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「そこ!」というコリを狙える 大阪の鍼灸院 

タンパク質問題のまとめ:9種類の必須アミノ酸をどう摂るか?-2

「人体に必要な9種類の不可欠アミノ酸を、人体が求めるのと同じ比率で含んでいるのが、良質タンパク質である。私はこれを、100点満点のタンパク質という意味で「プロテインスコア100のタンパク質」と呼んでいる。


含んでいるアミノ酸の中身によっては、プロテインスコア80程度のタンパク質もあれば、プロテインスコア50ぐらいしかないタンパク質もある」

(三石巌 著『医学常識はウソだらけ』p133より)



プロテインまとめ
プロテインまとめ


なぜソイプロテインじゃダメなのか?


大豆には、必須アミノ酸のメチオニンが、100必要なうち56しか満たしていない。


タンパク質の「質」は、一番数値の低いもので、全体の価値が決まる(プロテインスコア、アミノ酸の桶理論)


だから、大豆のプロテインスコアは56。


米はもうちょっとプロテインスコアが高い。だけど、コメには必須アミノ酸のリジンが足りない。リジンが100必要なうち73しか満たしていないので、米はプロテインスコア73。



もちろん問題はソイプロテインだけではなく、ホエイプロテインでも、カゼインプロテインでも、同じ問題があります。どちらもプロテインスコア満点というわけではないからです。


穀類と動物由来との違いで、欠けてるアミノ酸が異なるだけ。





複数の食材を組み合わせて、必須アミノ酸を補う


私たち日本人は、ご飯と味噌汁というのをセットにして食べる習慣がありますが、米と大豆が、お互いに欠けている必須アミノ酸を補う関係にある。


そんな風に、大抵の民族は、絶妙な食品のマリアージュで、足りないアミノ酸を補っているるのです。パンとお肉も、米と味噌の関係と同じように、お互いに欠けたものを補ってる。


それ一つで、タンパク質源として完璧=プロテインスコアが100、の食べ物は、卵とシジミだけなのですが、他の食材は、複数を組み合わせることで、必須アミノ酸を満たします。





偏食は恒常的なアミノ酸不足の原因


となると、昔政府が推奨していた、「一日三十品目」というのが「確かになぁ…」って話になってくるんですね。


どれか一つ、こればっかり食べるというのを、「偏食」といいます。


長年、同じ食生活を続けてしまうことが、私たちに良くありますが、その問題点は、「決まったアミノ酸が恒常的に不足する」という問題です。





一日に必要なタンパク質の量


コレステロールの問題で、卵は一日、1つか2つ…と、言われていましたが、今は、もっと卵はたくさん摂っていいという意見が優勢です。


プロテインスコア100の卵を、一日3~4個食べたとして、必要量は摂れません。


タンパク質の必要量は、その人の体重gだからです。


体重60キロの人は、60gのタンパク質を摂らなくてはならない。


でも、卵がいかにプロテインスコア100の食品であっても、含まれているタンパク質の量は、たった6gとかです。


つまり10個食べないと、必要なアミノ酸を満たし切ることは不可能。


一回食べたらしばらく大丈夫!


とかではないんです。毎日!卵を10個摂らなきゃいけない…なんてなると、アスリート以外無理ぽな話です。





タンパク質のファイナルアンサー


卵はなんとか4つくらい食べる。


そして、後は、まんべんなく、色んな食材を摂る。


「身体を治したい」人は、プロテインで20g以上加算!


そのプロテインに不足しているアミノ酸を他の手段で追加!


※アミノ酸スコアが100と謳っているプロテインは良くありますが、プロテインスコア100と書いているプロテインは見たことがないです。牛乳のプロテインスコアは80。満点じゃないってことを覚えておいてください。


牛乳由来のプロテインを摂るなら、トリプトファンとスレオニン、ヒスチジンあたり、何かで追加した方がいいかもしれません。


プロセスチーズは頻繁に食べた方がいいかも。トリプトファンとスレオニンが多いです。





必須アミノ酸の強化法


バリン…食欲低下の悪循環を起こしている人…レバー、プロセスチーズ、豆腐、


イソロイシン…身長を伸ばしたい、若返りたいなら…クロマグロ、卵、


ロイシン…筋肉が少ないなら…カツオ、鶏むね肉、卵


メチオニン…痩せたいなら…クロマグロ、豚ロース、鶏むね肉、無調整豆乳


リジン…糖質ばかり食べている人は不足気味。体の組織修復には必要…カツオ、アジ、凍り豆腐


フェニルアラニン…メンタルの為にとくに必要…牛レバー、鶏むね肉


トリプトファン…メンタル…カツオ、牛豚レバー、鶏卵


スレオニン…脂肪肝が気になる人は…クロマグロ、豚ロース赤身、凍り豆腐、プロセスチーズ


ヒスチジン…貧血と関係…カツオ、クロマグロ、マイワシ





必須栄養素はタンパク質だけじゃない


言うまでもないかもしれませんが、絶対食べなきゃいけない栄養素は、タンパク質(アミノ酸)だけじゃありません。



ビタミン類…ビタミンという言葉自体が、「絶対食べろ」という意味です。


ミネラル…これまた、ビタミン同様、摂らなきゃ正常でいられません。


食物繊維…絶対食べなきゃいけないものです。




逆に、意識して摂らなくても、ふつーに摂れるものがあります。


糖質、カロリーです。




野菜を食べてくださいとは、私は一言も書いていません。


野菜だけでは、必要なミネラル、ビタミンが摂ってしまえません。


ビタミン、ミネラルについてはまた項を改めます。




 

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)


大阪の女性鍼灸師


子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。


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発行者 はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-16-18

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