2020年10月28日3 分
最終更新: 2021年12月2日
鍼灸治療は、コリを取り除き、血行を改善して治すという治療法なので、良質な栄養を摂っていただくと治療効果が倍増します。
栄養の中でも、今回は、身体を作っている素材、タンパク質のお話をさせていただきます。
鍼灸治療で使う鍼はとても細く、髪の毛ほどの太さなのですが、たまに青タンができやすい方がいます。そういう方はほとんど女性ばかりで、しかも年齢を重ねるほどに青タンができやすいと感じています。
一方、男性はどうかというと、年齢に関係なく青タンができにくい傾向があります。この違いは血管の弾力性にあります。青タンは、血管の弾力性が失われかけているサインです。血管も素材はタンパク質が中心です。
つまり、青タンができやすいということは、タンパク質が不足している証拠です。あなたはどうですか?青タンができやすいのではありませんか?
というわけでタンパク質をもっと摂っていただきたいのですが、食の細い女性にとっては摂るのが大変なようです。
健康な人で、一日に必要なタンパク質の量は、その人の体重gだと言われています。
つまり、体重50kgの人は、タンパク質を50g摂らなくてはならない、という意味です。
どこか体調が悪い人、ケガや手術をした人、月経の出血中…そういう場合は、一日に必要なタンパク質の量は100gは必要だと言われます。
失った分だけ、新たなタンパク質を補充しなくてはならないからです。
あなたがもし、もっと健康になりたいとお考えでしたら、夕飯の主食を止めてみませんか?
つまり、ご飯を食べてしまうと、それだけでお腹いっぱいになってしまって、タンパク質がしっかり食べられなくなるので、主食のご飯やパンを控えるという作戦です。
そして、タンパク質が豊富な食材、肉、卵、チーズ、魚を一種類ずつ、少量でいいので、まんべんなく食べてください。
男性に比べると食の細い女性の方は、主食を抜かないと、必要量のタンパク質を摂れません。でも、月経のある女性の方が、毎月失う分、タンパク質がたっぷり必要なのです。
この食事方法の良いところは、タンパク質は主食のごはんやパンに比べ、消化に時間がかかるため、間食や夜食が減ってくることです。
いきなり主食抜きはきつい!と思われる方もいるでしょう。それでしたら、まずは夕食の主食を減らして、おかずを増やすところから始めてみてください。
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山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
「元気があればなんでもできる」と言いますがひっくり返せば「やりたいと思うことができないのは元気がないから」
子どもの頃、働く母親の背中を見て育つ中、どれだけ忙しくても続けられる治療院があったらな…と思ったことがきっかけで、気付けば自分が治療家になっていました。
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