2022年8月22日6 分

「血糖値調節障害」ってどういうこと?

「私は糖質を摂り過ぎてなんていない!」

「私の食生活は普通!」

「ドラマとかで食べてるものと比べて、変なものを食べているとは思えない」

本当でしょうか?

朝食を食べずに、どたばたと仕事に向かい、昼は常に外食、ランチでパスタ!おやつがいつもデスクの机に入っていて、夕飯は居酒屋でハイボール(低糖質意識)

日本のザ・定番

サザエさんの磯野家の食生活とは、ずいぶん違うようですが…?

筋肉に毛玉がつく「AGEs」

糖がタンパク質にくっつき、タンパク質を変質させてしまう現象を、糖化といいます。

AGEsとは、最終糖化産物といういかめしい正式名称ですが、まぁ、筋肉とか細胞につく、毛玉です。

毛玉がつくと、セーターがひっかかりやすくなりますよね?

毛玉のひっかかりが、大きな「癒着」のきっかけになります。

たとえば、なが~い腸の、あっちとこっちがくっついちゃったら?(癒着とはくっついちゃうこと)

くっついちゃったら、うんこ、出にくくなります(腸ねん転、激痛)

腸ねん転ほど大きいサイズで起こってなくても、見えるところで糖化は起こっています。

AGEsは茶色っぽいのが特徴。

お顔のシミやシワ、肝斑とかいうやつ。茶色いですね?AGEsです。

さらに、

骨では骨粗しょう症。

目はドライアイ。白内障に網膜症。

脳ならアルツハイマー病。

糖化の前に、血糖の問題

血糖とは、血液の中の糖という意味です。

赤血球はめちゃくちゃ数が多いのですが、赤血球の栄養源がブドウ糖。

だから血液中に糖があることは、必要なことなのです。

ただ、多すぎると、インスリンというものがすい臓から出て、糖を肝臓に取り込みます。

それなのに、、、

肝臓が取り込み切れないほど、血中に糖が多い状態だったら?

肝臓が、糖をとりこんでも、とりこんでも、なお、血中に糖が増えたら?(つまり、甘いものを間断なく取り続けていたら?)

「もうええわ」

インスリンが出ても、肝臓が糖を取り込まなくなります。

インスリンへの反応が悪くなった状態。これがⅡ型糖尿病。

赤血球は数がとにかく多いので、ちょっと活動的なことをやると(階段を上る程度)でも、血糖を使います。

で、使った後、またすぐ甘いものに手が伸びる…

疲れた→甘いもの→ちょっと動けるようになる→疲れる→甘いもの→ちょっと動ける→エンドレス

一日に複数回、甘いものをちょこちょこ食べてる人。

疲れやすい人。

□ 夕方眠くなる。

□ 夕方に近づくにつれ、集中力が低下する。

□ 頭痛や動悸が甘いもので改善する。

□ 疲れやすい。

□ 食後、30分とか1時間後に、もうおなかがすく。

心当たりはありませんか?

これが悪化すると、メンタルにも来ます。

□ 頭に霧がかかったような、ぼーっとした状態になる。

□ 睡眠が浅い。

感情が安定しない。

□ イライラしやすい。

□ ふっと泣きたくなったり、いきなり泣き出したり。

□ 朝からだるい

□ コーヒーなどで気合を入れて、カッと集中。

□ 遊びに行く元気もない。

□ 午後になると頭痛。

□ 疲れると頭痛。

□ 自分や他人をひどく責める。

かなり嫌な人です。

誰も、こんな人とは付き合いたくありません。

ですから、この状態になった人は、自己嫌悪に苦しみます。

こじれていけば、うつ病などのメンタル疾患に。

まぁ、私です。

こうなってくると、治すのが難しいので、初期状態で食生活を変えてってほしい。

糖化というだけに、糖質が原因なので。

甘いものをとりすぎているというだけの話ではない。

□ 肉をほとんど食べない。

□ 鶏肉はいいけど、牛肉はイヤ。

□ 豚肉は良いけど、牛肉はあんまりほしくない。

□ 脂肪をあまり摂らない。

□ 食後はゆっくりくつろぐ。

糖質ってそもそも何でしたっけ?

ちゃんとわかってますか?

砂糖のことじゃないですよ。

糖質=炭水化物から食物繊維を取り除いたもの。

炭水化物…イモ類、麺類、お米、小麦粉などなど、マメとかもかな。

甘いものとは限りません!

パン、麺類、ごはん、スナック菓子!甘くない糖質も多いです。

(余談。ある本によると、肥満の原因は、しょっぱい辛い系のお菓子だった…って調査もありました。「甘いもの苦手な私は大丈夫」・・・ではない。全然ない。

お酒。めちゃくちゃ糖質。

「ビール大好き、辛党だし!」・・・肥満という意味でも、危ないパターン。

今回肥満はテーマじゃないので踏み込みませんが、肥満が血糖値と関係ないわけがない)

おそるべしフツーの食事

近頃の「フツー」の食事は、サザエさんの時代とは大きく異なっています。

朝食、パンとジャム(角砂糖10個分)

昼、ミートソースパスタ。(14個)

間食、クッキーとかチョコ。(16個)

夕食、きっかり定食的な食事(←バランスがいい食事のつもりで、20個以上)

これで、一日合計、角砂糖60個分の糖質(250gの糖質!?)摂れてしまいます。

普通の食事を摂ってたら、すでに「ヤバイ」時代なんです。

上記の食事を摂ってれば、心のトラブルが起こってもおかしくない。

あなたがやせ型でも、それは体質というやつで、上記のチェックリストに一つでも当てはまるところがあるなら、一回食事は見直した方がいいです。

とりま、「あすけん」のアプリをスマホにDLしましょう。

#糖質制限というより糖質過剰

血糖値スパイク

血糖値の急上昇と急下降。

血糖値がギュッと上がったそのことを、血糖値スパイクといいます。

ぎゅっと上がったり、ガッと下がったりするのを繰り返すと、血管が傷つくんですね~

そして、傷ついた血管の補修素材に、なんか糖のくっついた…つまりAGEsの混じったタンパク質が使われて、血管ができた当初から「ボロボロ」「穴ぼこだらけ」の老朽パイプになる。

こんな老朽パイプ血管だと、簡単に出血するし、目なら最悪失明。

心筋梗塞などのトラブルにも。

口から摂り入れた栄養。

40兆個ある細胞のどこに使われるかは、そのときどきの身体の事情次第。

「目の血管にそんなオンボロ材料、使われたら困る!」

といっても、現場は、あたえられた材料で補修するしかないわけで。

口に入れるものは、できる限り厳選しましょう。

参考資料:「マンガでわかるココロの不調回復食べてうつぬけ」奥平智之 著

【大阪市玉造】で肩こりや酷い痛みにお悩みの方にオススメなのが鍼灸院はりきゅう和-nagomi-。他の鍼灸院とは異なりツボを使わない治療を行います。女性鍼灸師ですから、初めて鍼灸院を利用される方でも安心です。


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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)

大阪の女性鍼灸師

子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。

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はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ
 
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