2021年9月17日6 分

体の不調は、最初の強敵(ピッコロ魔王)乗り越えれば、強い味方になる。

最終更新: 2021年9月18日

RPGは、親切ですね。

最初の敵はスライムなんですから。

私が子どもの頃好きだった映画、感銘を受けた映画は、(マニアックかもしれません)『少林寺三十六坊』という映画でした。

一回か二回か、TVかビデオで見ただけなのですが、まさに私の好みにビンゴ!でした。

ジャッキー・チェンの『酔拳1』と大体同じ…と思っていただければ。

つまり、軟弱へろへろ、ヘラヘラ、ペラペラの薄っぺらい若者が、武道と出会って、自分を変えていくという物語。


 

体の不調はたとえるなら最初の強敵だから乗り越えれば強い味方になる

子どもの頃から、私には、強くなりたい、賢くなりたいという気持ちが強くありました。

からだも弱かったけど、心はもっと弱かったからです。

態度や行動をどう硬化しても、空手を習ってみたり、合気道場に入ってみたりしましたが、ちっとも強くなれませんでした。

自分でも、身体以前に心が弱いのだと、思っていました。身体を鍛えられなかったからです。

一つのことに執着する方で、子どもにしては根気はあり、当時は絵が好きで、ずっと描いていましたし、本も好きでよく読んでいました。

それが、身体に負荷のかかることとなると、とんといけません。

あこがれは、少林寺三十六坊なのに、身体を鍛えることは、何一つ頑張れませんでした。


 


 

私は過去数回、体重が減った時期があります。

最初がうつ病になったとき。2週間で8キロ痩せて、医者を焦らせました。

次が断食道場。9日間で9キロ痩せました。

ですが、どちらもじきに体重は戻っています。

それどころか、もともと乏しかった筋肉が減って、体脂肪だけ増えるという、リバウンドです。


 


 

そんな私が、多少変わり始めました。

まだまだ強いとは言えませんが、「繰り返す」(失敗と多少の成功を)ではなく、「積み上げる」ことができるようになってきたからです。

それもここ四年ほどのこと。

人が強くなるには、たった一か月や二か月の話ではありません。40を超えてやっと、ちょっぴり、積み上げの実感がわいてきた、というところなのです。

キレキレの人なら、数か月で達成できることを、4年もかかるのです。

それが具体的にどんな軌跡だったか、ざっとお話しますと、

4年前(くらい)

カーブスに入ってみて3か月。お年寄りに交じって運動。多少できるようになる自信がつき、エニタイムフィットネスに鞍替え。早朝5時に行ってみると、エリートに違いない(たぶん)サラリーマン男性が、一人、黙々と身体を鍛えていて「ドラマみたい」と思う。

しばらくエニタイムに通った後、腹をくくって、当時住んでいたボロアパートを出て、院の二階に住むことに決めた。

目的は、院の近所のジムに入会すること。

院にお風呂がないので、否応なしに、ジム通いしなくてはならなくなるから。

(院にはコンロもないので、食費がべらぼーにかかり、ボロアパートで自炊していた方がよっぽど安上がり)

3年前から2年前

友人とルームシェアすることに。今里に頃合いの部屋が見つかった。

家賃もかかるし、最初は同居相手との生活リズムをなるべく合わせたかったことから、ジム通いを(後ろめたい気持ちを持ちながら)やめる。

大家さんからのアドバイスで、「なら、自転車やめて、徒歩通勤したら?運動になるんじゃない?」

実は、大阪の自転車お母さんたちが怖くて、なにせ一つの自転車に子ども2人とか3人とか乗せて、猛スピードで走ってるものだから、それが怖くて怖くて、自転車が怖くなっていたこともあり、徒歩通勤に切り替え。

これは本当に、自転車のお母さん方が怖かったおかげです…殺気立ってるんだもん。

そして、徒歩通勤に慣れてきた頃。

以前から、「正しい歩き方」とはどんなものか、興味を持って考えていた(ウォーキングのレッスンに通ってみたり)ことから、脚の筋肉を鍛える、ちょっとばかり負荷のかかる歩き方を、通勤に取り入れるようになった。

2年前。

食生活改善コンサルタントを当時めざし中だった、直子さん(養生ナイトカフェというセミナーを一緒に主催していた)からのアドバイスを受け、プチ断食を取り入れてみた。

それが昼間は忙しく、プチ断食では、正午から夜7時までに、食事を2回とることになっていたのに、それが一日一回になってしまった。

疲れて食べる元気がない!

疲れて食べる気がしない!

当時は、同居人が倹約のためにお弁当を作ってくれていたのに、それを断ってしまった。

1年前から現在。

いまだに、だいたい1日1食の日が多い。

休みの日は、友達とランチをとるし、同居人と休みが合えば、ときに、朝も昼も食べることがあるが、仕事のときは一日一食が多い。

徒歩通勤も、続いている。

朝晩、片道30分のウォーキング。一日1時間。

最近になって、ようやく、体調不良を感じない「瞬間」が増えてきた。

鍼灸治療を受けているのは、この期間に限らず、2016年に鍼灸学校に入学して以来、ほぼほぼ、月に1回から数回は鍼灸治療を受けているのですが、学生時代も、卒業後2年目までは、ほとんど何も変化はありませんでした。

先ほどの書き方では、私が、「意志力」を発揮して、ジムに通ったり、引っ越したり、徒歩通勤を決断したように受け取られると思います。

でもそうではありません。

ここ4年、こうして変わってきた背景には、私が受けている「鍼灸治療が前とは違う」ものになったからです。

学生時代は、たいして効果のない鍼灸治療を受けていたのが、ここ4年は、本当に効果のある、身体が変わる鍼灸治療に変わった。

それが、私の行動を一日に0.01%、いや、0.001%かもしれない。それくらい少しずつ変えてくれたのです。

一日にできること、決断、行動できることが、1%ずつ増えていったら、赤ん坊が1歳になる前に立ち上がって歩くようになるでしょう。

0.1%違えば、高校の3年間で東大に入れます。

私の変化は、一日あたり0.01%かもしれない。0.001%かもしれない。

でも、小さな変化でも確実に変わってきた。

4年たってみて、コツコツ積み上げることの力を改めて感じました。

多少、意志力と行動力がついて、その結果、多少体が健康になってきたというだけですが、その原動力となっているのは、2つ。

受けている鍼灸治療が変わったから、と

栄養に関する知識が身についたからです。

ゼロに何をかけても、ゼロですが、0.01ずつでも、コリをとっていき、必要な栄養素を補給できるようになったことで、「繰り返し」ではなく「積み上げ」ができました。

だれもが栄養を摂っていますし、多少なりとも歩いています。

しかし、それがただの「繰り返し」なら変化はありません。完全にやめれば大きなマイナスになるので、無意味なことではありませんが、「積み上げ」になるには足りないのです。

私が今目指しているのは、「思った通りに行動できる」体です。

それを理想だと考えたのは、例の『少林寺三十六坊』の影響(笑

自分の身体を自分の思い通りに動かせるようになる日まで、私は鍼灸治療を受け続けるし、栄養についても模索を続けます。

この二つが、「積み上げ」に必要な武器だと、確信しているからです。

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)

大阪の女性鍼灸師

子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。

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