2021年10月1日3 分
最終更新: 2021年10月2日
秋風が吹くころになると、忙しくなります。
『九月の人』がいるからです。
毎年、きまって九月になると、再来院する方です。
主訴も、初診時から、ほとんど変わっていません。
お悩みは、それぞれ、
ギックリ腰であったり、
食欲不振であったり、
不眠であったり、
胃腸の不快感であったり。
人によってお悩みは様々なのですが、たいてい八月下旬から十月上旬のことです。
私の治療がヘボで、治療が効かなかったら、もう来てないと思うんです。
でも毎年来るんです。
うちが開業した年が初診で、毎年だから、もう5年か6年。
こないだそのお一人に、道で会ったとき言われました。
私は、この患者さんたちを、高い治療代、ドブに捨ててる奇特なお方と思ってるんです。
治療を、くりかえしてはいるけど、積みあがってない。なんてもったいない。
これって、「毎度、治らないでくれて、ありがとうございま~~す♪」って、わたし、喜ぶべきところなんでしょうか?うれしくないんですけど。というか、イラっとしてるんですけど。
私はやるからには完治させたいし、毎年「またイチから!?」という気持ちになってる。イチからやって、2とか3しか進んでない段階で、急に来なくなって、そんでまた次の年もって。
これじゃ、三途の川で石を積んでる子どもみたいじゃん。
そもそも痛いのが嫌だ、辛い治療は受けたくないというタイプの方がそろっているので、「なぜ、うち(鍼灸院)」というのもあるのです。
また、こうやって、「くりかえし」を繰り返しているうちに、取り返しがつかないほど、こじれる日が「確実に」やってくることも分かっているので、変に痛みを摂ってあげるのは、
他の記事でも散々書いていますが、「痛みが消えることが治ったじゃないから!」という話です。
痛みなんか、よっぽどの場合以外は、一時的に軽くできるのです。
その、「治し切る」は、治療技術の問題というより、コーチングの問題で、私が腹をくくって、患者さんとひざ詰めで話すしかないことなのです。
それが一番難しい。
当院は、病院ではないので、こちらの指導に従っていただけなくても、患者さんは、命を失ったりはしません。
しかし、大事なことだからもう一度言いますが、
そして、困るのは、あなた。
あなた自身なのです。
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山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
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