2021年4月17日5 分

ダイエットは、食のリニューアル

最終更新: 2021年8月26日

昔でいうなら、元服の儀

今でいうなら、成人式

人生には何度も節目がある。

そして、節目には、「習慣」を見直した方がいい。

とくに、食事。

誰もが、子どもの頃は、親御さんから

「与えられたものを食べている」

状態です。

成長していくにつれ、自分で選んだものを作ったり、買ったりして食べるようになります。

でも、好きなものを食べることが増える一方、食について、知識をリニューアルする機会がないのが実情。そして、気づけば、ずいぶん歪んだ食生活に、なっちゃっています。

  • 昔、家庭科の授業で聞いたような

  • テレビ番組で言っていたような

  • 親の真似の

  • ばあちゃんがうるさく言っていたような

そんな「あいまいな知識」で、食べるものを選んでしまっていませんか?

よく、テレビCMなんかで、ざるに山盛りの野菜が出てきて、

「一日にこれだけの野菜が必要!」

とやっていますが、

有史以来、誰がそんなに野菜ばっかり、大量に食べられていたでしょうか?

それに、そんなに色んな種類の野菜、買うのも大変。季節によって、摂れる野菜も、野菜に含まれる栄養も、違うはずなのに。

「痩せたい~~」

「肝臓の数値が~~」

と、食事を考え直すきっかけを得られたなら、

グッドタイミング♪

食事についての知識をリニューアルいたしましょう。

まず、へたにダイエットを頑張っては

いけません。

取り組むべきは、食生活のリニューアルです。

ここで、古い食についての知識を、リニューアルしましょ。

だって、栄養学って、ここ10年ほどで、長足の進歩を遂げているんです。20何年前の教科書は、古すぎて役に立ちません!(ぽいっ)

代わりにインストールするべき、新しい知識、新しい言葉を覚えてください。

「閾値(しきいち)」

ダイエットがうまくいかない人、

食事を変えるべき人が、一番つまづくのがこれです。

私もつまづいていました。

閾値…とは量です。

すべてのこと、すべてのものに、この「閾値」があります。

たとえば放射線。飛行機に乗っても浴びますが、それで人が死ぬことはありません。

一回飛行機に乗れば受ける、放射線の「量」が、閾値を下回っているからです。

たとえば薬。毒も薄めれば薬になるといいますし、薬も多すぎれば、人が死にます。

ここまでは毒、ここからは薬。この境界になる「ある量」が、閾値です。

私たちは、大抵毎日、何回か食事をします。

一日分の食事の中で、ある栄養素の量が、閾値を上回っているか、下回っているか。そこが、問題です。

食事って、日常の習慣。

しかも日々のスーパーでの買い物から、家に用意してある食器の種類まで係る、古い常識で作り上げた、複雑で強固な習慣

習慣は、ちょっと変えるのも、すごく難しいです。

それどころか、「習慣」になってるものは、意識することすら難しいんです。

かけっぱなしの眼鏡のようなもので、つけていることを忘れる。

だから「これまでの(自分の)常識」が、閾値を超えることを邪魔してくる。

昔、「三角食べ」というのを習いませんでしたか?

これは、昔は正しかったんです。

食毒とか、植物毒とか、食べ物に微量に入っている毒を中和させるのにも、食べ物の体の中での滞在時間を延ばすのにも、三角食べが役に立ったから。

でも、今は問題の質が変わってしまって、有用とは言えなくなっています。

・食べ物が豊富であること。いつでも食べられるようになったこと。

・食べ物の体の中での滞在時間を短くした方が、健康上有利。

・昔と違って、食べ物の中の栄養素も毒素も、両方薄くなってしまっている。

・現在の野菜には、ほとんど栄養が含まれていないこと。

色んな理由で、今はもうやめた方がいい食べ方ですが、まだそうとは知らない人がほとんどです。

「なんとなく」親からそう聞いてるから、で、自分の子供にも教えたりして。

「お肉だけじゃなく、野菜をもっと食べなきゃ!」

それって本当でしょうか?

あまり栄養が期待できない野菜を、そんなに頑張って食べるの?

閾値に話を戻しますが、閾値は超えないと意味がありません。

みんなタンパク質はゼロではない量摂っています。

みんな野菜を、ビタミンを、油脂を、食物繊維を、ゼロではない量、摂っています。

なにせ、卵には、ビタミンCと食物繊維を除く、全栄養が入ってるそうですから、理論的には、卵とサプリメントで、健康に生きられることにはなるのです。

問題は量です。

たとえば、

卵一個に含まれている、タンパク質の量は、6g。

体重60㎏の人が、一日に必要とするタンパク質量は60g。

あなたは、卵を一日、何個食べられますか?10個いけますか?毎日?

卵だけで、タンパク質を摂れというのは酷ですから、皆さん、他に色んなものを食べて、タンパク質を摂っています。

なにせ、小麦粉にもタンパク質は入っていますから、理論的には、お菓子からでも、タンパク質は摂れるのです。

「わぁ、お菓子大好きだから、私、お菓子ならいくらでも食べられるわ!」

本当に?

お菓子ばかり、10キロ、20キロ、食べていいからと食べ続けられますか?

10袋だって厳しい。

お菓子一袋に入ってるたんぱく質の量なんて、微々たるものです。

ぼんやりしたイメージでは駄目なのです。

「お菓子ならたくさん食べられる」とはいっても、常識的な量といものがあります。

私たちは10袋のお菓子はイメージできても、10キロのお菓子はイメージできません。

無味無臭、命の母である水にすら、閾値はあります。

一気に摂りすぎると、電解質異常を起こして、人が死んだ例があります。

ちゃんと栄養素単位で、必要な「量」を確認すること。

それが食のリニューアルには、欠かせないのです。

量の見える化、できてますか?

閾値を、超えられていますか?

タンパク質を、一日、60gとれていますか?

あなたが、お菓子を食べてしまう量は、必要な栄養が不足しているからかもしれません。

その不足感が、あなたを大食いに走らせているかもしれません。

まず、あなたの食べているものは何かということと、それに含まれている栄養の「量」を、確認してみてください。(これがこの記事の主旨です)

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)

大阪の女性鍼灸師

子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。

詳しいプロフィールはこちら>

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