2021年8月24日6 分

人格(誠実さ)は、治療結果と関係がある

働き過ぎて身体を痛め、

良い治療院が見つからず、

不調を抱えて、また働く。

働き過ぎの人。

それが当院の患者さんです。

自分のことは二の次に。

やるべきことを優先して。

でも、それって、本当に「誠実」な人がすることなのでしょうか?

「誠実」とは「自分自身に価値を置くこと」

これは、『7つの習慣』に出てくる言葉です。

「誠実」を、

▶他人との関係

▶他人に対する自分の態度

に「限定」して、とらえていませんか?

なんで、他人との関係「だけ」に限定するんでしょうね?

約束するとき、

赤の他人>ちょっと他人>身近な人>家族>自分自身

この順番で、約束を守るのが難しいのでは、ないでしょうか?

誰にも教えてない、自分との約束は、一番簡単に破れてしまいます。

赤の他人との約束は、案外きっちり守ります。

会社の上司との約束は、かなりしっかり守ります。

◆同じ人が、誠実になったり、不実になったり

世の中を見渡せば、

他人に誠実な人が、身内には不誠実だったり、

あるときは、誠実だったり、違うときには不実だったりします。

さて、あなたは、私は、誠実な人でしょうか?

それとも、部分的に誠実な人でしょうか?

部分的に…という誠実が、果たしてあり得るのでしょうか?

「部分的」と言っている時点で、確実に、「ある程度」不実です。

身内に、他人との約束は守るのに、家族との約束を破りまくっている人なんかいたら、「他人だけいい顔をして」と、腹が立ちますよね。

また、自分自身に誠実じゃない人を、誠実な人とは言えません。

最も守るのが困難な自分との約束を、守れる人こそ、「誠実な人」というものです。

自分に嘘をついたら、だまされるのも自分です。

自分に平気で嘘をつけるひとは、他人にはもっと簡単に嘘をつくでしょう。

当院は、キャンセルに寛容ですが、理由があって、

「予約は患者さん自身の、自分と自分のお約束」だと考えているからです。

この世で、自分の健康が大事なのは、自分だけです。

大事なことなので、もう一度言います。

自分の健康が大事なのは、自分だけです。

私はあなたの鍼灸師かもしれませんが、あなたの健康を、あなた自身ほど、大事に思えているわけではありません。そりゃもう絶対です。

あなたの健康は、あなた自身の問題です。

私はただただ、その問題の解決に手を貸しているだけです。

そこは絶対錯覚しちゃいけないことです。私も、あなたも。

もし私が、そんなこと匂わせでもしたら、私が、けたくそ悪い奴になりさがったということ。だから嘘でも、フリすらしません。しないようにしています。

もし、はじめて来院した患者さんが、

「何回くらいの治療で、治りそうですかね」と聞いてきたら、

「今ベッドに寝ているのが、自分自身で、

鍼灸師も、自分自身だとしたら。

あなたの体は、どんな治療を、

どれくらいの間、続ければ、

治せそうですか?」

と、逆に聞き返します。

あなたの体について、あなた以上に詳しい人間がいたら、おかしいですもんね。

しかも、私は、あなたとは初対面ですし。そんなこと、知ってるわけがない。

長年ボロボロにして、

手にれもろくにしてあげなかった大切?な体。

1回で治るイメージが、浮かびますか?

むしろ、治ると確信しているとしたら、私に「何回で治るか」なんて聞いてないのではないでしょうか。治る確信すらないって、相当じゃないですか?

「どんな治療を、どれだけ続けたら、あなたの体は治りそうですか?」

当院の鍼灸師、つまり私ですが、私は、

あなたの手足となって、あなたの身体を治療します。

あなたの手足です。

あなたの脳が望んでないことを、手足は勝手にしたりはしません。

私は、「治す」という「イメージ」に、「最も近い治療」を、ベストを尽くして実行する、部分的な「担当者」です。

「治す」

そう決めるのは、あなたです。

あなたこそ、治療の「主役」「意思決定権者」です。

口では「治す」といいながら、治すために良いことをしないのであれば、治るはずもないじゃありませんか。

逆に、あなたが、何をどうしてほしい、どこを、どういう風にしてほしいか、詳しく言っていただければ、言っていただけるほどに、私の治療は良くなっていくはずです。

しかし、あなたが、そもそも、自分自身に対して、ちっとも誠実でないとしたら、何も期待しないでください。

自分の心と、自分の体に対して、あなた自身が率直であるかどうかです。

自分自身と、自分の望みを、あなた自身がよく知ってるかどうかです。

ぼんやりとした期待ほど、扱いにくいものはありません。

明示された期待には、応える努力ができますが、妄想に近い「一回で治りますか?」といった願望のようなものには、沿うことができません。

これについては、世間の治療家にも責任があるのです。

誇大広告がまかり通っているものだから、一般の人は、治療院の治療を、医療の一つではなく、魔法に近いもののように感じてしまう。

患者さんが、治療費の安さで治療院を選ぶとしたら、それは、治療費以外の、治療の違いが見えていないから。判断基準がそれしかないから。

患者さんは、治療について現実的な想像ができないようにしてしまっている、原因の一部は、間違いなく誇大広告にあります。これは、治療家の、不誠実です。

患者さん側にだけでなく、当たり前ですが、治療家が誠実じゃないと、治療がうまくいくわけがないのです。

患者さんが、治療にぼんやりとしたイメージしか持てないとしたら、現実とすり合わせ、妥当な着地点と、正しい道筋を示すことは、治療家の仕事です。

正直分からない場合も多い。

「たかが肩こり」と言われる、肩こりというお悩み。治ったという人に、ほとんどお目にかからない。治療しても、意外なほど、時間がかかる。「まぁ治った…かな」といえるのに半年から一年かかる。

駆け出しの鍼灸師(私含め)、治せるかどうかわからない病気のほうが多い。

この世に400から病気があって、そのうち今の医学で治せるといえるのが、その一部でしかないのだから、何の不思議もないのだけれど。

ちょっと余談にそれましたので、話を戻しましょう。

患者さんと治療家と、双方が、誠実であれば、あるほど、治療の結果は良くなります。

逆に、不実であればあるほど、治療の結果は出ません。

人格が、治療結果を決めます。

これが、この記事の主題です。

これまで、何十人も治療してきましたが(5年を超える鍼灸院としては少ないです)

人格と治療結果は、深く関連しているというのが、私の結論です。

一般的には難しい疾患であっても、自分自身に誠実な人は、治っていっています。それだけでなく、ご自身も、幸せになって言っているように、私の目には映ります。

何か、治療を通じて感じたり、学んだり、しておられるようです。

こうして、幸せな人はますます幸せになっていくのだなと、感じています。

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)

大阪の女性鍼灸師

子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。

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