2022年1月29日6 分

ビタミンCの話

カバー写真の背景に使っている写真は、「あすけん」というアプリで、私のある日の食事に含まれている、栄養の状態をグラフにしている。

ご覧の通り、私は、毎日数回、ビタミンCサプリを摂っているから、こんなグラフになる。

ビタミンCのグラフの棒は、一見過剰に摂りすぎているように見える。

でも、「過剰」ではなく、「適正」

こりゃ一体どういうこと?ビタミンCに摂り過ぎはないの??

(もくじ)

1.「ビタミン」ってなに?どういう意味?

2.身体は食べたもので作られる。

3.ビタミンCは、クエン酸ではない。

4.ビタミンCが不足すると、出血しやすくなる

5.活性酸素とビタミンC

6.案外、壊血病になる人はいる

7.ビタミンCの必要量

1.「ビタミン」ってなに?どういう意味?

ビタミンという言葉自体、聞きなれているし、耳タコだけど、あらためて、ビタミンという言葉の意味を問われると、とまどってしまう。

ビタミンというのは、三大栄養素、「ではない」

三大栄養素ってのは、

  • 炭水化物

  • タンパク質

  • 脂質

で、この中に、ビタミンは入っていないから。

でも、親とか、先生に耳が痛くなるほど言われるのは、「ビタミンをとれ~~~」

ビタミンCは、野菜や果物に含まれているので、親がいう「もっと野菜を食べろ!」という言葉を、ビタミンを摂れという言葉と、ほぼ同じ意味にとっている人が多いと思う。

だけど、野菜=ビタミン「ではない」

ビタミンというのは、

  • 身体の中で化学合成して作り出せないもの。

  • 作り出せたとしても、必要な分作れない。ちょっぴりしかできないもの。

というか、逆に、「体の中で合成」できるもんって、何なんだよ?って話だけど。

その話に入る前に、身体の中で作れないから、ビタミンってのは、「食べもので、食べて取り入れるしかない」(酸素のように呼吸では手に入らない、ってこと)

2.身体は食べたもので作られる

っていうよね。

ビタミンは、まさに口から食べて、身体に取り入れるものだ。ビタミンが体の中で乏しくなると、人は案外あっさり病気になる。

ビタミンは、単体で身体を作る材料にはならないけど、高品質の素材を作るために欠かせない「レア素材」みたいなものと言えるかもしれない。

ビタミンは、少量しか必要ないけど、少量なぶん、身体の中で枯渇しやすい。

ビタミンCなんか1500㎎蓄えられているらしいけど、1500㎎って、たった15gってことだ。体重60キロ中の15gしかいらないけど、枯渇すると人は病気になる。

60日から90日、ビタミンCを摂らずにいると、人は病気になる。

3.ビタミンCは、クエン酸ではない。

いや、同じだと思い込んでたのは、私なんだけどさ。

果物なんかに含まれている、酸っぱさの成分である、クエン酸とビタミンCをごっちゃにしてる人って結構いると思う。

ビタミンCは、通称で、本当の名前はアスコルビン酸…

ビタミンってのは通称なので、通称と正式名称が違うもんって、勘違いしやすいよね。

4.ビタミンCが不足すると、出血しやすくなる

ビタミンCを60~90日、摂らずにいると、壊血病という病気になる。

壊血病…血が壊れる病気…出血しやすくなることから、そういう名前が付いたらしい。

壊血病は、青タンとかができやすくなるというのも一つだし、歯茎が腫れたりもする。

特に細かい血管が傷つきやすいのだけど、歩けなくなったり、心臓にダメージが出たりして、亡くなることも。

「食事が面倒くさい」と、中学児だから一日一食にしていた男性が、両足が痛くなって病院に行って、壊血病と診断された例があるみたい。偏食はいけないっていうけど、本当だね。

5.活性酸素とビタミンC

ビタミンCは、活性酸素に効果がある。

私たちが呼吸するだけで、ある割合で活性酸素ができるらしいんだけど、それを無毒化するのに、ビタミンCがいいのだ。

ただし!

この話には続きがあって、ビタミンCを過剰に摂ってしまうと、逆に、活性酸素が増えてしまう。

ビタミンC単体で摂るんじゃなく、ビタミンEと一緒に摂ると、そのリスクはグッと減るそうだ。

あと、ビタミンCを摂りすぎると、お腹を下すので、お腹がゆるくなってきたら、ビタミンC摂りすぎ。

「どれくらい摂ったら、ビタミンC摂りすぎなんだろう?」と心配な方は、お腹を下すまではOKと思って、ビタミンCのサプリメントを飲んでほしい。

便秘気味の人も、案外ビタミンC不足なのかもと思ったりする。

6.案外、壊血病になる人はいる

栄養失調なんて、今時めったにならなさそうだけど、そうでもない。

とくに壊血病は、高齢者の男性に割といる。病院に行ってないから、本人が気づいてないって例は、実はすんごく多いんじゃないかと思う。

歯茎が腫れたり、太ももに大きなあざが出来たり、メンタル的にはうつになるし、最悪死ぬし。

歯茎が腫れることから、歯槽膿漏だと思って、壊血病患者は、せっせと歯磨きしてるのかもしれない。

ビタミンCは、色んな食物に少量ずつ含まれているし、ビタミンC入りのお菓子なんかも多いので、摂りやすいはずなんだけど、ストレスが多いと減りやすくもあるので、油断はできないのだ。

7.ビタミンCの必要量

ビタミンCの必要量は、個人差が結構大きい。

メガビタミン療法の創始者、三石先生は、C不足で白内障になり、失明すると医者に言われた。

妻と同じ食事を摂ってるのに、妻は白内障じゃなくて、わたしだけ白内障になった!なんでなんや!

と思ったことが、三石先生が、栄養学に目をつけるきっかけになった。

その頃、遺伝子というものが注目され始めた時代で、三石先生は、「ビタミンCの必要量は、個人差が大きいんじゃないか?」

…だとしたら、わたしにとってどれくらいビタミンCが必要かわからんけど、とにかく大量にビタミンC摂ってみよう。もしかしたら、白内障が治るかもしれん。

てことで、自分でビタミンCの注射をはじめたところ、ほんまに白内障が治ってしまった。

そこから、三石先生オリジナルの、栄養療法の研究が始まって、今のメガビタミン療法に通じている。

ビタミンCの必要量は、個人差がすっごく大きい。

人の平均なんてのは、あくまで、人の、であって、私に最適ってことじゃない。

あなたには十分でも、私には足りないってことが普通にある。

だから、ビタミンCの過剰ってのは、あんまり心配しすぎない方がいい。

下痢をしたら、「ちょっとビタミンC摂りすぎたな」と思って、減らせば十分。

そこまでじゃなかったら、むしろ足りない方が害が大きい。

ビタミンCは、サプリメントで、たっぷり摂りましょう。

摂りすぎなんか、心配しないで。

(参考)ビタミンCの真実 https://www.vit-c.jp/index.html


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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)

大阪の女性鍼灸師

子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。

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