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コリを根こそぎにする鍼
​ルート治療/掃骨/灸頭鍼

当院の鍼灸治療は、すべて一貫して「コリを取り除いて(はり)血行を改善(お灸)して治す」ための手段です。

当院オリジナルのみやこ式標準治療は、当院の治療法でもっとも優しい施術法で、あと2つ

・ルート治療

・掃骨鍼法

は、「コリを取り除く」という点に特化した治療法です。

(1)ルート治療

ルート治療は、すべての病気の原因にコリがあると考えます。体の中には様々な形でコリが存在しています。毎日の生活の中でコリは少しずつ、蓄積されていき、患者さんの中には、1万、10万、100万と大量のコリを貯めこんだ方もおられます。

 

ルート治療は、そのコリを一回につき、100とか1000とか、ちまちま取っても、患者さんは治らない。ガツン!と10,000,20,000のコリをとれば、患者さんは早く治ると考えます。

  • ​鍼の刺し方は比較的浅めに刺す

  • 一般的な鍼よりずっと太い鍼を用いる。

  • コリの中央に鍼先を「とどめる」「縫い付ける」、「ピン止めする」といった感覚を重視する。

  • 置鍼という手法を用いる。

  • 100本以上の大量の鍼を使う。

  • ​広範囲の治療が得意。

ルート治療は現在進行形の治療法ですが、当院で行うルート治療は、そのうち正ルートと呼ばれているもの。

ルート治療全体からすると、ほんの一部でしかありません

 

(↓正ルートの施術写真)

ルート治療の様子.jpg

ルート治療は、「置鍼」といい、太めの鍼を刺して時間を置ます。

鍼を刺して時間を置く「置鍼」という技法をとる鍼灸院は多いのですが、通常はせいぜい10本、20本・・・少なければ、鍼は、たった1本です。

ルート治療の特色は、上記の写真のように、鍼を大量に使い、コリを囲みこむことにあります。「コリを面としてとらえ」る治療法だといえます。

 

ルート治療以前は、ツボという「点」、トリガーポイントという「点」を治療ポイントとすることが「当然」とされていました。

皮膚の下にあるコリ、目で見ることはできないコリを、塊として捉えても、治療ポイントは「点」だったわけです。

けれど、コリはカタマリであり、点ではなく広く広がっています。それをそのまま治療しようと考えたその発想が、パラダイムシフトだったのではないかと思います。

(2)掃骨鍼法

掃骨鍼法は、ルート治療ほど一般の方に有名ではありませんが、鍼灸業界では、歴史もあり、「一番痛い鍼」として「知る人ぞ知る」「幻の鍼」として、知名度があります。

掃骨鍼法は、単刺といって、みやこ式標準治療と同じで、一本の鍼を刺したり抜いたりします。

 

みやこ式との違いは、鍼の太さと、刺す深さです。

 

掃骨というだけに、骨にこびりついたコリを「こそぎとる」鍼の使い方をします。これが最大の特長です。

 

通常、鍼灸師は、鍼を骨に当てることを避けたがります。「ひびき」というきつめの反応が出やすいからです。

 

​掃骨鍼法では、骨についているコリこそ、長引く痛みやしつこいシビレの原因として取り除きます。それが非常に迅速に効果を発揮するのです。​​​

劇的に効果を発揮しますが、劇的に治る分、再発もあります。なぜなら、コリは、日々身体に蓄積される老廃物で、コリが溜まる部位は、その方が酷使している場所でもあり、掃骨鍼法で「更地」にされたところに、またコリがつくからです。

この点は、患者さんに理解しておいていただきたい部分で、劇的に痛みが消えたからと、その後メンテナンスを怠れば、またコリは溜まります。

これは、治療技法の如何に関係なく、私たちの身体の生理現象として起こります。

ガソリンを燃やせば排ガスが出るのと一緒。生きていれば老廃物が出ます。コリは毎日、蓄積しているのです。

人が生きている限り、老廃物が発生するのは避けられないことであり、それを少しでも減らすコツは栄養に気を配ることと、適切な運動、睡眠だけです。

そして、溜まったコリをとるには、私が見る限り、鍼灸くらいしか方法がありません。

病院でも、ハイドロリリースという方法があります。こちらはコリを一塊の癒着と捉え、その癒着を注射で注ぎ入れる生理食塩水で剥がすもので、本質的には鍼灸の現代的応用です。

そうやってコリをとっても、使えば癒着が生まれる。

だから繰り返しメンテナンスが必要になるのです。

メンテナンスを最小限にするには、栄養、睡眠、運動と、逆に相当の自己投資が必要です。

(3)灸頭鍼~きゅうとうしん~

この灸頭鍼という技法は、歴史が古く、また、市中の鍼灸院でもよく行われる技法です。

お灸の先端(持ち手の部分)にもぐさの塊をつけ、お灸する技法です。

当院は、この灸頭鍼も多用します。

コリは、身体の深部に、かなり大きなサイズでくっついていて、容易にとれないケースがあります。

というか、皆さんがお悩みになり、鍼灸院を頼ろうと考えるほどの不調の場合、コリはそれくらい成長してしまっていることが多いのです。

掃骨でコリをこそぐにはリスクが高い部位があります。

ルートだけでも、パワーが足りない場合があります。

そう言うとき、当院では灸頭鍼を用います。

硬くて取れないコリをとる上で、リスクが小さく効果は大きいです。

また、鍼だけより、灸頭鍼の方が、術後患者さんが楽に感じることが多いようです。

​当院ではルート治療(正ルート)と組み合わせて、この灸頭鍼を行うことが多いです。

灸頭鍼(足裏).jpg

↑の写真は足裏に灸頭鍼をしたときのものです。ちなみに私の足の裏です。足裏は痛みに敏感なので、鍼をたくさんするのは耐えがたく、灸頭鍼をすることが多いです。

ある程度太い鍼でないと、鍼がたわんで危険になります。ななめに刺してもたわまない鍼を使いました。

ルート治療(置鍼)

ルート治療は、鍼をたくさん刺して時間を置く治療です。通常の鍼灸院での治療でも、鍼を刺して置く「置鍼」ということはよく行われます。

​ルート治療の特長は、鍼の太さと本数です。使う鍼はなるべく太く、なるべく本数も多く(もちろん、患者さんそれぞれに許容範囲はあります)使うことで、破壊と再生、生体組織の超回復を促します。

★ご予約・お問い合わせはLINEが便利です。

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