2021年10月28日4 分
最終更新: 2022年3月31日
社畜回廊…今は自営業者になったとはいえ、団塊ジュニアで、就職超氷河期世代の私にとって、社畜という言葉には過敏に反応してしまいます。ナーバスです。
「今日の仕事は楽しみですか」
という文字だけの広告が、品川駅コンコースをジャックし、SNSなどで炎上した一件は、おそらく仕掛けた人にとって、「想定通り」の結果だったでしょう。
私もそれに乗って、こんな文章を書こうとしてるので、首謀者にまんまと乗せられています。
それも、私の意見は、首謀者寄りなのですから、なおさらです。
前に、「繰り返しか。積み重ねか」という記事を書きました。
要旨はこんな話。
毎年、秋風が吹き始めると、鍼灸院は忙しくなるのですが、普段はこなくて、寒くなってくると急に来る患者さん。
ギックリ腰を起こして、急患で来る人が典型的。
「私は、この患者さんたちを、高い治療代、ドブに捨ててる奇特なお方と思ってるんです。治療を、くりかえしてはいるけど、積みあがってない。なんてもったいない。ここ5年で、トータル10回とか、それ以上来院してるんです。これ、最初の年に、2週に1回の治療ペースで、治療続けていたら、今年、もう、うちに来てなかったと思う」
積み重ねと、繰り返しの違いは、子どもを見るとわかります。
0歳11か月の赤ちゃんは、ハイハイして、隙あらば?立ち上がろうとします。
立ち上がって、歩こうとして、危ないからと周りが止めても、何度も痛い思いをして、泣くことになっても、繰り返し立ち上がり、歩き出します。
2歳の子は、幼稚園や保育園に入る日を心待ちにしています。
「小さいままの方が、かわいがられるし、得だよ」と諭したところで、1つ2つ年上の子たちが、鉄棒にぶら下がる姿を羨ましそうに見るのを止めません。
我慢するというのは、違う言い方で言うと、
最高品質の商品を、これからも低料金で変わらず提供し続ける…なら、それは変わらないでほしいものですが、あなたが変わらないと決断することは、どんな素晴らしい意味を持っているのでしょうか?
我慢している人は、「本当はどうしたいのか?」「どうあるべきなのか?」、考えることをしようとしません。展望を持とうとしません。
大きな声で笑いながら鉄棒を上っていく人を、下から見上げることすらしないのです。
ギックリ腰を毎年繰り返している人
社畜回廊で気分を害した人
あなたは、どう感じましたか?
我慢している人は、行き当たりばったりとも違います。行動してないのですから。
さらに、ほかの人がどうしているかについても、目を伏せて、敢えて見ようとはしないのです。
展望のない我慢に、どんな意味があるのでしょう?
辛さはただ耐えしのび、やればできることすら、省エネして、たまに訪れる楽しい瞬間だけ、一瞬はじけて…。
そうやっていても、若いうちはまだ楽しみが多く、楽しみによって癒されるかもしれません。
我慢は立派なことです。変わらない品質も素晴らしいことです。
ただ、それが「勇気の欠如」であったり、「展望の欠如」でないことを祈ります。
私は、あなたごが、決して我慢しない人であってほしいと思います。
我慢じゃなく、どうしたら、何を、積み上げられるか、考える人であってほしいと思います。
自分の未来を、切り拓ける人の方が、はたで見ていて安心な人だからです。
動こうと思えば動ける。ただ、今は動かないという判断をする、ってことなら、心配しないのですが、勇気は出さないでいると、そのうちすり減って、年齢と共に消滅します。
それを嫌というほど、私も知っている。
勇気は出さずにいると、消えてなくなるのです。
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山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
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