2022年12月25日4 分
Tさんは、子どもの頃もアトピーがあったそうですが、最近になって悪化したということです。
この十か月、栄養も、鍼灸も、かなり頑張ってくださいまして、ようやく今月に入ったくらいで、肌の状態はよくなり、背中に関しては、かきむしった痕はなくなりました。
Tさんが、アトピーを再発した原因が、普段のお食事でした。
最初の頃、調味料を良いものに変えてくださいと言う話をしたんです。
具体的には、塩を、ぬちまーすとか、藻塩などの、天然塩にするといったことです。
Tさんは、「うちには、調味料ないんです」とおっしゃいました。
どういう意味か一瞬分からず、聞き返すと、
「料理についてくる調味料を使うので、調味料をそろえる必要がない」のでした。
焼きそばについてくる、粉末のソース。
サラダについてくる、ドレッシング。
お肉にも、塩コショーがセットになって販売されています。
調味料を、調合して、味付けする必要はない・・・言われてみれば確かに。
これまでと同じ栄養を摂り続けていたら、一年足らずでアトピーが治ることはなかったと思います。
Tさんが、プロテインやサプリをしっかり摂るようにしてくださるようになったことが、短い期間での改善の理由だと思います。
Tさんと、もう一人Oさんというアトピーの患者さんを施術させていただいた経験から、感じることは、
肌が痒いというのは、言う必要ないのかもしれませんが、「しんどい」という言葉をとにかくよくおっしゃいます。
Oさんだけだったら、ここまで確信してないのですが、Tさんを治療させていただいたことで、確信に変わってきました。
それは、アトピーの本質は「しんどさ」だということです。
すごく過激な表現をして、恐縮なのですが、
という気がするのです。
私、自分が
毒を飲んだことがないので、想像して言っているのですが、
かゆみにしろ、しんどさにしろ、毒でもだえ苦しんでいるような、そういう苦しみなんじゃないかなと。
Tさんは、ご自身だけでなく、実は、お子さんも。
小学生なのですが、すごく疲れやすいから心配なのだそうです。
小学生なのに、栄養ドリンクが好き。
ご飯を食べていても、食べながら疲れて、途中で食べるのをやめてしまうそうです。
そういうこともあって、Tさんは一生懸命プロテインやサプリを頑張ってくれました。
※ サプリの中でも、ナイアシンは、アトピーの人には必須だと私は考えているのですが、これは、フラッシュという副作用があるので、夏頃には大変だったりもしたのですが、Tさんは、がんばって続けてくれています。
現在は、肌はだいぶ治ってきているのですが、「しんどさ」はまだまだあるので、それが治まったときが、本当にアトピーが治ったときかなと考えています。
プロテインやナイアシンは、アトピーにとって本質的な栄養素ですが、それ以上に、添加物の多い食事を続けていくことは、アトピーにとって大きなリスクになります。
アトピーの患者さんが、もしあなたの身近にいらっしゃいましたら、Tさんの経験について、ぜひ教えてあげてください。
添加物の多い食事を避けていただくようになるだけでも、かゆみやシンドサが違うはずです。
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お目をとめていただき、ありがとうございました。
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師（国家資格 はり師＋きゅう師）
はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ
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