2020年10月30日4 分

睡眠時間を短くしたいという誘惑に駆られていませんか?

最終更新: 2020年11月8日

もっと長く、遅くまで起きていられたら、あれもこれもできるのに!・・・「ちょっと待ってください!」というのが、今回の記事の狙い。若い人でも、くも膜下出血に倒れる人が増えています。

聞きなれないと思います。

高次脳機能障害

なんだか難しそう…

私には関係なさそう…

それが、若い人にも関係ありますし、睡眠時間を減らしたいと思うほど頑張っている人には、みんなに知って欲しい病気なんです。

■ 「やりがい」があった仕事

父親から会社を継いで社長となり、傾いた会社を立て直し、ようやく軌道に乗ってきた42歳のとき、「脳出血」で倒れた下川眞一さんという方が、Amazonから出版した本です。

下川眞一さん。1968年大阪府生まれ。

脳出血の後遺症として左半身麻痺と高次脳機能障害が残る。

高次脳機能障害は、脳卒中や交通事故などの後遺症で、記憶が保てない、感情が抑制できない、集中力が続かないといった症状が出る。国内に推計約50万人いるとされるが、外見からは障害が分かりにくく「見えない障害」とも言われる。(朝日新聞デジタルより)

■ 見えない障害

左半身麻痺は、外見から否応なく分かってしまうことから、「見える障害」と言えます。

ところが、「見えない障害」と呼ばれる高次脳機能障害は、本当に、外見からはまったくわかりません。

実は、私の母が、一時的にこの状態になりました。回復したので、高次脳機能障害とはいわないかもしれませんが、外見はまったく変わらず、普段と明らかに違う言動をとる母に、身近な家族は深いショックを受けます。

恐ろしいのは、この高次脳機能障害は、本人に自覚が乏しいことです。

周りからも普通に見えるし、本人も自分は病気だと思っていない…でも、記憶は長続きしないし、今日がいつだか、家の住所や電話番号すらわからない…。

「お母さん、今日は何曜日だったっけ?」

「いつだったかしら?」

「お母さん、お母さんのお父さんの名前は?」

「さぁ、なんていったかしら」

本人は、明るく、意外にケロッとしていたりしますが、病気である自覚がないため、次から次へとトラブルを巻き起こします。

そして、家族が疲れきってしまうのです。

周囲からも理解を得られず、社会から孤立して。

そんな高次脳機能障害者を支えるNPO法人があります。

私の友人で、言語聴覚士の西村紀子さん(通称くるみさん)が、理事をしています。

そのNPO法人Reジョブ大阪は、毎年、高次脳機能障害の当事者中心の、文化祭を開催しています。

健康の基本は、

食事

睡眠

運動

です。

運動は食事の代わりにはなりませんし、睡眠も食事のかわりにはなりません。

食事、睡眠、運動に替わる治療もありません。

どれも、日常にありふれたものですから、大事なものだということを見失ってしまうこともありますが、かけがえのない健康を守るために、絶対欠かせないものです。

私たちは、もっと時間があったら、ゆっくり寝たいと言ったりします。

でも、睡眠は、時間があるときにすることではなくて、ちゃんと寝て、ちゃんと食べて、運動して、

その残りが、やりたいことを、できる時間、なのです。

いつだって、後悔は後からやってきます。

大事な人と、食卓を囲む時間。

愛する人と、一緒に眠る時間。

どちらも、ありふれているとしたら、幸せなことですが、

健康を失ったら、ありふれた時間は、永遠に戻らない時間になります。

健康であることは、本当に稀なこと、幸運だということを、元気な今こそ、思い出していただきたいのです。

↑当院に治療に通うと、私から、食事・睡眠・運動!という話をくどいほど聞くことになります。

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)

「元気があればなんでもできる」と言いますがひっくり返せば「やりたいと思うことができないのは元気がないから」

子どもの頃、働く母親の背中を見て育つ中、どれだけ忙しくても続けられる治療院があったらな…と思ったことがきっかけで、気付けば自分が治療家になっていました。

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