2021年5月31日3 分

痛み止めを使っている間は、治癒はとまっています ~自然治癒のイロハ~

最終更新: 2021年8月25日

治癒って、「治療」ってことではありません。

擦り傷がいつの間にか治ってるような、「自然治癒」の話です。

今日は、「自然治癒」について、イロハの話。

擦り傷って、どうやって治ってるか、ご存じでしょうか?

細胞分裂で治ってるんです。

傷があるところだけ、「選んで」細胞分裂が進むのは、

そこに痛みがあるから。

だから、痛むところめがけて

赤血球やら、白血球やらがやってくるし、

痛いからこそ、細胞分裂が進むのです。

出血しても、いつの間にか血が止まるのは、

しみて痛い傷口に、血小板ちゃんという、ちっちゃい子が来て、

止血してくれるから。

手術しても、パカっと開いた傷を、くっつけるのは、

血小板ちゃんの力であって、

お医者の力でも、治療の力でもありません。

体質が悪化した人は、手術しても、傷がふさがらないということがあります。

それはなぜか?

自然治癒が落ちているからです。

痛み止めを多用している人に、そういうことが起こりがちです。

痛み止めを使っている間、体の中で、赤血球や白血球、血小板ちゃんたちは、どこめがけて走ればいいか、道を見失って、体の中で迷子になっています。

だから、痛み止め使用中は、「自然治癒、停止中」です。

細胞分裂も、ほとんど進みません。

だから、痛み止めというのは、「諸刃の剣」などと、言われるのです。

私は、根性ないし、根性論は嫌いですから、適切に痛み止めは使ってほしいと思いますが、痛み止めの裏側で何が起こっているか知らないでいる人には、忠告します。

「それ、乱用じゃない?」って。

治るというのは、医療を併用している場合であっても、「自然治癒」が主役です。

抗がん剤治療中すら、白血球数が減りすぎると、治療中止になることからも、それがわかるはずです。

自然治癒が基本、と100回ノートに書いて、覚えといてください。

痛みは、大事。

自然治癒を進ませるから。

安易に痛みを止めないでください。

痛み止めで、「治癒」をとめてしまうと、治らない患部が、取り残されます。

「古傷」と言われるのは、それです。

痛みが先に消えてしまったがために

(痛み止めのせいとは限りません。違う痛みの出現で、前の傷が忘れ去られることの方が多いです)

傷が治されずに残されてしまったのです。

頭痛薬で、痛みを止めまくっている人は、脳を傷だらけにして、放置しているようなものです。

ちゃんと、意味をわかっておいてください。

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)

大阪の女性鍼灸師

子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。

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