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「そこ!」というコリを狙える 大阪の鍼灸院 

あなたを大事に思ってくれる人のために -VUCA時代の健康観-

マンガが好きなんですが、最近の漫画で印象的なのが、『マイホームヒーロー』という(50代くらいの)父親が、一人娘と妻を守るために立ち上がるという作品です。


マンガ。例えばドラえもん。のび太は宇宙に行ったり、古代にタイムスリップしたりしてるわけですけど、数日間家を留守にしたり、帰宅したときに服が変わっていたり、ケガをしたり…ということがあったとしたら、あのお母さんが心配しないはずないんじゃない?ということが気になっていました。(その辺はドラえもんの便利な道具で…とは思いますが)


子どもが主人公の漫画なんかだと、子どもが夜、家を出て街をウロチョロしていて、なぜ家族はそれに気が付かないんだろう…というのが疑問で疑問で。


私が名探偵コナンの仲間たちの親の一人だったら、とっくに引っ越してると思うわけです。


え、考えたこともない?

まぁ、フィクションですし…。




私の大事な人が、お金のためでも、仕事のためでも、夢のため、友達のためでも、…どんな理由であれ、怪我したり傷ついたり、病気になったりしたら辛い。


ところが…人間、勝手なもので、自分自身を大事にするって、結構難しくないですか?


私の家族だって、私がどんな理由があっても傷ついたり病気するのは嫌なはず。なのに、私は無理して、体調を崩したりしてしまうときがあります。


あなたも同じではないでしょうか。


これまでの時代って、大量生産、大量消費の時代だったと思うんです。


健康も時代の価値観に影響されます。大量生産、大量消費の時代は、壊れれば買い替えるように、健康も壊すまで働いて(不摂生して)から病院に行くという感覚が強くなり過ぎていたように思います。


会社で一斉に健康診断をして、人間ドッグに入って、ガンを告知され、病院に入院し、手術、抗がん剤治療…ゆりかごから墓場まで、「あなたまかせ」の健康観、そして人生観を、ほとんどの人が疑わず生きたと思いますし、私と同世代でも同じ感覚の人は少なくありません。




私たちは日ごろ、自分の生きている時代と、価値観を当然として受け止めて生きていて、他の時代と比較することは滅多にありません。比較してもせいぜい30年40年、祖父母の時代との比較がせいぜいです。


国民皆保険制度ができたのは、第二次大戦の終戦後。


それ以前の人たちは、誰一人として、健康を「体を壊したら病院に行けばいい」とは考えていませんでした。


国民皆保険制度ができるまで、医療はとても「お高い」ものだったからです。


体を壊すまで働いて、壊れたら病院で死ぬ…というのは、当たり前のことなんかではありません。


サザエさんの波平さんもマスオさんも、身体を壊すほど、働いているようには見えませんよね。


仕事のために、病気やケガになっては、本末転倒なのです。




ですから、当たり前のこととして、国民皆保険制度ができるまでは、身体を壊すほど働くなんて、「冗談じゃないよ!」と突っぱねるのが「普通」でした。


それが私たち、就職超氷河期世代までは、「身体を壊すほど働く」のがまるで、「普通」のことみたいに、価値観が逆転しています。


サザエさんの時代、

高度経済成長期~就職氷河期世代

現在(移行期)


私が生まれて44年ですが、私は健康に限ってみても、三つの価値観を知っています。生まれてきた時代によって、同じ日本という国で、三回も常識が変わっているのです。




 



これからの時代は不確実性の時代、流動性の時代と言われています。


#VUCAの時代 という言って、


V:Volatility 変動性

U:Uncertainty 不確実性

C:Complexity 複雑性

A:Ambiguity 曖昧性


この四つが時代のキーワードだとされています。これから先の時代は、これまでのように、価値観が変わるだけではないでしょう。なぜなら、


寿命が100年もある時代もはじめてなら、人間の代わりに考えることができる機械(AI)ができたのも、今がはじめてだからです。


SF映画のような素敵な未来がやってくるやら、北斗の拳のような「核の冬」がやってくるやら、ふり幅がすごすぎて、どうなるやらさっぱり分からないけど、何かのはずみで人類が滅びそうで怖い…そういう時代、と私は理解しています。




不確実な状況に置かれると、「確実なものって何だろう?」が気になります。


確実なもの…でお金を連想した人はお金について考えますし、会社とか学歴とか、考える人によって色々ですが、一つ、健康というのは、最も基本で、最も大事なものの一つではないかと思います。


国が、制度がどうなっても、自分のカラダが元気で働くことができれば、なんとかやっていける!と、言葉にしないまでも、多くの人が、自分のカラダ、健康について、これまでの考えを改めるようになってきているんじゃないでしょうか。




そもそも大量生産、大量消費って、命や健康に対して、不適切な価値観です。


私たちは、自分の命を“もの”のように扱いたいとは思っていませんし、自分のことを大切にしない会社なんかのために、自分をささげつくしたい人なんかいません。


今、私たちは、命や健康、人生というものが、工場製品みたいな価値観とは相いれないのだということを「思い出している」最中なんだと思います。




もちろんまだまだ古い考えの人はいますが、


あなたは、たとえ上司や同僚から、「もっと働け!」「身体を壊してもいいから働け!」といった圧力を感じたとしても、決して圧力なんかには負けないでください。


あなたは、あなたを大事にしてください。


あなたを大事に思ってくれている人は、あなたが傷つくのを見たら辛いはずです。あなたをこれまで大事に育ててくれた人は、悲しむはずです。


もし、今、大事な人がいないとしても、未来、あなたを大事に思う人が現れたとき、元気で笑顔の素敵なあなたを、あなたの中の最善のあなたを、その人には見てもらいたいですよね。




時代は変わりつつあるし、その変化を良い方向にできるかどうかは、きっと私たちの気持ち次第ですが、確かなことはただ一つ。


私は私。かけがえのない私。かけがえのない人生だということ。


自分を大切に。体を大切にしてください。


あなたが元気でいてくれることが、あなたを大切に思っている人にとって、最高のプレゼントだということを忘れないでください。





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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)


「元気があればなんでもできる」と言いますがひっくり返せば「やりたいと思うことができないのは元気がないから」


子どもの頃、働く母親の背中を見て育つ中、忙しくても続けられる治療院があったらな…と思ったことがきっかけで、気付けば自分が治療家になっていました。


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