2022年8月25日5 分

血糖値の乱高下は、あなたを攻撃的にする。

血糖…血の糖。

血糖は全でも悪でもありません。むしろ身体に必要なものという意味では、全です。

ただ、量が多すぎ、少なすぎが問題で、血糖値が高すぎたり、低すぎたりすると、それはたちまち問題を引き起こします。

何より、血糖値をコントロールするホルモン。

それに恐ろしい副作用があることを、知っておいて欲しいのです。

イライラしすぎる人、いませんか?

攻撃的な自分は、自然な姿でしょうか?

私はもともと口が悪かった?そうでしょうか。

凶暴な赤ちゃんは、ホラー映画の中だけの存在だという気がします。

どんな凶悪殺人犯も、赤ちゃんの時代があって、そのときは、天使のようにスヤスヤ眠り、ミルクを飲んで、にっこり笑う・・・そういう存在だったはずです。

でも、大人になると、なぜかイライラしすぎる人がいます。

何がそんなにその人をイライラさせているのでしょうか?

その人はただ、感情をコントロールできない、未熟な人格なのでしょうか?

そうではないかもしれません。

脳を壊す、ホルモンの過剰分泌が原因かもしれないのです。

アドレナリンとコルチゾール

アドレナリンはよく聞くホルモンの名前です。

興奮した時なんか、「アドレナリンが出てる」といいます。

ビックリさせられたときとか、スリルを感じてヒヤッとしたときなんかに出るホルモンで、攻撃性と関係があることも、イメージしやすいと思います。

かたや、コルチゾールを聞いたことがある人は、結構くわしい人です。

コルチゾールは、「ストレスホルモン」とも呼ばれ、人がストレスを「受けた」とき、分泌されます。

ちなみに、不妊症とも関係がある。

「ストレスによっても分泌が亢進される。分泌される量によっては、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下や不妊をもたらす」(ウィキペディアより)

ホルモンと血糖の関係

アドレナリン、コルチゾールは一応分かったとして、これが血糖とどういう関係があるか。

甘いものを食べると、ほわ~っと幸せを感じます。

ところがこのしあわせ感は一瞬。

せいぜい30分から2時間。

なぜか?

甘いものを食べる=高血糖になる。

高血糖になると、インスリンが出て、血糖値を下げようとする。

血糖値が短時間にサッと上がると、サッと下げようとするってこと(血糖値がゆっくり上がる方がいいというのは、下がるときもゆっくりだから)

急に上がり(高血糖)、急に下がる(低血糖)と、身体はいきなり、「ガス欠」状態におちいります。

身体側からすれば、急に下がったんだから、怖くて、反射的に上げたくなるわけです。

血糖値をあげるホルモン(血中の糖を増やせ、という指令を出すホルモン)が、アドレナリンとコルチゾールです。

アドレナリンは、人が危機的状況に陥ったとき、ファイティングスピリットを燃やして、元気(←血糖、糖)を出すためのホルモン。

コルチゾールもまた、人がストレスを受けた時、その場をしのぐために、馬力(血糖)を出すためのホルモン。

なんで、糖を血中に増やすことで、馬力が出るかというと、赤血球の「ごはん」が、糖だからです。

血をか~~っと働かすと、なんか元気が出る感じ、するでしょう?

いきおいよく、血が動き出すと、活発な感じ、するでしょう?

アドレナリンと、コルチゾールは、心臓をぐわわ~~っと動かし、赤血球は糖というご飯を食べて、活発になり、いかにも戦闘準備OK!という状態になるわけです。

とんだ副作用

アドレナリン・コルチゾールが、ぐわ~~っと働いたら、心臓にダメージが来そうな印象があるかもしれません。

人間の心臓が一生に打つ、心拍数には上限がありますから、たしかにそういう側面もあるでしょうね。

でも、ここで気にしてほしいのは脳やメンタルへの影響。

あなたの社会生活に響くってことです。

アドレナリンは、副腎髄質から分泌されるホルモンで、交感神経をオンにします。メラメラ、ファイティングスピリット着火!です。

交感神経がオンになると、攻撃的にもなるし、興奮しやすく、イライラ、怒りっぽくなります。血圧も上がり、実際に心臓がドキドキ激しく打つ人もいます。

アドレナリンが出まくってる人は、かなり怖い人です。

コルチゾールは、副腎皮質ホルモン。ストレスを受けると出る、ストレスホルモンだってことは先に書いた通り。

抗炎症効果があります。

が、長期的に分泌し続けると、碌なことがありません。

不妊と関係があるとも書きましたが、睡眠障害や、筋力の低下にも関わっています。

私が、うつ病になったとき、筋力が異常に低下して、ギックリ腰になりまくってたんですが、コルチゾールが原因だったのかも。

ストレスに耐え続け・・・我慢してりゃいいってもんじゃない・・・大きな副作用がある・・・ということですね。

さらには、コルチゾールは、記憶をつかさどる、脳の海馬を委縮させるともいいます。

将来、認知症が怖い。

血糖値を乱高下させさえしなければ、アドレナリンやコルチゾールが大暴れすることはありません。

血糖値をぐわっとあげちゃうような、甘いものは食べないようにしなくては、ですね。

参考資料:「マンガでわかるココロの不調回復食べてうつぬけ」奥平智之 著

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)

大阪の女性鍼灸師

子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。

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はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ
 
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