2023年5月1日6 分

コリってどんなもの?

肩こり、首こりとはいうけど、腰こりとはいわない。

じゃあ、腰はこらないのか?

いやいや、腰もこるでしょ?

腰がこらなかったら、腰痛とかどうして起こるの?

慢性腰痛で、腰がずっと重く、だるく感じるのは、あれはコリじゃないの?

逆に、肩がガチガチでも、コリ感を感じてない人もいる。

それ、問題ないの?感じない方が得なの?

鍼灸師なりに、このすべてに答えがあります。

1.コリは全身、どこにでもできる。ほとんど筋肉がない頭皮の下、おでこなんかにも、コリは溜まっている。腰は当然こってる。でも、コリ感の感じ方が違う。首に近い方がしんどく感じる。

腰がこってるときは、相当コリがたまってる。⇒これが「重だるさ」

2.一番コリがどっぷりたまってるところは、しばしば鍼を刺しても無痛。本人、刺してることが分からないことすらある。

ということは、コリを本人が感じてる、感じてないってことと、悪さの加減は全く関係ない。

というか、感じないところの方が悪い(少なくともコリのたまり具合がひどい)

だけど、患者さんの目にはコリが見えない。しんどさだけしか分からないから、鍼灸師と患者さんの意思疎通、そこが難しい~

3.コリが溜まっている場所は、結局重症化・難治化する。

痛みを感じないからといって、ほっといて良いことなんかなさそう。

シビレとか痛みとか、難聴とか、顔面麻痺とか。突然起こるように「見える」けど、その前にかなりコリが溜まってる。

その証拠に施術してみると、コリがどっぷり乗ってる。

コリは皮膚の下にあって、見えないけど、見えてたら怖くなると思う。

見えないけど、身体の中で毎日、少しずつ溜まっていってる。機械がサビるみたいに。だからメンテナンスが必要だってこと。車やバイクとかの機械の整備が好きな人ならわかるかな。プラグ抜いてみたら、真っ黒な煤がたまってるような。

4.コリを取り除いても、取り除いても、下からせり上がってくるので、見た目(肩はってるなー)以上にコリは溜まってる。あと、骨のスキマとかに、カニの身みたいに潜んでいる。

だから、後頭部あたりはすごく溜まってることが多い。首、よく使うからかも。

施術で、その「カニの身」、しょっちゅうほじくり返しているけど、次見た時も溜まってるので、身体のコリを貯めこむキャパはすごい(たいてい長期我慢して、かなり悪化してから、鍼灸院に来てる)

5.コリそのものに痛覚はない(たぶん老廃物だから)

6.コリが溜まる場所は、おおよそ決まっている。あと骨にくっついてることが多い。

最初はちょっと硬めのクリーム。歯垢くらいの硬さで、だんだん硬くなり、最終的には骨と区別がつかないくらいの硬さになってるみたい。

歯垢⇒歯石

って、私はよく例える。この歯石状態のやつがあると、痛みじゃなく、シビレになってることが多いし、「原因不明の不調」といってたりする。かなり重い状態。

病院に行っても解決しないっぽい?レントゲンに映らない??MRIにも???

この辺りが不明。小さすぎて分かりにくいのかも。

7.コリに刺して痛い場合もある。

どうもコリが神経や血管を巻き込んで固まってる(張り付いてる)らしい。

「筋膜の癒着」には、これが多い気がする。

鍼灸治療は、たぶん、皆さんが思うより、「歯医者の治療」に近い、似ていると思います。

歯石そっくりのコリは、見つける観察力もいりますし、腕力もいります。

歯垢状のも、たまに、「めちゃくちゃ重い」ときがあって、生クリームをかきまぜて硬くしてるみたいな。クリームというより粘土に近いです。

骨についているコリは、おそらく、粥状のカルシウムではないかと考えています。石灰沈着というやつです。

腱板炎とかのイメージで、肩にたまると思われているかもしれませんが、石灰は、骨があるところ、どこにでも溜まります。

筋膜の癒着を丁寧に剥ぐときもありますが、たいてい、本命は骨についていることが多いです。筋肉が骨に付着しているところで、折りたたまれているというか、硬くなっていることが多いので、そこをほじって柔らかくします。

鍼は、正直、たまに痛いときもあれば、電撃が走る瞬間もあります。

でも、痛い回数と同じくらい「あ、、、気持ちいい」という瞬間もあるのです。

鍼治療には、根気がいるし慎重さも必要です。

リスクがある分、効果も大きいです。

でも、合う合わないも当然あると思うので、一回試してみて下さい。

合う、と思ったら、続けてください。

コリがとれれば、一回で劇的に回復することもありますが、コリの取り方が中途半端だと、また新たな老廃物が神経を圧迫し、再発します。

肩こり、首コリ、腰痛の重さ、だるさ、しびれ、いずれも、血管や神経をコリが圧迫していることで起こります。というか、血管や神経を圧迫するものをコリと呼んでいる、と理解してもらった方がいいです。

コリは、症状が消えればOKじゃなく、ある程度しっかり取り除かないと、再発が早い・・・これを称して、「鍼灸は癖になる」といわれたりします。が、そうじゃありません。

大事なことなのでもう一度言いますが、

コリは老廃物です(たぶん)、だから日々、瞬間瞬間たまっています。

一回取り除いて、痛みがとれたら「治った」ってことではありません。

ある程度しっかり取り除かないと、ジェンガみたいに、上のが雪崩てきます。

機械が正常に働くには、たまにエンジンを分解、掃除、メンテナンスしないといけないのと同じで、人体もメンテナンス無しでやっていけるものではないです。

それは危険な勘違いです。

バイクがエンストするくらいならまだしも、走ってる最中にブレーキが効かなかったら大変ですよね。

身体のメンテナンスをしないというリスクは、それ以上です。

「原因が分からない突然の発病」といわれるものの背景には、神経や血管を圧迫するコリがあります。突発性難聴は突発じゃなく、それ以前、長期に渡って、耳や神経や血管がコリでダメージを受けているのです。

コリは毎日溜まる。どうしたら溜めずにすむのか?

だから、当院では栄養療法を勧めているのです。

再発しにくくするには、コリが出てくる蛇口をしめなきゃいけないからです。

蛇口の水をとめないでやる治療は、対処療法です。

蛇口は、患者さんの生活。とくに食生活です。

当院の鍼灸栄養療法(メガビタミン療法)は、きっとあなたにとって、健康づくりの一番の味方になれると思います。

大阪市中央区玉造の鍼灸院、はりきゅう和-nagomi-、土日も鍼療、木金は夜八時まで開けて、皆様の健康づくりのお役に立とうと準備しております。

ぜひ、ご活用ください。

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【大阪市玉造】で肩こりや酷い痛みにお悩みの方にオススメなのが鍼灸院はりきゅう和-nagomi-。他の鍼灸院とは異なりツボを使わない治療を行います。女性鍼灸師ですから、初めて鍼灸院を利用される方でも安心です。


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栄養療法について、毎日記事を書いています。通知が多すぎるかもしれませんので、調整してください。ご予約や、質問、記事への感想も当院公式LINEにて承らせていただきます。

お目をとめていただき、ありがとうございました。


PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)

大阪の女性鍼灸師

子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。

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はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ
 
〒540-0004 大阪市中央区玉造2-16-18

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