2022年1月9日4 分
色んな情報…たとえば電話番号。メールアドレス。ウェブサイトを持っていたらそのURL。
コロナへの感染対策が、どんなことをしているか？
予約ボタンを押せば、うちの場合はLINE公式アカウントに繋がります。
問い合わせボタンを押せば、メールが開く。
このGoogleマップに載せる情報を編集するためのアプリがあります。
Googleマイビジネスというアプリなんですが、これを設定しながら、たまに、「これって、Googleの価値観が知らんあいだに世界標準になりつつあるんかな？」なんて疑問に感じたりしました。
Googleの価値観に合ってないものは、Google検索した時、表示されにくいというのは前々から分かっていたことなのですが、
私が大学生になった1995年は、日本では「インターネット元年」と呼ばれ、Windows95が出た年です。
でも、世間の大多数は、95じゃなく、Windows3.1を使っていたと思います。
で、そのとき、ネット検索用のアプリと言えば、ネットスケーブナビゲーター（略して「ネスケ」だったり、マイクロソフトの「インターネットエクスプローラー」が主流で、Googleは後発でした。
それは、アプリが別という表面的な違いだけではなく、違うアルゴリズムで動くもので、要は同じ「玉造 居酒屋」で検索してみても、ネスケとエクスプローラーとグーグルで、全然違う結果が出る。
つまり、「違う価値観」が併存していたともいえるんです。
目に見えるものを、私たちは疑わないけど、よーく考えたら、「盲点」ってもんがあるじゃないですか。
そんだけじゃない。
わたしたちの目の、色を感じる細胞は、どの色に敏感かってのが、一人ひとり、ちょっとずつ違うらしい。
だから、同じリンゴを見ていても、わたしとあなたじゃ、見え方が違ってる「可能性がある」
世の中には、めちゃくちゃ目のいい人ってのもいるし、めちゃめちゃ指先の感覚が鋭い人ってのもいて、人それぞれ個性があって、そのおかげで助かってる面もあって、
でも、ウェブの世界でGoogleが圧倒的だってのは、世界を現実より、かなり単純化、デフォルメしたものを刷り込まれてる可能性があって、ちっと怖いなと思いました。
SFの世界では、天然資源を枯渇させないために、人間がみんな脳だけの存在になって、身体はなく、仮想現実の世界だけで、生きるようになる未来社会というのが定番であります。
その場合、私たちの身体の「個性」ってのは、あらかじめ失われている。
眼球で物を見ているなら、わたしの赤と、あなたの赤は違う色だけど、機械で見て、脳に繋がるケーブルを通して認識する赤は、みんな、みんな、同じデータとしての赤「RGB」のRでしかない。
デジタルって、どんだけリアルに近づけたとしても、たとえば任天堂のゲーム、「あつまれ どうぶつの森」の世界が今後、どんだけリアルに作りこまれていったとしても、デフォルメされてる部分は必ずある。
「省略」して、省かれている部分が絶対ある。
今の「あつ森」の世界も、かなりリアルっぽい感じだけど、冬に平気でちょうちょやトンボが飛んでるし、木の実はいくらでも取り放題。自然壊しまくっても、あっという間に元通り。あこや貝と真珠が別々にとれる。
そんな苦笑いものの「省略」がたくさんある。
デジタルってのは、便利な反面、いや、便利さってのは、「省略」「簡略化」のことだなぁと、発見した。
そんで、Google検索するってことは、Googleの価値観を、無批判に受け入れるってことだなぁと思って、それはそれで怖いなと思った。
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山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師（国家資格 はり師＋きゅう師）
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