2023年2月14日8 分

栄養、ありふれたコモディティ(日用品)とレア栄養素~執筆中~

栄養素には、レア素材と、ありふれたコモディティ(日用品)とがあります。

しかし、そのレア素材と、コモディティは、遺伝子のちがいで、必要量にかなりの個人差があります。

同じ栄養素であっても、少量あれば十分まかなえるサトウさんと、燃費が悪くて大量に必要になるスズキさんがいるのです。

たとえば、代表的レア栄養素のビタミンC。

人以外の動物で、ビタミンCを体内で合成できない生き物は、ほぼいません。

でも、人間はビタミンCを体内で合成できないので、食べ物で摂る必要があります。かなりの量が必要なのに、です。

しかも、そのビタミンCを必要とする量は、一人ひとり違っていて、個人差が10倍から20倍もあるらしいのです。

一日10グラムもあれば十分なヤマダさんと、200グラムも必要としているタナカさんがいる、ということです。

栄養の教科書的な意味で、コモディティ(ありふれた、日用品の)栄養素とは、

  • 炭水化物

  • 脂質

  • タンパク質

三大栄養素と呼ばれる、この三つです。

逆にビタミン。ビタミンという言葉には特別な意味があります。「生物の生存・生育に微量に必要な栄養素のうち、その生物の体内で十分な量を合成できない炭水化物・タンパク質・脂質以外の有機化合物の総称である」(ウィキペディア)

言葉の意味からして、ビタミン=レア素材です。

ウィキペディアには、ビタミンは、「有機化合物」だと書いています。

ミネラルも、ビタミン同様、体の中で作り出すことはできません。外から何らかの形で取り入れることしかできませんが、ビタミンは「有機」であるのに対し、ミネラルは「無機物」

レア素材ではあるけれど、無機物なのがミネラルと理解していただければOKです。

  • コモディティ…糖質、脂質、タンパク質

  • レア…ビタミン、ミネラル

これがざっくり教科書的な意味の、コモディティとレアの区別ですが、この記事を読んでくださっている方は、「あなた自身にとって」の、コモディティ、レア(一生懸命摂ったほうがいい)が知りたいはずです。

いちいち試して見なくちゃ分からない面もありますが、できる限り解説してみたいと思います。

(1)コモディティの中にあるレア素材

コモディティに入ってる栄養、炭水化物、脂質、タンパク質の中に混じって、レア素材があります。

炭水化物の中には、「食物線維」というレア素材がいます。炭水化物を食べることで、食物繊維「も」とれる場合がありますが、お菓子は炭水化物が多いと言え、食物繊維は少ないことが多いです。

お菓子の摂取量が多い人は、自動的に、食物繊維が不足するという形で、食物繊維がレア素材になっています。イモ類、豆類、葉野菜、根菜類を摂れば、食物繊維は補えます。

脂肪…嫌われがちな脂肪の中にも、レア素材があります。それが「必須脂肪酸」です。必須…というくらいなので、ゼロになれば、なんらかの不調、疾患に繋がります。

皮下脂肪、内臓脂肪が豊富な方は、いきなり必須脂肪酸不足になることはないかもしれませんが、肌や髪が潤いを失ってきているとしたら(←自分にとってレア素材かどうか見分けるには、こういった変化を見分けるしかありません)アラートが灯っています。

脂肪は、細胞膜を作る代表素材なので、変化は比較的すぐ肌に現れ、わかりやすいサインです。

タンパク質。タンパク質にも、必須脂肪酸同様、必須アミノ酸というものがあります。が、それ以前にタンパク質は、一部のアスリートを除いて、ほぼ全員に不足しています。コモディティどころか、タンパク質は最初からレア素材です。

まず、他二つに比べて、高い。調理のハードルが高い。

  • シミ・しわ

  • 節々の痛み

  • 背が縮む

  • 足が遅くなる

  • 歩幅が狭くなる

  • 白髪

  • 抜け毛

老化サインのほぼすべてを、タンパク質不足が起こしています。

胃弱、腸の状態の悪さがある人は、タンパク質を、吸収できません。摂っているつもりで吸収できてない。同様のことは脂肪についても起こっていることで、質の良い脂肪でないと、吸収が悪く、必須脂肪酸不足になっている肥満の人はいくらでもいます。

もう少し説明します。

(2)「摂っている」のと「吸収できている」のとで、かなりズレが出る栄養

摂ってるつもりで、吸収できてない、吸収しにくい栄養があります。

代表格が、ミネラルです。

ミネラルというのは、金属です。ほんの少量あれば足りる…たとえば鉄なら全身でも数グラムあれば事足りる栄養素ですが、

「じゃあ、とりあえず2グラムほど補うか」と、2グラム分、「鉄サプリ」を飲んだところで、吸収できません。

点滴や注射で身体に直接入れれば別ですが、胃腸は賢いので、多すぎる鉄がいきなり増えそうな事態を察して、「そのまま」体外に放出…つまりうんこ💩で出します。

これが、鉄サプリを飲むと、うんこが黒くなる理由です。

さて、タンパク質と脂肪に話を戻します。

タンパク質には、必須アミノ酸。脂肪には、必須脂肪酸というレア素材が含まれています。

ですが、これらは、錬金術師のように、タンパク質(脂肪)の中から、消化によって「抽出」しないと、出てこない栄養素です。

ガラクタの中に宝石が隠れているのです。

こういった栄養素を取り出すには、強い消化・吸収能力が必要になります。

つまり、栄養に関しては、「量、摂ってるつもり」と、「吸収できてる」の間に、見えない溝があるってことです。

世の中には、めちゃくちゃ小食なのに、すごく元気に動ける人、しかも見た目も若いという人がいますが、そういう人は、生まれながらにして高い消化・吸収能力を持っています。

逆に、たいして食べてないのに、ぶくぶく太っていく人もいます。ほぼほぼ吸収力がなく、ほんの少量のレア素材を手に入れるために、大量のガラクタを一緒に摂らなくてはならない人です。

たとえばヤマサキさんが、一日に人一倍多くのビタミンCを必要としているとして、ビタミンCのサプリを大量にとっているとして…それは、果たして、遺伝子が原因なのか?それとも単にヤマサキさんの消化吸収能力がうんこだからか?はたまた、ヤマサキさんが、砂糖中毒でお菓子を大量に食べる人だから、ビタミンCが枯渇しているのか?

複数の要因が絡まりあっています。

遺伝子検査で、必要な栄養素を調べることもできるらしいですが、3万円ほどかかります。私は遺伝情報の漏出が怖くて(遺伝子で、あいつはアホだとバレるのが嫌ですし)、やってません。

しかし、それでも、身体に現れている「不調」から、不足する栄養素を読み解くことは、ある程度できます。

ただし、自分を観察する力がいります。

(3)体に現れる不調から読み解く、レア栄養素

いかに書くことは、現時点で、私が確信できたことです。一般論については、(4)で書きます。(4)に書くことは、私にとって「未確認」のものを含みます。

世間一般に言われていることと、かなりズレる部分もあるかと思いますので、ご本人が、身体で実際に試してみてください。

老化…タンパク質。一日100g以上。肌、髪、関節、脳(認知症など)全般に関連しているということは、すでに一般書にも紹介されている通りです。

肌トラブル、アトピー含む、便秘など腸の不具合、花粉症などの粘膜の不具合、目の粘膜に関する不具合…ナイアシン(ナイアシンアミド、フラッシュフリーナイアシンを除く)

 ※ナイアシンは、フラッシュという副作用のある栄養素です。必ず少量(100㎎)から始められることをお勧めします。

私の体感ですが、ナイアシンは粘膜全体に関係があります。

粘膜は鼻、口、胃腸の中全部、目を包む膜、脳を包む膜、血管の内膜、内臓の内と外、赤血球の膜。膜、膜、膜、あっちもこっちも膜だらけで、ナイアシンを飲むとすぐわかりますが、灼熱感があります(ナイアシンフラッシュ)

しかも速攻で出ます。数ある膜の中でも、その人の一番弱ってる膜にいきなり「キ」ますので、ビビります。肺に来たときは、呼吸困難っぽくなって、本気で怖かったです。目に来たときは、ずっとズキズキ痛かった目の痛みがスッと引きました。

ほとんどの方は、ナイアシンは、まず不足していると思って間違いありません。

また、ナイアシンは、非常に広範に影響する栄養素です。ナイアシンは、ビタミンB3。ビタミンB群の一つですが、ビタミンB群自体が、とてつもなく広範囲に働く栄養素で、常に不足気味です。

特に、不調がなくても、ビタミンBコンプレックスは、飲んでおいたほうがいいサプリかもしれません。

元気がない、鬱傾向…鉄です。鉄茶を飲んでください。詳しくはこちら

(4)特定の栄養が不足すると起こるとされる症状

基本的に、自分に必要な栄養素(サプリ)は、自分が抱える「不調」で見分けると考えてください。誰かが診断して、遺伝子検査キットで見つけてもらうという正解もありますが、遺伝子検査に抵抗がある、私のような人もいると思います。

手っ取り早い方法でOKな方は、●maz●nで調べてみれば検査キットはすぐ出てきます。

~執筆中~

当院の鍼灸栄養療法(メガビタミン療法)は、きっとあなたにとって、健康づくりの一番の味方になれると思います。

大阪市中央区玉造の鍼灸院、はりきゅう和-nagomi-、土日も鍼療、木金は夜八時まで開けて、皆様の健康づくりのお役に立とうと準備しております。

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)

大阪の女性鍼灸師

子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。

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