鍼で青タンができたら?
- やまさき みほ
- 10月10日
- 読了時間: 3分
鍼を受けたあとに、たま〜に出る「青タン」
見た瞬間、「えっ、大丈夫なんこれ?」と心配になりますよね。
実はこれ、そこまで珍しいことでもなくて、ほとんどの場合は自然に消えていきます。完全にゼロにはできませんが、できてしまったときにできる対処方法があります。

なんで青タンができるの?
青タン=皮下出血。つまり皮膚の下でちょっと血がにじんだ状態です。
原因はいろいろあって…
鍼がたまたま血管に当たった
血管自体がちょっと“もろもろ”(関西弁で「脆い」のこと)だった
出血しやすい体質や、血液をサラサラにする薬・サプリを飲んでいる
特に毛細血管や静脈は、壁が薄くて壊れやすいので、ここが原因になることが多いです。
青タンできたときのセルフケア
さて、できちゃったとき。慌てなくてOK。次の流れでケアしてください。
直後なら押さえる(not もむ。もんだらあかん)清潔なティッシュやガーゼで、ぎゅっと“持続圧迫”。優しくかつしっかり数分おさえる。
数時間以内は冷やす保冷剤や冷たいタオルで10分くらい冷やすと、血の広がりを防げます。
翌日以降は温めるお風呂や蒸しタオルで血流をよくすると、青タンが早く引きます。お灸もアリ。
🚫 NG行為はマッサージ。もむと悪化することがあるのでご注意を。
放っておいても大丈夫なサイン
押してもズキズキしない
色が青 → 緑 → 黄色と変化してきている
広がっていってない
こういう場合は自然に吸収され、1〜2週間ほどで消えていきます。
相談した方がいいとき
強い腫れや熱感がある
激しい痛みがある
毎回すごく大きな青タンになる(血液サラサラのお薬とか飲んでる?)
こういうときは、鍼灸師に伝えたり、必要なら医療機関でチェックしてもらいましょう。
さいごに
鍼で青タンができるとびっくりしますが、体にとって大きな問題になることはほとんどありません。
むしろ「血管の性質」や「体の状態」を知るきっかけになることもあります。
出やすい人は、ビタミンCやたんぱく質を意識したり、サプリやお薬を飲んでいることを鍼灸師に伝えておくと安心です。
五十代前後の女性はもろいということ)もろいということ)になるのに歯止めをかけるため、タンパク質をしっかり摂ることをおすすめします。
血モロモロロは老化に直滑降のサインです(血管年齢=肌に影響)
血管年齢は健康寿命に直結します。日本人の死亡原因の上位は、がん以外だと脳出血だの心臓の梗塞だのです。
鍼で傷つくのは、静脈や毛細血管ですが、この二つがもろければ、当然動脈ももろい、または硬い(動脈硬化)です。
青タンを、血管年齢を見直すきっかけにしていただけたら嬉しいです。



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