三大栄養素ってのは、

  • 炭水化物

  • タンパク質

  • 脂質

で、この中に、ビタミンは入っていないから。


でも、親とか、先生に耳が痛くなるほど言われるのは、「ビタミンをとれ~~~」


ビタミンCは、野菜や果物に含まれているので、親がいう「もっと野菜を食べろ!」という言葉を、ビタミンを摂れという言葉と、ほぼ同じ意味にとっている人が多いと思う。


だけど、野菜=ビタミン「ではない」




ビタミンというのは、

  • 身体の中で化学合成して作り出せないもの。

  • 作り出せたとしても、必要な分作れない。ちょっぴりしかできないもの。


というか、逆に、「体の中で合成」できるもんって、何なんだよ?って話だけど。


その話に入る前に、身体の中で作れないから、ビタミンってのは、「食べもので、食べて取り入れるしかない」(酸素のように呼吸では手に入らない、ってこと)





2.身体は食べたもので作られる


っていうよね。


ビタミンは、まさに口から食べて、身体に取り入れるものだ。ビタミンが体の中で乏しくなると、人は案外あっさり病気になる。


ビタミンは、単体で身体を作る材料にはならないけど、高品質の素材を作るために欠かせない「レア素材」みたいなものと言えるかもしれない。




ビタミンは、少量しか必要ないけど、少量なぶん、身体の中で枯渇しやすい。


ビタミンCなんか1500㎎蓄えられているらしいけど、1500㎎って、たった15gってことだ。体重60キロ中の15gしかいらないけど、枯渇すると人は病気になる。


60日から90日、ビタミンCを摂らずにいると、人は病気になる。




3.ビタミンCは、クエン酸ではない。


いや、同じだと思い込んでたのは、私なんだけどさ。


果物なんかに含まれている、酸っぱさの成分である、クエン酸とビタミンCをごっちゃにしてる人って結構いると思う。


ビタミンCは、通称で、本当の名前はアスコルビン酸…


ビタミンってのは通称なので、通称と正式名称が違うもんって、勘違いしやすいよね。





4.ビタミンCが不足すると、出血しやすくなる


ビタミンCを60~90日、摂らずにいると、壊血病という病気になる。


壊血病…血が壊れる病気…出血しやすくなることから、そういう名前が付いたらしい。


壊血病は、青タンとかができやすくなるというのも一つだし、歯茎が腫れたりもする。


特に細かい血管が傷つきやすいのだけど、歩けなくなったり、心臓にダメージが出たりして、亡くなることも。


「食事が面倒くさい」と、中学児だから一日一食にしていた男性が、両足が痛くなって病院に行って、壊血病と診断された例があるみたい。偏食はいけないっていうけど、本当だね。





5.活性酸素とビタミンC


ビタミンCは、活性酸素に効果がある。


私たちが呼吸するだけで、ある割合で活性酸素ができるらしいんだけど、それを無毒化するのに、ビタミンCがいいのだ。


ただし!


この話には続きがあって、ビタミンCを過剰に摂ってしまうと、逆に、活性酸素が増えてしまう。


ビタミンC単体で摂るんじゃなく、ビタミンEと一緒に摂ると、そのリスクはグッと減るそうだ。




あと、ビタミンCを摂りすぎると、お腹を下すので、お腹がゆるくなってきたら、ビタミンC摂りすぎ。


「どれくらい摂ったら、ビタミンC摂りすぎなんだろう?」と心配な方は、お腹を下すまではOKと思って、ビタミンCのサプリメントを飲んでほしい。


便秘気味の人も、案外ビタミンC不足なのかもと思ったりする。





6.案外、壊血病になる人はいる


栄養失調なんて、今時めったにならなさそうだけど、そうでもない。


とくに壊血病は、高齢者の男性に割といる。病院に行ってないから、本人が気づいてないって例は、実はすんごく多いんじゃないかと思う。


歯茎が腫れたり、太ももに大きなあざが出来たり、メンタル的にはうつになるし、最悪死ぬし。


歯茎が腫れることから、歯槽膿漏だと思って、壊血病患者は、せっせと歯磨きしてるのかもしれない。


ビタミンCは、色んな食物に少量ずつ含まれているし、ビタミンC入りのお菓子なんかも多いので、摂りやすいはずなんだけど、ストレスが多いと減りやすくもあるので、油断はできないのだ。




7.ビタミンCの必要量


ビタミンCの必要量は、個人差が結構大きい。


メガビタミン療法の創始者、三石先生は、C不足で白内障になり、失明すると医者に言われた。


妻と同じ食事を摂ってるのに、妻は白内障じゃなくて、わたしだけ白内障になった!なんでなんや!


と思ったことが、三石先生が、栄養学に目をつけるきっかけになった。




その頃、遺伝子というものが注目され始めた時代で、三石先生は、「ビタミンCの必要量は、個人差が大きいんじゃないか?」


…だとしたら、わたしにとってどれくらいビタミンCが必要かわからんけど、とにかく大量にビタミンC摂ってみよう。もしかしたら、白内障が治るかもしれん。


てことで、自分でビタミンCの注射をはじめたところ、ほんまに白内障が治ってしまった。


そこから、三石先生オリジナルの、栄養療法の研究が始まって、今のメガビタミン療法に通じている。




ビタミンCの必要量は、個人差がすっごく大きい。


人の平均なんてのは、あくまで、人の、であって、私に最適ってことじゃない。


あなたには十分でも、私には足りないってことが普通にある。




だから、ビタミンCの過剰ってのは、あんまり心配しすぎない方がいい。


下痢をしたら、「ちょっとビタミンC摂りすぎたな」と思って、減らせば十分。


そこまでじゃなかったら、むしろ足りない方が害が大きい。




ビタミンCは、サプリメントで、たっぷり摂りましょう。


摂りすぎなんか、心配しないで。






 

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)


大阪の女性鍼灸師


子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。


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発行者 はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-16-18

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